雨が上がれば

憧 憬 の 轍

2026年8月2日 雨が上がれば

 

熊本地方では余震が続いている。

7月28日に起きたM7.1を記録した本震と思われる大地震以来、あまりにも多くの余震が続いて、熊本地方に暮らす方々は気の休まる間もない毎日を過ごしている事が容易に想像できる。

加えて暑さが追い討ちかける。

日中は40℃に迫る気温で夜も熱帯夜が予想される中、災害関連死の増加が懸念される。

停電と断水の解消が急務だ。

 

 

 

週間予報を見ると明日以降、しばらくは傘のマークが見られない。

気温も上がるようだ。

実質的な梅雨明けとなりそうだが、いわゆるヤマセ(偏東風)が強く吹くようであれば夏らしい夏は望めない。

雨さえ降っていなければ走りたいのはバイク乗りの本能のようなものだ。

そうは言っても空はいつ雨が降り出しても不思議ではないような色をしている。

小型車で郊外の湖へ向かう程度だ。

 

お久しぶりのGORILLA改



 

こんな季節向きのCabina90



 

『樵の巨匠』のガレージではBMW R100のタンクやシートカウルの塗装の準備が進んでいた。

傷や凹みなどにパテを盛って研ぐ作業は1度で終わらない。

こんな季節には打って付けの作業かも知れない。

塗料は既に用意してあるが下地処理の大切さを『樵の巨匠』はよく知っているだけに慎重な作業をしていた。

 

タンク、まだ納得がいかないらしい・・・



 

シートカウルはこれから



 

タンクやシートカウルの塗装に向けた作業が続いていると思ったが、作業台の上には数本の鉄製のパイプなどが並んでいた。

どうやら『特攻隊長』からの依頼で修正を試みたオフロード車用のスタンドの修正作業をしているうちに油圧式のスタンドを作ってみようと思ったらしい。

『特攻隊長』が持ち込んだスタンドは「耐荷重150㎏」と表示されているにも拘らず125㎏程度のバイクに使って、天板部分も支柱も見事なまでに変形してしまった。

確かに使われている部材は華奢だし、価格からして間違いなく「漢字の大陸」製だと思うが・・・。

 

もちろん廃材利用で



 

このポンプを使うらしい・・・



 

雨の季節にふさわしい作業はまだある。

『大魔神・O氏』のBMW K100はサイドカー付きの状態でこの春に車検を取得したが、様々な法改正の影響で予定よりかなり遅れた。

車体の左側にはサイドカーがあるが右側にはパニアケースを付けていた。

ところが車検の条件となるサイドブレーキを増設したところブレーキの一部がケースに干渉に穴を開けてしまった。

O氏はケースの容積が減る事は問題としないのでサイドブレーキをかわせるようにしたいと相談されていた。

干渉部分周辺を切り取り、代わりのカバーになるものをFRPで作ってみた。

 

左側はサイドカー 右側にパニアケース



 

振動で割れなければいいが・・・



 

近所のスーパーマーケットに買い物に出かけると駐車場に見慣れないバイクが止まっていた。

URAL、ロシア製のバイクでサイドカー側の車輪も駆動するのでいわゆる2WDだ。

 

URAL 2WD



 

東京方面のナンバーだった



 

 

早いものでもう8月だ。

八戸の三社大祭、青森のねぶた、弘前のねぷた、五所川原の立佞武多。

夏だ。

yell

憧 憬 の 轍

2026年7月30日 yell

 

2011年3月11日、東北地方北部で発生した大規模な地震は震源域が北関東にまで及び、後に「東日本大震災」と呼ばれる大災害に至った。

本格的な冬は過ぎていたが、とにかく寒かったことを記憶している。流通は滞り停電や断水によって生活の日常は失われていた。

2016年4月14日、熊本で発生した地震もまた九州地方に大きな爪痕を残した。国の重要文化財である熊本城の被災した映像は今でも見かける事があるが、そこで暮らす人々の苦労は、日々忘れ去られようとしている。

