Tomorrow Never Knows

憧 憬 の 轍

2025年 12月28日 Tomorrow Never Knows

遅れて来た今年のクリスマス寒波は26日の朝に雪を降らせた。

帰路に就いたサンタクロースにとっては好都合だったのかもしれない。

今年最後の週末は雪がうっすらと積もっている程度で、このまま年を越す事になりそうだ。

雪の事も気温の事も気になるところだが、26日深夜(午前1時17分)、震度3を観測する地震が起きた。

8日の地震の余震と思われるが、この冬の心配事がひとつ増えたと言ってもいい。

 

 

クリスマスと言っても街に活気は感じられない。

商店街の衰退とともに街路を彩るイルミネーションも減った。

米軍基地の前には大きなクリスマスツリーが鎮座しているが、殺風景な彩が反って寒々しくもある。

かつての商店街の一角に古くから営業している「丸中ドライクリーニング」がある。

およそ60年前に店主が家族のために飾ったクリスマスツリーは今や店を彩るイルミネーションになった。

数年前からこの季節に通りかかるたびに気になっていた店だった。

 

「丸中ドライクリーニング店」



 

ちょっと覗いて見たくなる



 

しっかり洗濯屋さんとして営業中

路地の片隅にあった「なごみ」



 

毎年この時期になるとテレビでも新聞でも1年を振り返るような特集が組まれる。

明るい話題は多くない中で、ほんの一瞬でもいいからそんな事を忘れていたいと思う。

 

 

数年前から大晦日の夜は1年分のBlogを読み返して過ごしている。

週末ごとに缶ビールを片手に書いている駄文なので、誤字脱字も不適切な表現も日本語としておかしな文章も多い。

赤ペン先生」ではないがマーカーでプリントに印をつける。

そして訂正後、「書庫」と呼んでいるスチール製のロッカーにファイルを収めるのはいつも正月休みが終わる頃だ。

除夜の鐘を聴く頃には酔いも回り、初詣に向かう人たちの声も通りに響く。

こうしてまた今年も過ぎて行くのだろう。

Amazing Grace

憧 憬 の 轍

 

2025年 12月21日 Amazing Grace

 

冬至を明日に控えたこの週末の小春日和、暖かいだけに日の短さが恨めしい。

予報によれば気温は明日から急激に下がるようだ。

最低気温が氷点下でも日中の気温がそれなりに上がれば、本格的な冬はまだ先だと思ってしまう。

朝にうっすらと積もっていた雪が午後には溶けて、夜にまた降る。そんな事を繰り返して冬が過ぎて行く。

今年も残すところ10日となった。

年末年始は時間的なひとつの区切りだとしても、何かが劇的に変わる訳ではない。

それでも何かを期待したい気持ちになってしまう。

 

 

 

 

月刊「Bikers Station」の記事を再編集し、2010年にモーターマガジン社から出版された「Carburetor Note1」と「Carburetor Note2」、さらに数年後に出版された「Carburetor Note 完全版」は書店で見かけるたびに時間を忘れて立読みしてしまう内容だった。

それが今や古本市場では驚くような値が付いている。

「Carburetor Bible 令和最新版」。本の装幀もよろしければ値段もよろしい訳で、懐具合には今季最大級の寒波到来だったが、迷っている暇はなかった。

「少々早めの自分へのクリスマスプレゼント」などと都合のいい言い訳をしながらも買ってしまった。

 

Carburetor Bible令和最新版



 

やっぱり奥が深い・・・



 

日本を代表するキャブレターメーカーはやはりMIKUNIとKEIHINだと思う。

海外に目を向ければ、イギリスのAmal、アメリカのlectron、イタリアのDell‘Orto、ドイツのBingなど。

どのメーカーも独自の技術で多くの製品を開発してきたが、MIKUNIとKEIHINほどキャブレターを熟成させたメーカーは無いと思っている。

そもそも初期のキャブレターは今のようなベンチュリ効果によるものでなく、アルコールランプのような芯を用いたものだったと、何かの本で読んだ記憶があるが、実物を見たことは無い。

1900年代になって負圧式のキャブレターが開発され、1900年代中期、主にヨーロッパで新しいキャブレターが盛んに作られた。

日本のMIKUNIがAMALのキャブレターをライセンス生産していた話は有名で、自社開発によるVM20(ロゴはAMAL392)が世に出たのは1959年だったし、KEIHINにしても1956年創業で、主に小型車用のキャブレターを生産していた。

