憧 憬 の 轍
2022年6月19日 万全と言えるなら
先週、市役所から配られた新しい津波のハザードマップを見直した。
慢性化しかけた不安が過ぎるが天災に抗う術は無い。
7月初旬に予定している車検に向けてこの週末もW1の整備。
私の体重ではクソ重いキックスターターを踏み下ろすためには少々コツがいる。
センタースタンドをかけた車体の右側でまずは右足でステップに立ち、左足はクックスターターに。
そして全体重をかけて踏み降ろすのだがこれがなかなかの重労働だ。
完全に踏み下ろし、初爆があればその後はすぐに始動してくれる。
車検場には自走して行く予定なのでアイドリングや吹け上り具合を調整するつもりだったが、タペットの音が気になり再調整する事にした。
冷間時の間隙は0.05~0.07㎜。
ピストンを上死点にするためにはキックスターターを踏んでクランクを動かすしかない。
直接クランクシャフトを回せる小窓があれば楽だが、W1にそんなものは付いていない。
上死点前5度を表すマークが見えるボルト穴は左側、キックスターターは右側だ。
バルブクリアランスを調整し直し再びエンジンを掛けようとした時、キャブレターがオーバーフローしている事に気が付いた。
量的には僅かだがキャブレターのフロートバルブは交換していない。
さらにタンクを外してみるとコックからもれていた。
コックのメンテナンスキットが高価だったのでHONDA純正部品のパッキンで修理したつもりだったが、不完全な仕事をしてしまった事になる。
次の週末に結果を出すために用意しなければならない事だけでなく確実な作業が求められる。
緊張感。