憧 憬 の 轍
2023年1月5日 雪の降る音
北京共同は、中国では春節の海外旅行の予約件数が前年の6.4倍に増えたと報じた。
また旅費も平均で32%増らしい。
行先はオーストラリア、タイ、日本の順だと言うが中国はCOVIT19対策を8日に抜本的に緩和すると発表している。
いわゆる「ゼロコロナ対策」を終了させるつもりらしいが、1月のカレンダーを破り捨てる頃に新たな変異株などのニュースが飛び交いそうだ。
オイルシールの発注ミスのために‘75 CB400Fourのクランクケースは仮合わせのままだ。
腰下から順序良くシリンダーヘッドまで組んでフレームに載せる予定に変わりは無いが、オイルポンプやスターターモーターのメンテナンスを先に済ませる事にした。
モーターのケースを開けてブラシの残量を測ってみた。
新品は約11㎜だが約10.5㎜。
マニュアルに記された使用限度は5.5㎜なので交換する必要はない。
ダストも少なかったので導通を確認して軸受けにグリスを入れて終了。
続いてはピストンリングの組付け。
トップリングのマークが良く見えないのは刻印が薄いからなのか、自分の視力の問題なのか。
新品を古いリングと並べて気が付いたのはオイルリングの形状が変わっていた事だった。
年末年始の休みを利用して『チャレンジャーのタカシ』はイタリア娘ことAprilia climber 240Rのタイヤ交換。
オゾンクラックが激しかったばかりでなく、チューブの口金部分からの空気漏れもあった。
古いタイヤは硬く、サイズのわりに外れにくい。
そしていつの間にか足元には砂が落ちている。
前オーナーが競技に使った際にホイール内に入ったものだろう。
トライアル競技では0.5㎏/㎠以下まで空気圧を落して使うと聞いた事がある。
メーカーによって指定の空気圧があるが0.3㎏/㎠のタイヤもあるとか。
それにしてもタイヤ交換をするたびに『特攻隊長』が現れるのはなぜだろう。
連日の新年会ラッシュで飲み疲れ感を引きずる『編集長』は昨年から手を付けているCB400SFのブレーキの組み立て。
パーツリストとマニュアルを読んでから慎重に作業を進める姿は見習わなければならない。
時代が違うとは言えCB400SFのマニュアルは‘75 CB400Fourの5倍くらいの厚さがある。
飲み疲れ感があるのは『編集長』だけではない。
『樵の巨匠』も年末から毎晩続いているようだ。
昨年末に自作のプレス機にかけていたアルミ板で作っていたのはTY175のフェンダーステーとサイドカバー。
タンクと共に塗装する予定をアルコールが邪魔しまくっている。
昔は右手にスプレーガン、左手には缶ビールだったのに・・・。
夜中に降った乾雪が日の出と共に湿雪に変わり、さらに霙に変わる。
積もった雪の嵩が目に見えて低くなる。
この週末を過ぎた頃からまた寒気が入り乾いた雪が降るのだろう。
屋根を滑り落ちる雪の音を聞くことも、しばらくは無くなりそうだ。