誰がための春

憧 憬 の 轍 2024年4月14日 誰がための春 弘前公園の桜が咲いた。 次の週末あたりは満開で公園内は朝から賑わう事だろう。 COVID-19、いわゆる「コロナウイルスの5類移行」を受けて今回は飲食禁止エリアなどの制限は無い。 ただ感染者数は再び増えている。 …

桜は衝動的に咲く

憧 憬 の 轍 2024年4月11日 桜は衝動的に咲く 胴吹き桜は待ちきれずに咲く。 そして枝の蕾が後を追う。 所用で八戸へ。 かねてからこの機会にOリングやガスケット類を専門に扱うN商会へ行き、VMX12のキャブレターに使うOリングを購入する事を考えていた。 N…

ほととぎすが鳴く前に

憧 憬 の 轍 2024年4月7日 ほととぎすが鳴く前に 2日早朝の地震。 午前4時24分。 震源は岩手県北部、当地でも震度5弱を観測した。 多くの人々が揺れに叩き起こされた時刻だった。 そして3日朝には台湾の北部でマグニチュード7を超える地震が発生し、一時、宮…

雑草のごとく

憧 憬 の 轍 2024年3月31日 雑草のごとく 関東地方は時ならぬ陽気に、桜の開花どころか初夏を思わせる1日だったらしい。 本州最北端の当地でも日差しに力を感じるようになった。 気が付けば作業場=「OHMACHI BASE」の隣の家の庭にはネコヤナギの…

春うらら

憧 憬 の 轍 2024年3月24日 春うらら 3月の初め頃からスーパーマーケットには春の山菜が並んでいる。 栽培物でなかなか高価だが今年もそんな季節になった。 今年は雪が少なく暖冬だったので天然の山菜を口にするのも早いかも知れない。 例年であれば5月初旬…

まだまだこれから

憧 憬 の 轍 2023年3月17日 まだまだこれから 明日から気温が下がり春分の日の20日前後は降雪の予報も出ている。 再び暖かくなるのは次の週末からのようだ。 しかし九州方面では桜が咲き始めるらしい。 当地の開花予想は4月20日頃らしいが、ひと昔よりも半月…

春より速く

憧 憬 の 轍 2023年3月10日 春より速く 春のような冬と冬のような春。 3月に入ってから肌寒い日が続いている。 天気は良くても風が冷たい。 2月下旬の時ならぬ陽気に「今年は春が早いかも知れない」などと思ったものだが、期待外れだったようだ。 地方版のニ…

細雪

憧 憬 の 轍 2023年3月6日 細雪 深夜、乾いた細かい雪が降っていた。 雪はこの冬の最後の抵抗かも知れない。 相変わらず不順な天気が続いている。 それでも月の半ばには暖かくなるようだ。 観測史上最速とか、最大とか、最長とか・・・。 それはまるで東日本…

春を予感して

憧 憬 の 轍 2023年3月3日 春を予感して 2月の終わりに本州南岸で発達した低気圧は湿った雪を降らせた。 天気予報やニュースが伝える積雪量は観測地点でのもので周囲の環境によってはその2倍以上の積雪を見る事もある。 昨春、隣家との境に植えた木々が高く…

静かに降る雪は…

憧 憬 の 轍 2023年2月25日 静かに降る雪は… 季節を疑うような陽気と冬の終わりに降るような湿り雪に、今年はこのまま春が来るのかと思ったのも束の間、やはり北国の2月は優しくない。 前日比で約-15℃。春めいた先週末が嘘のような温度差だ。 2週間予報では…

雨水へ向かう

憧 憬 の 轍 2023年2月18日 雨水へ向かう 例年、春を思わせる日が続くとまとまった量の湿り雪が降る。 それを冬の終わりと捉えて来た。 本来2月中旬は最も寒く、冬真っただ中なのだが2日前に降った雪は冬の終わりに降るような雪だった。 それも気温の上昇と…

素顔の終結、弔い 番外編22

憧 憬 の 轍 2023年2月9日 素顔の終結、弔い 番外編22 国際郵便で届いた小包の差出人の欄には「終=始」と書かれていた。 住所や電話番号などの連絡先には意味不明な文字が書かれていた。 南米のグアテマラから発送されたその小包に一度開封された形跡があっ…

立春

憧 憬 の 轍 2023年2月4日 立春 立春。 いつもなら風に舞う粉雪を横目で見ながらの、暦の上だけの春だった。 2日前の朝に降った粉雪はこれまでに経験して来た2月を思い起こさせたが、既にほとんどが溶けてしまった。 風は冷たいが陽だまりは初春を思わせる。…

手探りの先に

憧 憬 の 轍 2023年1月29日 手探りの先に 1970年代の連続企業爆破事件を起こした過激派組織のメンバーで、唯一逮捕されていなかった男が入院先の病院でその身分を明かした。 そして「最期は本名で迎えたい」と話しながらも多くを語らぬまま他界した。 偽りの…

牛歩

憧 憬 の 轍 2023年1月21日 牛歩 真冬日がもたらした雪はその後の春を思わせるような陽気でほとんどが溶けてしまった。 2週間予報によれば、しばらくの間は冬日が続くが降雪量は多くなさそうだ。 記録的な寒波が続いた昨冬に比べて過ごしやすい。 北日本を縦…