地震だけでなく幾つもの大きな災害によって被災した地域や、そこで暮らす人々の苦悩はその後も長く語り継がれるが、どれだけ教訓となり得たのかは知る術もない。

1995年1月7日の阪神淡路大震災、2024年1月1日の能登半島地震、その他にも大きな災害が起こる度に人々の日常を取り戻す闘いが始まり、今も続いている。

今回の7月28日に発生した「令和8年熊本地震」は災害の全容がまだ不明なばかりでなく、日常的続いている余震の規模に驚かされる。

そして停電や断水が続く中、暑さとの闘いだ。

電気が使えない事によって暖を採れなかった記憶があるから諒を得られない辛さが分かる。

自然に湧く水や湯のありがたさもよく分かる。

 



 

遠く離れた場所から「がんばれ」とか「負けるな」と呼びかける事は容易い事かも知れないが、我慢の日々を経験したからこそ言える事もある。

実際にそこにいない自分に何が出来るのか。

そんな事を東日本大震災以来考え続けている。

具体的に何も出来ないながらも、諦めずに前を向いていただきたい。顔を上げてもらいたい。

 

 

梅雨空を恨んで

憧 憬 の 轍

2026年7月26日 梅雨空を恨んで

 

インターネット環境から隔離して試験運用していたはずのAIが、自ら脱出して他社のシステムにサイバー攻撃をした報道は既に驚くに足りない話かもしれない。

OPEN AIの事だ。

またGoogleのAIでは今月半ば頃に岩手県の繊維製品卸会社の社名を検索したところ、「事業を停止し、特別清算の開始決定を受けた」との誤情報が表示されていた。

さらに岩手日報の報道が情報の根拠とまで示されていた。

AIが事実に基づかない情報を生み出すハルシネーション(幻覚)と考えられると言う事だが、笑い話にもならない話だ。

故意にSNS上などに誤情報を流せば有罪になる場合もあるが、AIが故意に誤情報を流した場合、機械に罪を問う事は出来るのだろうか。

 

 

 

 

相変わらず愚図ついた天気が続いている。

梅雨明けは8月上旬になる見込みだ。

おそらくその後は暑い日が続きそうだが、長くなった夏と短くなってしまった秋に向けてその準備に勤しんでいる。

ただ、どうしても待ちきれず雨模様の中を走り回った強者も・・・。

『特攻隊長』と『チャレンジャー・タカシ』は海岸沿いの防潮堤の周りを走り回っていた(LINEには動画も上がっている)。

ただ『特攻隊長』のXLR250Rのブレーキレバーが半分になってしまった。

本人は運転には支障なし、問題ないと言っているが・・・。

 

半分以下になってしまったブレーキレバー



 

クラッチレバーも既にこの状態



 

既に病気としか言えないふたりを他所に『編集長』はこの週末もZEPHYRχの整備。

次の金曜日に車検の予約も入れてブレーキローターの交換に励んでいた。

ローターだけでなくボルト類まで純正部品を用意するあたりに『編集長』がこのバイクを大事にしていることが分かる。

社外品をそろえていれば半分くらいの費用で済んでいたかもしれない。

また他のブレーキ関連の部品も純正部品で保管していた。

 

前輪のローター 浪打が目立つ



 

後輪のローターも限界値に近い



 

当然の事だが新しい部品は美しい。

金属の輝きも塗装の艶も見ているだけで整備する気持が加速しそうだ。

そして新しい部品を取り付けるためにネジ穴に残ったロック剤や錆を浚う作業が煩わしいが手は抜かない。

 

純正品のボルトはロック剤が塗布されている



 

ボルトは加熱してから抜く  力任せは禁物です



 

ネジ穴の掃除~



 

タップでネジ穴を浚う




午前中に前輪を、午後から後輪の作業を終えたが後輪のハブベアリングが気にかかる『編集長』だった。

 

ローターの新旧



 

キャリパーを付けて作業終了

 

走れない日々は眠れない夜に似ている。

いや、同じかもしれない。

何かをしながら過ごすしかない時間は長く感じる。

懐かしい曲を聴いてみたり、明日は乗れないバイクのエンジンをかけてみようとか考えてみたり、あるいはどこかへ行ってみようかと考えてみたりして睡魔を待つしかない。

夏の夜明けは早い。

窓の外が白み始める頃になっても眠れないまま朝を迎える。

週末に流れる時間の速さに反比例してそんな時間は経過が遅い。

 

 

 

 

 

編集長のおまけ!