 

1980年にKAWASAKIから発売されたKZ1000HはキャブレターではなくEFI(電子式インジェクション)が採用された。

他にもEFIを採用したバイクは幾つかあったが、この時代のEFIはまだ技術的に未熟で、後にすべてキャブレター仕様に戻される事になる。

しかし2000年代に入り技術は飛躍的に進歩し、排ガスや騒音対策から今やキャブレター仕様のバイクは作られなくなってしまった。

確かに今のEFIは各種のセンサーが拾い上げた情報をプログラムが完璧に管理し最適な燃焼状態を作り出す。

それに比べればキャブレターは曖昧な機械かもしれない。

しかしベンチュリ効果を用いたキャブレターが開発されてからおよそ100年の間に繰り返された試行錯誤や蓄積されたデータが現在のEFIに生かされているはずだと信じている。

『樵の巨匠』が再生中のBMW R100に使われているキャブレターはドイツ車らしくBing製だ。

今はシリンダーやシリンダーヘッド周りに滲み出たオイルやカーボンの始末に忙しい。

溶液をステンレス製のバットに入れ、薪ストーブの上で温めながらゆっくりとオイルやカーボンを落とす。

気長な作業だが最も有効な手段でもある。

 

シリンダーヘッドはサンエスK1の風呂に入浴中

ピストンとバルブはアカスリ完了

 

『編集長』が持って来た花梨の実は、このままでは「冷蔵庫の肥し」になってしまいそうなので果実酒にする事にした。

調べてみると花梨の使い道は結構あるようだが、シロップやジャムは栗の渋皮煮と同じくらい手間がかかりそうだった。

生食に適さないのは果肉に石細胞があるため非常に硬く、また「アミグダリン」と言う毒性のある成分が含まれるため、生で多量に摂取すると吐き気、眩暈、頭痛などの症状が出るらしい。

そこで果実酒なら切って漬け込んで、後は待つだけだべ?

と言うワケで・・・。

花梨の実1㎏に対し氷砂糖が200~400g、ホワイトリカー1.8ℓを目安として、毒見、いや味見は半年後。

栗、柿、花梨・・・。

次は何だ?

 

硬~い実をパッカーンと・・・



 

種入りと種抜き 合計1.8ℓ



 

 

Windows10のサポートが終了したが買い替える予定は今のところない。

オンラインでネットバンキングや証券取引をしているわけではないし、これまでと同じく怪しいメールやサイトに注意していれば大きな問題は無いと思っている。

Windows11への移行を促すコマーシャルだらけだが、やはり安くはない。

その背景にはメモリー製品の急激な高騰があるらしい。

年末を目前に物価の高騰が深刻さを増す中、唯一ガソリンだけが暫定税率の廃止を受けて安くなっている。

減った税収をどう補填するのか、国会議員のセンセイ方の「身を切る改革」がさらに問われる。

 

 

 

真冬日の思惑

憧 憬 の 轍

2025年 12月14日 真冬日の思惑

8日深夜の地震八戸市で最大震度6強を観測した。

午後11時15分頃の事だったので、夜が明けてから様々な被害が報告されだした。

それからほぼ1週間、被害の数は日増しに増えている。

鉄道の橋脚の破損、港のコンテナターミナルの地面の亀裂、国道の陥没など、どれも震度を考えればまったく不思議ではない。

建物の被害が思いのほか少なかったのは耐震補強や様々な対策の成果かも知れない。

問題なのは上下水道や道路、通信などのいわゆるインフラ(infrastructure)の古さだ。

気象庁は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表し警戒を呼び掛けているが、これまでの経験からも当分の間は注意を怠らないようにしなければならない。

8日深夜、ガソリンスタンドに並んでいた車の列やコンビニエンスストアで水やインスタント食品を買っていた人達を見て「教訓」と言う言葉を思った。

 

 

 

 

VMX12のサイレンサーのステーを利用してサイドバッグのサポートを作る事を考える中で、SUS社が販売している「G-FUN」と言う特殊なアルミパイプの事を思い出した。

強度や軽さだけでなく様々な種類のコネクターも用意されている。

以前、これで車中泊用のベッドを作った事もあった。

 

結構使えるがコネクターは安くない



 

この断面がミソなんだよなぁ



 

