嵐はこれから

憧 憬 の 轍

 

2022年9月18日 嵐はこれから

 

 

天気予報や台風の進路予想から目が離せない1週間だった。

 

15日に見た台風14号の雲域の広さは既に大型台風の様相を成していた。

 

同じ大型でも11号は大陸寄りの進路をとったが、14号は日本列島を縦断するような進路が予想されている。

 

明日からも天気から目が離せない。

 

 

 

 

『樵の巨匠』のガレージではCRキャブレターを付けたKAWASAKI Z400FXの再生をそっちのけにTY175の再生作業が続いている。

 

当初は保安部品を付けて公道を走れるようにする事も考えていたが、元来コンペティションモデルなのでナンバープレートを付ける事はひとまず考えないことにした。

 

作業を進めれば進めただけ問題点が見つかる。

 

出来るだけ手も金もかけたくないが各所に手が付けられまくっている。

 

そしてそれらはどれも完璧なものでは無かった。

 

例えばフレームにしてもガセットは切り取られ、後部は切断されたままだった。

 

 

 

このフレームをどうする?


                    

 

 

 

ガセットは作り直した



 

 

 

さらにエンジンもシフトレバーのシャフトはグラグラと上下左右に振れている。

 

まともな変速が出来そうにないのでカバーを外してみると中はグリスで満たされていた。

 

からしモリブデングリスのようだが・・・。

 

まずはこの古いグリスを洗い流してシフトシャフト周りを見たい。

 

 

 

グリスで満たされていたがニップルは無い


          

 

 

 

新しいものではない事だけは確かだ



 

 

 

一種のレバーを介してシフトシャフトを動かす独特な造りだが、この独特なレバーにも手が加えられた跡が見られた。

 

摩耗したレバーを溶接で肉盛りしたのかも知れない。

 

あるいは破断したのかも知れない。

 

いずれにしてもシフトシャフトのグラつきはシャフトを支えるカラーの摩耗が原因なので、根本的に別な問題だ。

 

カラーを外してベアリングを入れるとかカラーを作って入れ直すとか、言うのは簡単だが作業は簡単ではない。

 

それにしてもかなり雑に扱われて来た車両だと思う。

 

コンペティションモデル=競技用の車両だから・・・。

 

そう考えるのは何かが違うような気がする。

 

 

 

グリスを洗い流してみると・・・


                 

 

 

 

変形? 溶接痕?



 

 

 

次々と新しい部品が必要になる中、『樵の巨匠』は部品取りにと同型のエンジンを某オークションで落札したらしい。

 

さらに後部を切断されたフレームを再生するために炭火を熾し鋼管を曲げていた。

 

 

 

炭火とエアガンでFIRE!


                   

 

 

溶接は後で



 

 

 

切りっぱなし~


                          

 

 

 

毎日のように新しい部品が届く・・・



 

 

 

明日は敬老の日だ。

 

2003年以降9月の第3月曜日となったが、それまでは9月15日だった。

 

祝日法が改正されて連休が増えたが、どんな効果があったのだろう。

 

元来祝祭日の制定には日付に理由があったはずだ。

 

九州や四国地方は既に暴風域に入り、徐々に近畿や東海地方も荒れ始めたようだ。

 

東北地方北部は20日頃から天気が崩れると報じられている。