 

 

    

 

 

youtu.be

 

 

youtu.be

 

 

 

明日は海の日 

憧 憬 の 轍

2026年7月19日 明日は海の日 

 

一度中国に上陸し、その後朝鮮半島を横断して日本海に出た台風9号は15日午前に温帯低気圧に変わった。

先島諸島を通過した頃のような暴風の心配はほぼなくなったが、台風から変わった低気圧が日本海側に局地的な大雨を降らせる可能性が報じられていた。

夏至の頃と予想されていた東北地方北部の梅雨入りは2~3日遅れた。

昨年比では10日ほど遅れたことになる。

そして梅雨明けは平年並みに7月下旬になるらしい。

速報値なので信憑性は定かではないが、これも昨年より10日ほど遅れる見込みだ。

 

 

 

雨が降り続くのでもなく、気持ちよく晴れるのでもない。

ただ蒸し暑く不快な時間だけが過ぎる。

冬の間、ただ春を待つだけだったように今は梅雨明けを待つしなかない。

そんな湿った気分をフッ飛ばす事も考えての「Ohmachi Base」の7月例会だった。

恒例の「春一番ツーリング」の際に野田村の苫屋から頂いた鹿肉と猪肉を冷凍庫から出し、前日から準備に取り掛かっていた。

 

猪は鍋に



 

担当は『チャレンジャー・タカシ』



 

担当した『チャレンジャー・タカシ』は「豚汁みたいなもんだべ」と言いながらもしっかりと猪肉の味が感じられる一品に、また『編集長』が担当した鹿肉のローストも絶妙な出来具合だった。

熊だけでなく害獣駆除が問題になっている昨今、食べればいいとは言っても食用に加工する技術が追い付かないのが実情だ。

しかし問題はいわゆるジビエ料理に対する理解かも知れない。

大きな鮪や鯨さえも食用にしているのだから・・・。

 

鹿肉はロースト



 

担当は『編集長』



 

ジビエ料理は寄生虫やウイルスが問題視されるがしっかりした知識があれば大きな問題にはならないと思っている。

ただ数日内に体調不良を訴える者がいない事を祈るだけだ。

 

 

はい~、おかわり~の『大魔神O氏』 3杯目?



 

猪鍋、完食です!



 

この夜は猪肉や鹿肉だけでなく昨年12月に漬けたカリン酒の味見や急造の燻製もあって、これまでにない程の豪勢な宴だった。

もちろん空き瓶や空き缶も記録的な数だった。

 

カリン酒 右は種抜きで、左は種付きで漬けたもの



 

カリン酒のソーダ割 似合ってますね!



 

スライスしたカリンの実を35%の焼酎に漬け込んで約7か月。

種付きのまま漬け込んだものには若干の渋味や苦みがあったが、種を除いて漬けたものはさっぱりした口当たりだった。

さらに半年後の味に期待して瓶のふたを閉めた。

 

ン~、うめぇ

 

こいつらは何がしたいんだ?



 

 

 

味噌やマヨネーズを付けただけのキュウリは朝に畑から摘んできただけのもの。

ジャガイモもただ茹でただけのものに軽く塩を振るだけ。

手の込んだ料理も美味いが、ちょっと手を加えただけでも美味いものは山ほどある。

茹でたジャガイモにはバターとイカの塩辛が合う・・・、などと講釈をたれていると扉の外では煙が漂っていた。

桜のチップで燻したソーセージなどがまた酒を誘う。

 

ここでも活躍の『編集長』



 

さぁ、出来栄えは・・・?



 

一夜明けて脱輪しまくりの路線から復帰するために『林道2号』のT氏から預かった腕時計、SEIKO AGS 5M23‐6B40の修理に手を付けた。

数日前に修理を終えたはずだったがカレンダーの調整が出来ないばかりでなく、竜頭のピンが抜けてしまう。

原因はピンの先端半分ほどが折れていたからだった。

 

解体作業開始



 

先端部分が折れていた竜頭のピン



 

この折れて残った先端部分を取り出すには駆動部分をほぼ全て解体しなければならない。

これまでに何度かやった事はあるが今回も成功する保証はない。

 

 

 

明日は海の日。

そして土用となれば鰻でも食ってみるか・・・。

とは言え比較的安価なのは中国産だ。

鮪もそうだが鰻も完全養殖に成功している今、懐具合を気にせずに注文できる日は近いのだろうか・・・。

 