サイレンサーのステーに固定するためのコネクターを探していて見つかったのはコネクターではなくRALLY591のアルミ製のキャリヤだった。

もちろん中古だが新品の1/4程度だったのでコネクターの事は忘れてこれを購入した。

形状と取り付け位置から不完全ながらもサポート代りになりそうだ。

歪や曲がりさえ無ければ経年劣化による汚れやクスミは問題ではない。

 

床に平置き 曲がりや歪は無かった



 

アルミは磨けば光る



 

XL250Rのようにキャンプツーリングに特化したバイクにするつもりならキャリヤを取り付けたままで構わないが、VMX12にはキャリヤやバッグを付けたままにしたくない。

少々手間がかかるが必要な時にだけ取り付けて乗りたいと思っている。

そのためには取り付けも取り外しも出来るだけ簡単にしたい。

このキャリヤはグラブバーの上から4ヶ所で固定するように設計されている。

前側はボルトを30㎜程度長いものに替えれば済むが、後側はフラッシャーと共締めになる。

すなわち一度フラッシャーを外さなければ取り付けも取り外しも出来ない。

フラッシャー自体を外すのは簡単だが配線はリアフェンダー裏側のインナーフェンダーまで外さなければ取り出す事が出来ない。

そこでフラッシャーを取り付けるためのプレート部分に少々手を加えた。

 

このままではフラッシャーを外さなければならない



 

後方からスライドさせて差し込むように



 

フラッシャーを外さなくてもキャリヤの脱着が出来るようになったので早速サイドバッグを付けてみた。

キャリヤは完全ではないがサポート代りになっている。

 

さすが専用設計



 

サポート代わりにもなっている



 

このキャリヤやサイドバッグを使うのは半年以上も先の事だが、この種の作業は一度手を付けると中途半端で終わらせたくない。

バッグとの干渉が最も気になるサイレンサーのステーには厚手のウレタン材を巻いてみた。

走ってみなければ何も分からないが、とりあえずこれで様子を見る事にした。

またオマケで付いて来た汎用のサポートも今後、何かの役に立つかもしれない。

 

車体との位置関係も悪くない



 

サイレンサーのステーに巻いたクッション



 

本来ならばキャブレターからガソリンを抜き、バッテリーも外して冬支度をするべきだがVMX12にはまだ何もしていない。

バッテリーは補充電をしながら週末ごとにエンジンをかけてこの冬を過ごす事も考えている。

昨夜の雪は雨に変わったが決して暖かくはないし、冬至を目前にしてやはり日が短い。

冬至(今年は22日)の後はクリスマス、そして年末だが、街にその賑わいは感じられない。

 

春を待つ



 

草木も春を待つ



 

今年も『林道2号』ことT氏の庭からいただいた栗を渋皮煮や揚栗にし、津軽地方の友人から届いた約100個の渋柿は干し柿にした。

短くなってしまった秋はあっと言う間に過ぎて今はもう雪が降っている。

『編集長』が花梨の実を持って来た。

袋を開けた途端にいい匂いがして思わず手に取ってみたが、花梨の実は生食には適さない。

シロップ漬けやコンポート、果実酒などの用途がある事は知っているが経験はない。

とは言え果実なので傷む前にどうにかしなければならない。

果実酒にした場合、半年以上かかるらしい。

花梨の花言葉は「唯一の恋」、「努力」。恋は予測不能な事なので考えても意味がないが、努力か・・・。

 

いい匂いがするんだけど・・・



 

硬い・・・



 

 

 

八戸の舘鼻岸壁朝市は今や国内最大級の朝市との呼び声も高い。

14日、「北海道・三陸沖後発地震注意報」が発表された中でも開かれた。

しかし出店数は限られ、客足も普段の半分程度だった。

その原因を単純に今回の地震と結びつけたくはない。

もしそうだったとしても、これまでに何度も災害を乗り越えて来た人々は弱くはない。

八戸には古くから幾つもの市場があり、主に海産物や干物などが手に入る。

舘鼻岸壁の朝市は今や他の市場とは趣の違った朝市になったが、早朝から多くの人出がある。

やはり街には様々な「賑わい」が必要だ。

 

