憧 憬 の 轍
2025年 12月7日 冬至より湯治
今季最強レベルの寒波が・・・、今年もニュースや天気予報を観るたびに耳目にする「常套句」の季節だ。
確かに急激に気温は下がり、今季初の真冬日にもなった。
日本海側だけでなく太平洋側でもそれなりの積雪があったが、このまま根雪になるとは思えない。
小雪でも寒さの厳しい冬もあれば暖冬でも雪の多い冬もある。
本格的な冬を間近にして想いだけが来春に向かっている。
12月1日、8月から改修工事のために休業していた古遠部温泉が営業を再開した。
当面は素泊まりと日帰り入浴だけらしいが、あの湯が守られた事を喜んでいる。
クラウドファンディングで集まった金額は望んでいた額には到底及ばなかったと推測できるが、改装された浴室の写真を見ると往時の面影が残っている。
しばらくは予約が途切れないだろうが、落ち着いた頃に訪ねてみたいと思っている。
出来る事なら1泊でトド寝三昧したい。
『樵の巨匠』が再生中のBMW R100のエンジンに手を付け始めた。
クランクケースを塗装するためにシリンダーを外したが、シリンダーとクランクケースの間にはガスケットが入っていなかった。
スカート部分と4本のスタッドボルトの内の2本にだけOリングが入っているだけだった。
ガスケットに関しては年式によって入ったり入らなかったりするらしいがスタッドボルトの上側2本にだけOリングが入る理由が分からない。

滲みだしたオイル汚れの清掃から

外したシリンダー
ピストンをシリンダーに残してピストンピンを抜いたのは横着しているのではなくマニュアルにも書かれていた解体手順だった。

スタッドボルトの上側にだけOリングが入る

Oリングが入る溝も上側だけ
BMWの歴史は20世紀初め頃から第1次世界大戦時に航空機のエンジンメーカーとして始まった。
1923年に初めて作られたR32以来水平対向のエンジンを作り続けて来た。
円形のエンブレムはプロペラを表している。
現在では他の形式のエンジンも製造しているが、2輪車に水平対向エンジンを用いているのはBMWだけだ。
さらに他社のエンジンとは異なる機構が多いが、乾式の単板クラッチやシャフトドライブはこの型の伝統的な特徴だ。
また2輪車に初めてABSを採用したのもBMWだったし、テレレバーフロントサスペンションやパラレバーリアサスペンションなど独特な機構はエンジンだけではない。
4輪車においては多気筒の水平対向エンジンを搭載した車種は少なくない。
日本で水平対向エンジンと言えばまずSUBARU(富士重工)の名が上がるが、その源流には中島飛行機がある。
零式や一式戦闘機をはじめ多くの航空機の開発や製造を担い、YS11の開発にも携わったメーカーだ。
水平対向エンジンは航空機用のエンジン開発から生まれたものかも知れない。
それにしても零式艦上戦闘機(いわゆるゼロ戦)に搭載された「栄(ハ25)」エンジンは空冷二重星型14気筒、紫電改の「誉(ハ45)」エンジンに至っては18気筒だ。
それはBMW R100の水平対向2気筒さえ理解に苦しんでいる者には永久に理解できない世界かも知れない。

チェーンテンショナーは至ってはシンプルだ

オイルシールはBMWからNOKへ
「OHMACHI BASE」に戻りVMX12に付けるサイドバッグの事を考えた。
結論から言えば車体とバッグとの干渉を出来るだけ減らせばいい。
市販のサイドバッグサポートはどれも同じような形状で、問題を簡単に解決できるとは思えない。
所詮はバッグもサポートも汎用品、専用設計ではない。
グラブバーの位置やサイレンサーを吊っているステーは変えようがないので市販の製品の形状を忘れて作る事を考えてみた。
結果、下手な小細工をするより単純な方法の方がよさそうだ。
廃品の中にあった塩ビパイプをサイレンサーのステーに仮留してみた。
アルミパイプでこれを作り、ウレタンなどの緩衝材を捲けば要は足りる。
問題はパイプとステーの固定方法だ。

廃品の中にあった塩ビパイプで

バッグとの干渉を減らせばいいのなら・・・
サイドバッグを使う時にだけ使うサポートなのだから固定方法も出来るだけ簡単にしたい。
鋼管の足場材で使う自在クランプのような物を探してみるか・・・。
『林道2号』ことT氏の力を借りて作ったVMX12のスピードメーターの文字盤に不満は無いが、文房具を買いに出かけた先で見つけたOHP用のシートが興味深かった。
前回の薄い乳白色の物より厚手で完全に透明、さらに材質も違う。
レーザープリンター以外には対応しない製品だった。
再びT氏の手を煩わせ前回のデータを使ってプリントしてもらったが、今回は貼り重ねる作業をより確実にするために文字盤の外側に90°刻みのポイントも付けてもらった。
簡易的ながらライトテーブルも作ってみた。
前回は3枚程度だったが、今回は4~5枚程度貼り重ねる必要がありそうだ。

簡易的でもライトテーブルは正解だった

4~5枚程度貼り重ねる必要があるようだ
12月を迎えて京都をはじめとした西日本の紅葉の名所も見頃を過ぎようとしている。
出来る事なら時間を気にせずに錦秋の京都をゆっくり見て歩きたいと思って久しい。
対して本州の北の果てでは既に色付いた葉は無い。

ネコヤナギも冬支度

この柿の木は今年もこのまま冬を越すのか・・・
冬至まではまだ2週間ほどあるが極端に日が短くなったような気がする。
冬へ向かう時期は気が重くなる事が多い。
冬至を境に季節が春へと向かうと言う感覚は北国に生まれ育った者ならではのものかも知れない。
実質的には冬の最も厳しい時期はもう少し先だが、冬至を過ぎれば少しだけ春が近くなるような気がする。