 

雨の日が憂鬱な訳は

憧 憬 の 轍

2026年7月12日 雨の日が憂鬱な訳は

 

大型の台風9号(BAVI)は中国大陸に上陸したが15時の情報によれば中心気圧は985hPaで一時期ほどではないが強風域を伴ったままだ。

今後は温帯低気圧に変わるとみられている。

さらに朝鮮半島を横切り日本海に出ると予想されているが、平成3年(1991年)9月の台風19号(Mireille)のように日本海側に大きな影響をもたらす様な事にならない事を祈っている。

いわゆる「リンゴ台風」が津軽地方を襲った前夜、自分は深浦にいた。

海岸の高台から見た夕日はそれまでに見たことが無い程に赤く、筋状に走る黒雲が印象的だった。

あの夕日を見ていなければ驫木駅の正面に沈む夕日を見たいとか写真に収めたいとかは思わなかったかもしれない。

 

 

 

乗れない、走れない時間の中で考えるのは様々な部品の交換などの事だ。

諸般の事情からアルコール類を断っているので、オークションを観ていても以前のように勢いに任せた入札はしなくなった。

それはそれで良い事なのだが、冷静に考えればかなり「もったいない」事も多々している。

そんな中でシリコン製のラジエーターホースを手に入れてしまった。

送料は落札額の約 2倍近かったが・・・。

ホースを交換するために外さなければならない部品が多かった。

水冷のV型4気筒であるばかりでなく様々な意味で面倒な作り方をされている。

結局は冷却水の漏れを確認するまでに1日がかりだった。

 

ヘッドライトとテールランプはLEDに替えた



 

古いホースは硬化しかけていた



 

整備性の悪さと言う意味では『🔰S』のBandit 250も負けてはいない。

いつの間にか整備担当になってしまった『スポカブ・ブラザース(弟)』が今日はクラッチの調整やオイル交換をしていた。

エレメントまで交換するためにはマフラーを外さなければならない。

 

エギゾーストパイプが邪魔だよ



 

やっとオイル注入 3ℓ+α



 

 

雨さえ降っていなければ先日納車したばかりのYAMAHA WR150で来ていたであろう『特攻隊長』は、山用としているHONDA XLR250Rのエンジンをかけてみたりバックミラーを替えてみたり・・・。

以前のバイク小屋なら得意の「20mツーリング」を何度も繰り返していただろうがここでは5mツーリングさえ出来ない。

 

リアサスペンションが御不満なようで・・・



 

走ってみなければ分かんねぇ―べ・・・



 

『樵の巨匠』のBMWも低気圧間並に停滞したままだ。

サイドスタンドの取り付け具合に問題があるらしく、もう一度エンジンを降ろさなければならないとか・・・。

 

さぁ~、どうする?



 

早く「火入れ式」やろうぜ



 

雨はまだ数日続くと予想されている。

梅雨時期とあって次の週末も好天は望めそうにない。

冬の間、雪解けを待って過ごしたようにこの梅雨が早く終わる事だけを考えている。

南方からは梅雨明けの情報と共に猛暑、酷暑の話題も報じられる。

梅雨明けは一概に例年より早めのようだが、もうすぐやって来る東北地方北部の夏はどんな夏になるのだろうか。

 

 

雨の向こうへ

憧 憬 の 轍

2026年7月5日 雨の向こうへ

 

天体観測を趣味としている知人から聞いた話。

かつて七十二候の半夏生は夏至から11日目とされていたが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日(専門的な事はよくわからないが・・・)とされ、毎年7月2日頃にあたる。

この頃には大雨が降る事が多いため、農作業を済ませる目安とも言われている。

半夏生に蛸や鯖を食べる習慣がある地方もあるらしいが、自分が暮らしている東北地方北部では聞いたことが無い。

 

 

 

 

当初、東北地方北部の梅雨入りは夏至の6月21日頃と予想されていた。

その後、一時的に梅雨を思わせる日もあったが初夏を思わせるような日もあった。

農作業だけでなくバイクの整備も半夏生をひとつの目安にするべきかもしれない。

個人的事情からSuper Cabや50㏄の原付くらいしか乗れない状態なので、さすがにVMX12はセンタースタンドさえ外す気にもなれない。

体調さえ問題無ければ乗る事、走る事しか考えない時期なのだが・・・。

バッテリーの交換と共に考えている灯火類のLED化だが、使うアテもないままに保管して来た部品を見るとヘッドライト用のバルブやテールランプ用のバルブも出て来た。

 