冬至より湯治

憧 憬 の 轍

2025年 12月7日 冬至より湯治

今季最強レベルの寒波が・・・、今年もニュースや天気予報を観るたびに耳目にする「常套句」の季節だ。

確かに急激に気温は下がり、今季初の真冬日にもなった。

日本海側だけでなく太平洋側でもそれなりの積雪があったが、このまま根雪になるとは思えない。

小雪でも寒さの厳しい冬もあれば暖冬でも雪の多い冬もある。

本格的な冬を間近にして想いだけが来春に向かっている。

12月1日、8月から改修工事のために休業していた古遠部温泉が営業を再開した。

当面は素泊まりと日帰り入浴だけらしいが、あの湯が守られた事を喜んでいる。

クラウドファンディングで集まった金額は望んでいた額には到底及ばなかったと推測できるが、改装された浴室の写真を見ると往時の面影が残っている。

しばらくは予約が途切れないだろうが、落ち着いた頃に訪ねてみたいと思っている。

出来る事なら1泊でトド寝三昧したい。

 

 

 

『樵の巨匠』が再生中のBMW R100のエンジンに手を付け始めた。

クランクケースを塗装するためにシリンダーを外したが、シリンダーとクランクケースの間にはガスケットが入っていなかった。

スカート部分と4本のスタッドボルトの内の2本にだけOリングが入っているだけだった。

ガスケットに関しては年式によって入ったり入らなかったりするらしいがスタッドボルトの上側2本にだけOリングが入る理由が分からない。

 

滲みだしたオイル汚れの清掃から



 

外したシリンダー



 

ピストンをシリンダーに残してピストンピンを抜いたのは横着しているのではなくマニュアルにも書かれていた解体手順だった。

 

スタッドボルトの上側にだけOリングが入る



 

Oリングが入る溝も上側だけ



 

BMWの歴史は20世紀初め頃から第1次世界大戦時に航空機のエンジンメーカーとして始まった。

1923年に初めて作られたR32以来水平対向のエンジンを作り続けて来た。

円形のエンブレムはプロペラを表している。

現在では他の形式のエンジンも製造しているが、2輪車に水平対向エンジンを用いているのはBMWだけだ。

さらに他社のエンジンとは異なる機構が多いが、乾式の単板クラッチやシャフトドライブはこの型の伝統的な特徴だ。

また2輪車に初めてABSを採用したのもBMWだったし、テレレバーフロントサスペンションやパラレバーリアサスペンションなど独特な機構はエンジンだけではない。

 

 

4輪車においては多気筒水平対向エンジンを搭載した車種は少なくない。

日本で水平対向エンジンと言えばまずSUBARU富士重工)の名が上がるが、その源流には中島飛行機がある。

零式や一式戦闘機をはじめ多くの航空機の開発や製造を担い、YS11の開発にも携わったメーカーだ。

水平対向エンジンは航空機用のエンジン開発から生まれたものかも知れない。

それにしても零式艦上戦闘機(いわゆるゼロ戦)に搭載された「栄(ハ25)」エンジンは空冷二重星型14気筒、紫電改の「誉(ハ45)」エンジンに至っては18気筒だ。

それはBMW R100の水平対向2気筒さえ理解に苦しんでいる者には永久に理解できない世界かも知れない。

 

チェーンテンショナーは至ってはシンプルだ



 

オイルシールBMWからNOKへ



 

 

「OHMACHI BASE」に戻りVMX12に付けるサイドバッグの事を考えた。

結論から言えば車体とバッグとの干渉を出来るだけ減らせばいい。

市販のサイドバッグサポートはどれも同じような形状で、問題を簡単に解決できるとは思えない。

所詮はバッグもサポートも汎用品、専用設計ではない。

グラブバーの位置やサイレンサーを吊っているステーは変えようがないので市販の製品の形状を忘れて作る事を考えてみた。

結果、下手な小細工をするより単純な方法の方がよさそうだ。

廃品の中にあった塩ビパイプをサイレンサーのステーに仮留してみた。

アルミパイプでこれを作り、ウレタンなどの緩衝材を捲けば要は足りる。

問題はパイプとステーの固定方法だ。

 

廃品の中にあった塩ビパイプで



 

バッグとの干渉を減らせばいいのなら・・・



 

サイドバッグを使う時にだけ使うサポートなのだから固定方法も出来るだけ簡単にしたい。

鋼管の足場材で使う自在クランプのような物を探してみるか・・・。

 

 

