2023-01-01から1年間の記事一覧

春に向かって

憧 憬 の 轍 2023年12月28日 春に向かって テレビで一年を振り返る番組を観ていた。 暗いニュースばかりではなかったが明るい話題が霞んでしまうくらい暗い話題が多かったような気がした。 いわゆる御用納めなのだが仕事の都合上アメリカのカレンダーも見な…

一陽来復、そして一陽来福

憧 憬 の 轍 2023年12月24日 一陽来復、そして一陽来福 まだ冬は始まったばかりだと言うのにテレビのニュースは盛んに「今季最強クラスの寒波の到来」を報じている。 これまでに雪が生活に支障をきたす事が少なかった地域にまとまった量の雪が降ったり、雪に…

段取り8分

憧 憬 の 轍 2023年12月17日 段取り8分 冬型の気圧配置が強まり日本海側では暴風雪警報まで出されている。 明日はさらに冷え込むとの予報もある。 年末にかけて一時的に寒気は緩むようだが、今降っている雪は根雪になるだろう。 今年もついに「待ち遠しい季…

孟冬の候

憧 憬 の 轍 2023年12月10日 孟冬の候 天気予報の傘のマークに雪ダルマのマークが混じるようになった。 2週間予報を見るとその数は増え、さらに来週からは真冬日も予想されている。 バイク屋の軒先には整備待ちの除雪機が並んでいるし、ホームセンターの草刈…

今年も12月か・・・

憧 憬 の 轍 2023年12月3日 今年も12月か・・・ 数日前の小春日和が嘘のように寒い。 ニュース番組では盛んに急激な温度変化を報じているが、これからが冬本番だ。 間もなく迎える二十四節気の大雪、そして冬至、冬はまだ始まったばかりだし、年を越してから…

移ろいて冬

憧 憬 の 轍 2023年11月26日 移ろいて冬 昨日、ついに雪が降った。初雪だ。 札幌で暮らしていた頃は必ず冬の初めに見かけた雪虫だったが、もう久しく見た記憶がない。 雪虫は北海道だけでなく本州にも広く生息しているはずなのだが・・・。 思えば春を実感す…

秋桜、風に揺れて

憧 憬 の 轍 2023年11月23日 秋桜、風に揺れて 勤労感謝の日。 別に感謝したりされたりするような勤労をしているとは思えないが世間一般的には祝日、すなわち休みだ。 11月も終わりに近づき、そろそろ本格的に冬支度をしなければならない。 まずはクルマのタ…

何かを待っている訳でもないのに

憧 憬 の 轍 2023年11月19日 何かを待っている訳でもないのに 西日本や九州などで初雪や積雪のニュースが報じられているが、当地ではまだ街に雪は降っていない。 おそらく次の週末あたりには朝方、路面が白くなっている事だろう。 初雪がそのまま根雪になる…

立冬の微熱

憧 憬 の 轍 2023年11月12日 立冬の微熱 急激に気温が下がり、山間部や標高の高い地域では雪の予報も出された。 前日よりもいきなり10℃も下がるのだから身体も気持ちもついて行かない。 冬型の気圧配置がしばらくは続くとなれば本格的に冬の準備が必要だ。 …

今年ももうすぐ・・・、イィーの日

憧 憬 の 轍 2023年11月9日 今年ももうすぐ・・・、イィーの日 その名称はかなり前から聞いた事はあった。 「社団法人 日本記念日協会」。 失礼ながら社団法人だったとは知らなかった。 様々な記念日の登録を受け付け認定している団体だ。 11月11日は「1年で…

冬が来る前に

憧 憬 の 轍 2023年11月5日 冬が来る前に 2022年2月下旬、ロシアがウクライナに軍事侵攻を始めた時、これを「戦争」として報道したメディアは少なかった。 その後、半年が過ぎた頃から「戦争」として報道されるようになったと記憶している。 2014年にロシア…

霎時施(こさめときどきふる)

憧 憬 の 轍 2023年10月30日 霎時施(こさめときどきふる) 10月最後の週末、公園の樹木や街路樹はすっかりその色を変え、秋と言うよりは冬の近ささえ感じる。 カレンダーを破り去ると今年も残りは11月と12月の2枚だけ。 来年のカレンダーを準備する頃にはい…

秋蛍のように

憧 憬 の 轍 2023年10月22日 秋蛍のように 岩木山に続いて八甲田でも初冠雪が見られた。 平年よりも2日遅いと言うが、10月に入ってからの急激な気温の低下によって秋の彩を見せていた山も、ついに雪化粧を始めた訳だ。 標高によっては紅葉と雪のコントラスト…

夏は過ぎて

憧 憬 の 轍 2023年10月15日 夏は過ぎて 日々の最低気温が10℃を割る事も珍しくなくなり、季節は一気に秋めいて来た。 狂ったように暑かった夏の面影は既に無いが、足早に過ぎる季節に気持ちが追い付かない。 天気予報の番組が今年の紅葉の見頃を伝えていた。…

NEVER, NEVER, NEVER GIVE UP!