持っている事を忘れていたヘッドライト用



 

テールランプ用



 

早速LEDに交換してみた。特に明るさが変わった訳ではないが、ヘッドライトとテールランプをLEDに替える目的はバッテリーの負担軽減にある。

 

消費電力量が減るならそれでいい



 

視認性も悪くないようだし・・・



 

ヘッドライトやテールランプ用のバルブはあるがフラッシャー用のバルブは見当たらない。

以前に買った覚えもない。

VMX12のフラッシャーは社外品で純正品に比べるとケース自体がかなり小型だ。

そのため使うバルブも口金の形状や定格を満たすものが限られてしまう。

また最近はウェッジ球が一般的になっている。

そもそもフィラメント球の方が消費電力が大きいとは言え、フラッシャーを点滅させる時間は常時点灯のヘッドライトとテールランプに比べれば長くはない。

さらにフラッシャー用のスペアは多数保管してある。

以前、切れた口金球からガラス部分を取り去り、口金部分に数個のLEDをハンダ付けしてみた事もあったが、今はもうそんな事をする気にはなれない。

 

 

 

『トーハツのレイジ』がRabbit S-301Bと入れ替えに乗って来たのはHONDA Cub C201。

完全にオリジナルの状態ではないらしいが年式から考えればきれいな車両だ。

よくみるとエンジンはCS90のエンジンにそっくり(まったく同じ?)だ。

『編集長』が全バラしたCS90のエンジンを組み直す前に見ておく事を勧めたいと思う。

 

C200はOHVでC201はSOHCなんだそうです・・・



 

フラッシャーはスポーツカブのものらしい



 

バルブクリアランスとポイントの点検と調整



 

保管部品の箱はさながら「ドラえもんのポケット」状態



 

 

そして『編集長』のガレージへ。

 

CS90 今日は作業休止

CS90のエンジン内部 勉強になります



 

「春一番ツーリング」の際に一瞬焼き付いたかと思われるような不調がみられ不動車となったCS90は、決定的な原因が分からないまま全バラ作業が進んでいた。

クランクケースを割り、オイルポンプを外そうとした時、オイルラインにあるボルトが抜けそうなほどに緩んでいるのを発見した。

どこかに噛みこんだような形跡は見当たらないがネジ山は修正が必要だった。

エンジンを組み直す過程でまだ何かが見つかるかもしれない。

 

CS90のオイルポンプ部分



 

このボルトが原因だったか?



 

『編集長』は全バラしたCS90のエンジンを今日は休み、車検が近づいたKAWASAKI ZEPHYRχの整備をしていた。

前後のブレーキパッドの交換とそれに伴う清掃作業に手間をかけていた。

 

まずは前輪から



 

エア抜き作業も手慣れたもので・・・



 

続いて後輪



 

作業完了



 

 

日中は半袖のTシャツで過ごせても日が傾くと上着が欲しくなる。

来週あたりから本格的な東北地方北部の梅雨が始まる。 

2週間予報を観る限り、今年は驫木駅の正面に沈む夕日は諦めなければならないようだ。

6月の終わりに

憧 憬 の 轍

2026年6月28日 6月の終わりに

25日朝に東北地方で起きた地震は最大震度6強だった。

日を追うにつれて被害状況が報告されているが、今朝も最大震度5弱を観測する地震があった。

また山梨県や神奈川県でも規模の大きな地震があった。

一方、南では台風7号と8号が梅雨前線を刺激し、線状降水帯を発生させたりして水害が起きている。

天気予報の確度は飛躍的に向上し様々な注意報や警報も出るようになったが、地震だけは緊急通報が鳴りやまないうちに揺れ出す事も珍しい事ではない。

 

 

 

 

5月の「春一番ツーリング」の際に走り出してから間もなくしてエンジントラブルに見舞われた『編集長』のHONDA CS90は不調の原因を探るためにエンジンを下ろし、全バラ作業に取り掛かった。

腰上部分には特に異常が見られなかったので、今日は腰下、クランクケースを割って細部まで点検する事になった。

 

