憧 憬 の 轍
2018年7月29日 走り去る者
北東北の各地で夏祭りが始まろうとしている。
その他各市町村の祭りで8月は何処へ行っても祭りだらけ。
最終日深夜の「五社別れ」の後に見る山車の送り絵は、まるで夏の後ろ姿のように物悲しい。
先週末のツーリングに参加できなかった特攻隊長が企画した「早朝ツーリング」。
別名「朝錬」だ。クラブ活動か何かの朝練習ですか?
なんて言われながら集合出発は午前4時半。
今日の「朝錬」はGB250のテストでもあった。
ところがまたしても同じ症状が出てしまった。
解体と始動を繰り返して、
キャブレターのスロットルバルブ(スロットルピストン)の張り付きが原因だと分かった。
作業場ではT氏のXLR250R-BAJAもオイル滲みの修理を待っている。
クランクケース右側のクラッチカバーにクラックが見つかって以来、
あの手この手で修理を試みてきた。
最大の原因はクラック周辺の歪みだ。
およそ0.3~0.4㎜、厚手のガスケットや
併用する液体ガスケットで対処できると考えてきたが滲みは止まらなかった。
対処方法はもう「面研」しかない。
たまたま遊びに来ていた「樵の巨匠」は
カーボン・ナントカをグリセリンで溶いてガシガシ磨けと言うが
そんなものは作業場にはない。
歪みが僅かで一方向なので耐水紙にオイルを張って歪みを修正した。
GB250のキャブレター 詳細は後日
XLR250R-BAJAのクラッチカバー面研
新しく切り出したガスケットを入れ
カバーを止めるボルトのトルクを揃えようとしていてアクシデント発生!
何故か下部の2本だけがスタッドボルトなのだが、
その1本が締め付けトルク1kgf・㎝にも満たないうちに破断してしまった。
スタッドボルトのストックは無いので6角穴付きボルトにワッシャーを入れて応急処置とした。
暖機を15分ほどした後、作業場周辺を走ってみたが今のところオイル滲みは見られない。
千切れるような感じで破断
右側のボルトが応急処置
日が暮れる頃、GB250のキャブレターの対処方法で既にアタマはオーバーヒート寸前だ。