用意周到

憧 憬 の 轍 2023年1月14日 用意周到 1月もすでに半ばだが雪が少ない。 昨冬のような記録的寒波が続くことも無く、今のところ過ごしやすい冬と言えるだろ う。 次の週末は二十四節気の大寒を迎える。 例年であればその頃から2月にかけて最も冷え込み、降雪量…

愚直なまでに

憧 憬 の 轍 2023年1月7日 愚直なまでに 冬としては暖かい日が続いている。 朝方の最低気温こそ氷点下だが真冬日の予報は2週間後までない。 加えて雪も少ない。 もちろんこのまま春が来るとは思っていないが、昨冬に比べれば今のところ楽だと言えるだろう。 …

道のりは長いのか遠いのか

憧 憬 の 轍 2023年1月5日 道のりは長いのか遠いのか 1日に石川県能登地方で発生した大地震から4日。 生存率が急激に低下すると言われる72時間を時間すでに過ぎた現地では切迫した状況下で救助活動が続けられている。 停電や断水、そして寒さ。 陸路が寸断さ…

年明け早々

憧 憬 の 轍 2024年1月3日 年明け早々 新しい年を迎え、「明けましておめでとうございます」と御挨拶しなければならないのだが、1日の午後4時過ぎに石川・能登地方で起きた大地震は最大震度7を観測し、日本海側の広範囲に大津波警報や注意報が発令された。 …

春に向かって

憧 憬 の 轍 2023年12月28日 春に向かって テレビで一年を振り返る番組を観ていた。 暗いニュースばかりではなかったが明るい話題が霞んでしまうくらい暗い話題が多かったような気がした。 いわゆる御用納めなのだが仕事の都合上アメリカのカレンダーも見な…

一陽来復、そして一陽来福

憧 憬 の 轍 2023年12月24日 一陽来復、そして一陽来福 まだ冬は始まったばかりだと言うのにテレビのニュースは盛んに「今季最強クラスの寒波の到来」を報じている。 これまでに雪が生活に支障をきたす事が少なかった地域にまとまった量の雪が降ったり、雪に…

段取り8分

憧 憬 の 轍 2023年12月17日 段取り8分 冬型の気圧配置が強まり日本海側では暴風雪警報まで出されている。 明日はさらに冷え込むとの予報もある。 年末にかけて一時的に寒気は緩むようだが、今降っている雪は根雪になるだろう。 今年もついに「待ち遠しい季…

孟冬の候

憧 憬 の 轍 2023年12月10日 孟冬の候 天気予報の傘のマークに雪ダルマのマークが混じるようになった。 2週間予報を見るとその数は増え、さらに来週からは真冬日も予想されている。 バイク屋の軒先には整備待ちの除雪機が並んでいるし、ホームセンターの草刈…

今年も12月か・・・

憧 憬 の 轍 2023年12月3日 今年も12月か・・・ 数日前の小春日和が嘘のように寒い。 ニュース番組では盛んに急激な温度変化を報じているが、これからが冬本番だ。 間もなく迎える二十四節気の大雪、そして冬至、冬はまだ始まったばかりだし、年を越してから…

移ろいて冬

憧 憬 の 轍 2023年11月26日 移ろいて冬 昨日、ついに雪が降った。初雪だ。 札幌で暮らしていた頃は必ず冬の初めに見かけた雪虫だったが、もう久しく見た記憶がない。 雪虫は北海道だけでなく本州にも広く生息しているはずなのだが・・・。 思えば春を実感す…

秋桜、風に揺れて

憧 憬 の 轍 2023年11月23日 秋桜、風に揺れて 勤労感謝の日。 別に感謝したりされたりするような勤労をしているとは思えないが世間一般的には祝日、すなわち休みだ。 11月も終わりに近づき、そろそろ本格的に冬支度をしなければならない。 まずはクルマのタ…

何かを待っている訳でもないのに

憧 憬 の 轍 2023年11月19日 何かを待っている訳でもないのに 西日本や九州などで初雪や積雪のニュースが報じられているが、当地ではまだ街に雪は降っていない。 おそらく次の週末あたりには朝方、路面が白くなっている事だろう。 初雪がそのまま根雪になる…

立冬の微熱

憧 憬 の 轍 2023年11月12日 立冬の微熱 急激に気温が下がり、山間部や標高の高い地域では雪の予報も出された。 前日よりもいきなり10℃も下がるのだから身体も気持ちもついて行かない。 冬型の気圧配置がしばらくは続くとなれば本格的に冬の準備が必要だ。 …

今年ももうすぐ・・・、イィーの日

憧 憬 の 轍 2023年11月9日 今年ももうすぐ・・・、イィーの日 その名称はかなり前から聞いた事はあった。 「社団法人 日本記念日協会」。 失礼ながら社団法人だったとは知らなかった。 様々な記念日の登録を受け付け認定している団体だ。 11月11日は「1年で…

冬が来る前に

憧 憬 の 轍 2023年11月5日 冬が来る前に 2022年2月下旬、ロシアがウクライナに軍事侵攻を始めた時、これを「戦争」として報道したメディアは少なかった。 その後、半年が過ぎた頃から「戦争」として報道されるようになったと記憶している。 2014年にロシア…