いよいよクランクケースを割ります



 

ここまでに異物などは見当たらない



 

エンジンを一気にバラバラにするのではなく外した部品の劣化や状態をひとつひとつ確認しながら作業を進める。

オイルシールやOリングなどの消耗部品は交換が前提だが状態は悪くない。

 

外して並べた部品 その1



 

外して並べた部品 その2



 

CS90のクランクケースは左右に分かれる形なのでクラッチハウジングやマグネットホイールを外さなければクランクシャフトを抜き出す事が出来ない。

考えられる原因をひとつずつ潰していく。

ベアリング、キックスターターのラチェット、ミッション・・・。

エンジンの構造自体はシンプルなだけに、ひとつひとつの部品の動きが重要だ。

オイルまみれのギヤを1枚ずつ確認する作業は根気のいる作業だが、その過程で小さなクラックや異物が見つかる事もある。

 

パッカーンです



 

まずは各部の動きを確認



 

『編集長』がCS90のエンジンの解体作業に熱中している頃、🔰SはBabbit250の試運転に出かけた。

昨日に比べ10℃近く気温が上がり試運転には申し分ない1日だった。

アニキ分の『スポカブ・ブラザース(弟)』はキャブレター、MIKUNI BDST30の調整に腐心してきただけに伴走して状態を見たい。

結果については詳しく聞いていないが、走り始めの状態は悪くなかった。

 

暖機中



 

同じ250ccでもエンジンの特性はまったく違う



 

 

1998年型のVMX12=2WEはアメリカ輸出用として製造されたために当時のアメリカの保安基準に沿って作られている。

例えば走行時にヘッドライトと前方のフラッシャーが点灯するように配線されている。

そのために前方のフラッシャーに使われている電球はダブルフィラメント球だが、日本の保安基準に従えばその必要はない。

さらにそのままでは車検に通らないので常時点灯用の配線を外している。

フラッシャーが点滅している間、反対側は消灯していなければならないからだ。

 

前方フラッシャーの球はダブルフィラメント



 

テールランプもダブルフィラメント



 

バッテリーの交換と共に考えているのは灯火類のLED化だ。

これまでも何度か考えた事はあっても実現しないままだった。

その原因は思いのほかLED球が高価だったこともある。

最近はかなり安価なものも多く出回っているが、信用できそうな製品はやはりそれなりの価格だ。

テールランプに関しては元来2球仕様なので片側をテールランプに、もう片側をストップランプにする事も出来ないではないが、テールランプにもストップランプにも対応するLED球を探す事にした。

 LEDの白い光色を嫌う人もいるらしいが自分は光色よりも実質的明るさが重要だと思っている。以前、何を目的としたのかは忘れてしまったLEDのヘッドライト用のバルブがあったので、試験的にVMX12に付けてみた。

 

H4の光色



 

LEDの光色



 

確かにLEDの白い光は一見して明るそうに見えるが車検時の光量の基準を満たしているのかどうかは分からない。

「車検対応」と謳っていながらもまったく論外な製品も少なくない。

安価な「漢字の大陸」製の製品にはこれまでも何度も裏切られて来たので、多少高価でも確実なものを選びたいと思っている。

 

 

『トーハツのレイジ』は職場の都合でなかなか週末に休みが取れないために、平日に一人で作業する事が多い。

そのため気が付けばかなり進んでいたり、時には停滞していたりだが楽しい時間は過ぎるのが早い。

「お立ち台」に乗っていたRabbit S-301Bはステムヘッドのベアリングボールの交換だけでなく前後のブレーキのメンテナンスも終えて、あとはミッションオイルを交換すればとりあえず今回の予定は完了するらしい。

 

ブレーキのメンテナンス終了



 

ドラムブレーキ・・・けっこう苦労した



 

ブレーキシューの交換にあたっては貼り直したシューが厚く、調整に時間を要した。

純正部品であれば取り付けるだけで済む作業も既に製造元が無いのだからこれに文句は言えない。

そんな作業さえも楽しめなければ古いバイクには付き合えない。

 

 

 

梅雨入りしたはずが週間予報に傘のマークは見当たらない。

東北地方北部の梅雨明けは平年並みに7月下旬と言われているが、動向に注意していなければならない事だけは確かだ。