憧 憬 の 轍
2021年2月16日 改めて(検めて)備えるしかない
各地の被害が次々に報じられている。
さらに台風並みに発達しそうな低気圧は雨を降らせ、吹雪を伴う。
2016年の熊本地震の時のように相次ぐ天災、
さらに新種株を次々に生み出すCOVID-19。
こんな時に「願い」や「祈」と共に人は宗教的な信仰を深めるのかもしれない。
最近の宅配便の速さには脱帽するばかりだ。
日曜日(14日)夜に注文した部品が昼過ぎに東京から届いた。
注文した時点では自動返信メールによる受付だったが、
月曜日の午後に発送されていた。
コンピューターやインターネット環境が整っているからこそ成し得る事だと思っている。
届いた部品は先週末、
シリンダーヘッドのガスケットと共に交換しようと決めた特殊なシーリングワッシャーだ。
単に厚手の銅製シーリングワッシャーなら、
オイルストーンで磨き直して再利用しても大丈夫だと思っている。
しかし内側にゴム製のワッシャーが付いているこれは交換する以外にない。
CB350Fourには使われていなかったこのワッシャーは一種の対策部品だと思う。
早速他のナットと共にトルクを掛けた。
規定値は本文では200㎏・㎝となっているが、
一覧表では1.8~2.0㎏・m。これを2.0㎏・m±10%と考え2.0㎏・mで。
明日の夜にでもトルクの抜けを確認し週末には組み終えたいと思っている。
作業場に集まるバイクの多くは応急対応できるようにオイルシールやOリングなどの補修部品をストックしてあるが、
今後も維持していくために一度点検しておかなければならない。
「備えあれば憂いなし」とは言うが、
備える事は案外容易ではない。
なぜなら何に対して備えなければならないのかが分からないからだ。
実質的にあらゆる事象に備える事は出来ないのなら出来る限りの事をするしかない。