憧 憬 の 轍 2023年10月9日 NEVER, NEVER, NEVER GIVE UP! 昔は10月10日が「体育の日」で祝日だったが2000年から移動祝日となり、2020年からは名称も現在の「スポーツの日」に改められた。 「体育の日」が元来、1964年の東京オリンピックの開会式が行われた…

月の満ち欠けのように

憧 憬 の 轍 2023年10月1日 月の満ち欠けのように 9月29日の中秋の名月は正真正銘の満月だった。 次に十五夜と満月が重なるのは7年後で、今年最後のスーパームーンと聞けば月を愛でる趣味など無くても夜空を見上げてみようと思ってしまう。 雲ひとつない夜空…

秋分

憧 憬 の 轍 2023年9月24日 秋分 気温が30℃を下回っただけで涼しく感じるのはこの夏がどれほど暑かったかと言う事だ。 さらに朝夕の20℃を大きく下回る気温には肌寒さを覚える。 9月も下旬なのだからそれらは当然の事だが一向に秋めいてはいない。 遠くに見え…

残照の向こう側

憧 憬 の 轍 2023年9月10日 残照の向こう側 1年中で最もこの街が混み合う日。 「三沢基地航空祭2023」は台風の影響が危惧されていたが、昨日の午後から雨は上がり青空が見えている。 予定通りの開催が発表されたのは8日午後だった。 それを待っていたかのよ…

こんな日は夕端居

憧 憬 の 轍 2023年8月27日 こんな日は夕端居 福島第一原子力発電所の廃炉に伴う処理水の海洋放出が始まった事を受けて中国は日本産の海産物の輸入禁止など、これまで以上に強硬な対応を始めた。 これまでに中国は福島第一から放出される予定量の数倍ものト…

送り火を焚きながら

憧 憬 の 轍 2023年8月15日 送り火を焚きながら 本州最北端の地では「冬日」や「真冬日」と言う単語には馴染みがある。 しかし「真夏日」だけでなく「猛暑日」や「酷暑日」、さらには「熱帯夜」などの北国に似つかわしくない表現も聴くようになった。 最高気…

雨を待って

憧 憬 の 轍 2023年8月6日 雨を待って 猛暑日と言う単語と同じくらい「4年ぶり」と言う言葉を耳目にする。 各地の夏祭りや花火大会がCOVID-19関係の制限を受けずに開催されている。 それは喜ばしい事だが、果たして人類はCOVID-19を克服できたのだろうか。 …

祭りばやしが聞こえる

憧 憬 の 轍 2023年7月30日 祭りばやしが聞こえる 真夏日が続いている。 そして今日は遂に35℃を越えた。 台風6号の影響で沖縄や奄美地方は明日から天気が荒れるようだが、東北地方北部はもうしばらく真夏日が続くと予想されている。 冬の間は早く春が来て暖…

真夏日の風

憧 憬 の 轍 2023年7月23日 真夏日の風 昨日、仙台管区気象台は東北地方北部の梅雨明けを発表した。 九州地方より早い梅雨明けは26年ぶりらしい。 ここのところ東北地方では大雨によっていくつもの災害が起きていただけに、晴れていても空模様を気にかける日…

いくつもの刹那

憧 憬 の 轍 2023年7月16日 いくつもの刹那 この週末、停滞する梅雨前線の影響で東北地方北部、特に秋田県は記録的な大雨に見舞われた。青森県でも深浦町では大規模な土砂崩れが起こるなど、予断を許さない状況が続いている。 九州や北陸地方のように線状降…

雨が降る

憧 憬 の 轍 2023年7月9日 雨が降る 活発な梅雨前線が停滞しているために九州北部や西日本は激しい雨に見舞われている。 川の氾濫や土砂災害などが危惧されている。 線状降水帯と言う単語を日常的に聞くようになる以前から、局所的な大雨は各地に多くの災害…

迷走は続く

憧 憬 の 轍 2023年7月2日 迷走は続く 日常的な買い物の会計時に必ずと言ってもいいほど「ポイントカードをお持ちですか」と聞かれる。 ポイントカードが普及して以来、何枚の、何種類のカードを作っただろう。 今や消費税が10%となり、今後さらなる増税も…

梅雨空の向こうに

憧 憬 の 轍 2023年6月25日 梅雨空の向こうに すでに梅雨入りしているとは言え、まとまった量の雨が降る訳でもなく曇天が続いている。 奄美・沖縄地方の梅雨明けが発表された。 個人的な感覚だがそれは本格的な梅雨が始まった事を意味している。 週末に梅雨…

陽気に誘われて

憧 憬 の 轍 2023年6月18日 陽気に誘われて 西の彼方では相変わらず戦争が続いている。 ついには核兵器が配備されたとの報道もある。 いわゆる西側諸国は直接的な参戦こそしていないが兵器を供与し、一進一退の攻防を見守っている。 近い将来、この戦争が終…

海霧も夏の季語

憧 憬 の 轍 2023年6月11日 海霧も夏の季語 気象庁は今日(11日)東北地方も梅雨入りしたとみられると発表した。 これまでは東北地方南部と北部に分けて発表されていたと思うが、今年は一緒だった。 これも北上する台風3号が梅雨前線を活発にしているせいか…

失敗から学ぶ事

憧 憬 の 轍 2023年6月4日 失敗から学ぶ事 台風2号は発生以来、猛烈な勢力のまま奄美・沖縄地方に接近し、日本列島の南側を進んだ。 3日夕方に温帯低気圧に変わったが、次々に発生した線状降水帯が多くの観測記録を塗り替えた。 こんな災害が起こる度に「数…