『林道2号』ことT氏の力を借りて作ったVMX12のスピードメーターの文字盤に不満は無いが、文房具を買いに出かけた先で見つけたOHP用のシートが興味深かった。

前回の薄い乳白色の物より厚手で完全に透明、さらに材質も違う。

レーザープリンター以外には対応しない製品だった。

再びT氏の手を煩わせ前回のデータを使ってプリントしてもらったが、今回は貼り重ねる作業をより確実にするために文字盤の外側に90°刻みのポイントも付けてもらった。

簡易的ながらライトテーブルも作ってみた。

前回は3枚程度だったが、今回は4~5枚程度貼り重ねる必要がありそうだ。

 

簡易的でもライトテーブルは正解だった



 

4~5枚程度貼り重ねる必要があるようだ



 

 

12月を迎えて京都をはじめとした西日本の紅葉の名所も見頃を過ぎようとしている。

出来る事なら時間を気にせずに錦秋の京都をゆっくり見て歩きたいと思って久しい。

対して本州の北の果てでは既に色付いた葉は無い。

 

ネコヤナギも冬支度



 

この柿の木は今年もこのまま冬を越すのか・・・



 

冬至まではまだ2週間ほどあるが極端に日が短くなったような気がする。

冬へ向かう時期は気が重くなる事が多い。

冬至を境に季節が春へと向かうと言う感覚は北国に生まれ育った者ならではのものかも知れない。

実質的には冬の最も厳しい時期はもう少し先だが、冬至を過ぎれば少しだけ春が近くなるような気がする。

 

 

小雪から大雪へ

憧 憬 の 轍

2024年11月30日 小雪から大雪へ

11月のカレンダーを破り去った。

1枚だけ残った12月が、暖房器具の温風に時折揺れる。

まだ暫くはまとまった量の雪は降りそうにない。

生まれてからずっと繰り返して来た季節の変遷。

子供の頃は雪が降れば降ったで楽しかったような気もするが、スキーに行かなくなってからは鈍色の空と朝方の凍てつく気温が煩わしい。

 

 

 

相変わらずVMX12のサイドバッグの事ばかり考えていた。

幾つかの方法が見つかったが、どれも今ひとつだ。

結論から言えば、フラッシャーを不本意な位置まで移設すれば今回用意したバッグだけでなく、さらに大型の物やパニアケースさえも取り付けが可能だが、年に1~2度程度のツーリングのために普段からその状態にしてしまうのはどうしても気が進まない。

バッグをもう120~130㎜程度前方に固定できればバッグはフラッシャーをかわす事が出来るが、給油の際に面倒な作業が付きまとう事になるのでこの方法は却下。

タンデムシートの座面がもう70㎜程度高ければ同様にかわす事が出来る。

仮にこのシートを模した形で座面が70㎜程度高いものをFRPやアルミ板で作る事も一案だと思っている。

パンク修理の道具と最低限度の補修部品(ヒューズや電球、ビス類など)を入れたケースが収まれば文句無しだが、近々に実現するとは思っていない。

 

フラッシャーの移設は考えていない



 

携行用パンク修理および補修部品



 

VMX12はチューブレスタイヤなのでチューブタイヤに比べ修理は楽だし時間も短くて済む。

工具類は小さなバッグに入れて持ち歩けばいい。

フラッシャーを移設するのではなくテールライトの側面に小型の埋め込み型のフラッシャーを増設しようと考えた。

普段は配線を繋がずにツーリングの時にだけ使う。

何分にも安物なので寿命も気になるが、まずは配線に抵抗を入れて取り付けの準備をした。

電気パッパラパーとしては、「電気は+側から-側に流れる」くらいの知識しかない。

一般的に売られている12/24V用のLEDにはカソード(-)側に抵抗が入っているものが多いが、アノード(+)側でも問題ないらしい。

抵抗は保管してあるLED関連の部品の中に丁度いいものがあった。

 

まだ使えそうなLEDなどは保管してある



 

フラッシャーは移設しないがバッグとの干渉を少しでも減らすためアーム部分を切り詰めた。

約20㎜切り詰めただけでかなり短くなったように見えるが、これでバッグをかわせる訳ではない。

やはりバッグを固定するためのサポートが必要だ。

埋め込み型の安物フラッシャーを仮配線しての点灯試験、単体だと小さいので視認性はあまり良くない。

 

約20㎜切り詰め



 

かなり短くなったように見えるが・・・



 

点灯試験 点滅OK



 

一応側方からでも視認できる



 

『林道2号』ことT氏の庭で今年も大量に拾わせていただいた栗は、そのほとんどを渋皮煮や揚げ栗にした。

栗が一段落した頃、津軽地方から送られて来た渋柿は干し柿にした。

種無し柿とは言え植物である以上は種子があるはずだと思い調べてみたが、電気と同様に説明文が理解できない。

突然変異なら考えても仕方ないが染色体数が偶数だとか奇数だとか・・・。

まぁ、美味けりゃ何でもいいべ!

