憧 憬 の 轍
2019年5月19 日 時代と感覚
沖縄地方が梅雨入りする頃、北東北では初夏を思わせる好天が続く。
今年は気温の上り方が例年より遅いような気がするが、昼間は半袖のシャツが着たくなる。
そして沖縄地方の梅雨が明ける頃、本州は梅雨入りし、北東北は真夏を目前に梅雨入りする。
梅雨が長引けば実質的な夏は無いまま秋を迎える事になる。
北東北のバイク乗りにとって、梅雨の時期は冬とはまた別な意味で恨めしい。
寒い訳でも雪が降っている訳でもなく、道路が凍っている訳でもないのに気持ちよく走れないからだ。
昨日、修理を終えた『落雷魔人・M氏』のYAMAHAXT-250 SEROWが帰還した。
朝イチで引き取りに来て、その後は孫を乗せて走っている姿が目撃されている。
バッテリーのジャンプ1発、〇万円也だったが、次の週末のツーリングよりも孫の笑顔の方が彼には何倍も価値があったようだ。
今回のSEROWの修理で思ったことがある。
「キャブレターの付いていないバイクに乗るくらいなら、バイクはやめる」と息巻いてきたが、キックスターターも同じだと言う事。
キックスターターさえ付いていればセルモーターが壊れてもエンジンをかけれることが出来る。
エンジンがかからなければバイクは走れないんだから。
改めて言う。
「キャブレターもキックスターターも無いバイクに乗るくらいならバイクはやめる」。
このバイクにもキックスターターは無い
C100から借用した試験用キャブレター
SEROWが片付いて作業場は長期プロジェクトの「C92-R」とCA105Hの2台体制になった。
電気関係に詳しい『ギタリスト・T氏』にコンデンサの状態を見てもらったところ「パンクしてますねぇ」だった。
その結果を待たずに新しいコンデンサは手配済みだったので、早速交換してエンジン再始動。
しかし結果は芳しいものではなかった。
始動後の低速は以前より確実に安定しているが、ある程度アイドリングして止まってしまう。
燃料切れを起こしたよな止まり方はやはりキャブレターだろうか?
これで何度目になるのか、キャブレターを分解し、1次コイルもベースごと外し原因にを考えてみる事にした。
幸いにも今日に限って作業場は静かだ。こんな夕暮れは、やっぱり・・・。
コンデンサの新旧
こんな夕暮れもたまにはいい。 “ハイオク”だしね
最近何やらMaid in Chainaの125ccを手に入れ喜んでいると噂の『ジャミフレンズ』首領の『悪友のKEN』。
『ジャミフレンズ』の呼び名の元が型の古いSUZUKI JIMNYなのは誰もが知っている。
『悪友のKEN』の相棒こと『JAZZのタカ(自称)』も“ジャミジャミ”したJIMNYが愛車だ。
さらに『2st将軍』はエンジンを制御するプログラムにまで手を加えてカスタムと言えば聞こえがいいが、はっきり言って違法すれすれの改造車。
『林道2号』こと特攻隊長は最終型を娘を騙して(?)買わせ、いずれは自分の物にしようと企んでいるらしい。
そんな「病気持ちども」に聞かせてやりたいひと言が・・・。
「あの軽トラ、カッコイイ!!!」
カッコイイ「軽トラ」だってよ、どうする? でも、確かに・・・