 

見た目は悪いけど・・・



 

けっこう美味いよ



 

本格的に雪が降る前に済ませなければならない事だらけだが、11月最後の週末が終わる。

爾後の事

憧 憬 の 轍

2024年11月24日 爾後の事

まだ11月だと言うのに商業施設や街角でクリスマスソングを耳にする機会が増えた。

先週降った雪もすっかり溶けてしまったせいか、クリスマスや年末が近い気がしない。

ニュースは相変わらず対中問題とクマ関係が報じられている。

青森県西目屋村の道の駅ではこの連休に「白神ジビエフェアファイナル」と題したイベントを開催した。

特に人気だったのは「熊串」だったらしいが、「熊鍋」や「熊焼肉丼」などが想定をはるかに上回る売れ行きだったと言う。

熊だけでなく鹿や猪など、害獣として駆除されたものをジビエ料理に使う試みは各地で行われて来た。

焼却や埋設処分に比べれば有効な手段だと思う。

西目屋村だけでなく白神山地周辺には古くから伝わる「マタギ文化」がある。

猟で得た肉や毛皮などは山からの「授かり物」と言う考えで、彼らはむやみに猟果を挙げればいいと考えてはいなかった。

しかし今年のように獣害が多発するようになって事態は大きく変わっている。

懸念されるのは野生生物の実態調査も進まないまま銃猟数が増える事だ。

 

 

 

 

初雪を見たにもかかわらずOHMACHI BASEの前を走り去るバイクは少なくない。

長い距離を走るようには見えないが荷物を満載した車両も見かける。

最近はパニアケースを装備した車両が増えているので実態は分からないが、この季節に北海道を目指す者は、いないと言っていいだろう。

OHMACHI BASEのメンバーも越冬準備や遅々として進まないレストア作業だ。

「樵の巨匠」はいつの間には再生中のBMW R100の部品を買い込んでいた。

ついに勢い余って新品のステンレス製のエギゾーストパイプも・・・。

 

部品は並べてあるが・・・



 

エンジン本体の消耗部品の交換が先だって・・・



 

エンジン本体の作業が急務だね



 

フレームは搭載を待っている



 

「エンジンがかからねぇんだよな・・・」と言っても機械のエンジンがかからないのではなく、作業をしている者の気持ちのエンジンがかかっていないのだ。

しかしこの状態で無理にエンジンをかけてしまっても余計な作業が増えたり、いわゆる二次災害的な事になるのは分かっている。

所詮は趣味なのだから・・・。

 

 

VMX12に新しく用意したサイドバッグの件は解決策を見いだせないままだ。

テールランプの横に小型の埋め込み型のフラッシャーを増設することも考え、安物を用意してみた。見るからの安物だが防水性は悪くないようだ。

オレンジ色のレンズの中にLEDを入れて樹脂で固めただけだがパッキンがゴム製なので防振効果も期待できる。

取り付け位置は今後検討するとして、サイドバッグをもう少しだけ前に固定できればこれは必要なくなるかもしれない。

取り付けるとなれば配線に抵抗を入れる必要もあるので気長に考える事にした。

聞き覚えのある排気音に窓から外を覗いて見ると『編集長』がCB400SFで散歩の帰りだった。

 

安物のフラッシャー 問題は寿命だな



 

寒そう~



 

22日夜の「11月例会」で飲み過ぎたようで胃の具合が悪い。

自制しなければならないのだが・・・。

例会の時に編集した1年分の写真や動画を見た。

自分だけでなく10年前の姿に一瞬言葉を失いかけた。

髪の毛の色や量だけでなく、身のこなしが今とは全く違っていた。

僅か10年、されど10年。

バイクのレストアも然ることながら、自身のレストアを本気で考えなければならなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

編集長のおまけ~

11月例会~

あーもう1ヶ月しか残ってないんだな~

 

 

  

 

2025年 11月

 

10年前です~WW ↓↓↓

2015年 12月

熟慮と熟考

憧 憬 の 轍

2024年11月16日 熟慮と熟考

国会での首相に発言に対し中国の大阪総領事は「汚い首は斬ってやる」などとSNSに投稿した。

おおよそ総領事と言う立場にある者の発言とは思えない汚い言葉だ。

対中関係のフェーズが1段階上がったと指摘する識者も少なくない。

そんな事より東北や北海道でフェーズが1段階も2段階も上がっているのはクマの問題だ。

自衛隊が後方支援的な活動をする中、ライフル銃を持った警察官(機動隊員)も活動を始めた。

対中関係にしてもクマの問題にしても一般市民としては見守るしかないが、どちらも根本的な部分に見落としがあるか、あるいは見誤っているような気がする。

 

 

 

 

使い込んでボロボロになったサイドバッグはひと通り補修した。

そろそろ天気予報に雪ダルマのマークが付きだす頃だと言うのに、物欲に負けて買ってしまったサイドバッグの取り付け方を検討している。

やはり給油口の位置と小さ目なタンデムシートのために位置は自ずと決まってしまう。

 

車体との緩衝を極力少なくする事を考える

実際に給油はしにくい

これまでもそうだったがタンデムシートにサイドバッグを固定するとフラッシャーが隠れてしまう。

さらにマフラーを吊っているステーなどにも干渉してしまう。

フラッシャーに関しては保安部品の規定上、正面だけでなく側面からも見えなければならなかったはずだ。

そのため大型のサイドバッグを付けてナンバープレートの横にフラッシャーを移設したVMX12を何度か見かけた事がある。

 

フラッシャーは完全に隠れてしまう



 

マフラーのステーも干渉している



 

一般的にバイクと言う乗り物には荷物が積めない。

シートの下に僅かなスペースがある程度だ。燃料タンクが車体前方にあればシートの半分はそこに荷物を積む事が出来るが、VMX12はそれが望めない。

そのため普段はフラッシャーや給油口に干渉しない程度の大きさのサイドバッグを使っているが、1泊ツーリングのなどの際は小さすぎて使い物にならない。

このVMX12と『チャレンジャー・タカシ』のVX400 VIRAGOは給油の度に一度降りてシート下の給油口を開けなければならない。

さらにタンク容量も小さい。

マフラーのステーは角度から考えればクッション材を捲くなどしてバッグのサポート代りになりそうだが、フラッシャー自体は移設するしかない。

キャリヤを取り付けてサイドバッグを固定し、フラッシャーもキャリヤに移設する事も考えたが、どう考えても不格好だ。

このサイドバッグを付けてツーリングに出かける事は年に1~2度しかない。

その時だけの仕様があってもいいと思った。

ツーリングの際だけフェンダー側面にフラッシャーを移設し、また元に戻す事が簡単に出来れば問題は無い。

それと同時にバッグの固定方法や位置関係もまだまだ考える余地はある。

まだ11月の中半を過ぎたばかりだと言うのに来秋の1泊ツーリングを意識したような事をしていると思うが、来年は恒例の1泊ツーリング以外に出かけてみたいと思っている所が幾つかある。

 

配線の分岐はタンデムシートの下で



 

位置を検討中



 

 

 T氏の庭から拾って来た大量の栗は殆どを渋皮煮や揚げ栗にし、お茶請けやビールのツマミにさせて貰った。

昨年、干し柿を送ってくれた友人から電話があり、今年は手に負えないので貰ってほしいと言われた。

昨年の干し柿は本当に美味しかったので出来てから送って貰いたかったが、もう干す場所が無いのだと言う。

いつもなら半分程度しか採らないまま冬を越すらしいが、今年は熊が喰いに来ることも考えられるのですべて収穫したのだと言う。

届いた段ボール箱は想像以上に重かった。

開けてみると渋柿が約100個入っていた・・・。

 

三段重ねで約100個!



 

指が・・・ 干して3日目 色が変わり始めた 



 

栗の鬼皮を剥く作業もそうだが柿の皮を剥く作業も数が多くなると指が辛い。

買い物に出た先で見かける渋皮煮や干し柿を見て高いと思うが、この労力を考えれば納得してしまう。

海のそばで暮らし、小さな畑を耕しながら魚を釣る暮らしにあこがれたこともあった。

そんな事を思い出しながら過ごしたい今年の秋の夜長は、思いのほか短いようだ。