= Days of CB400FOUR =
(絶版車の再生日記、あるいは貧乏人の旧車再生記録)
№51
AFTER DAYS OF CB400FOUR
2013年6月28日
新しいタイヤはやっぱりグリップが違う!
などと自己満足しきりに走り回る
バイク仲間の間では
「CB400Fourのリストアが終わっていじるバイクがなくなった」
とか「ヒマらしい」などと悪い噂が流れているようだ
2週間後の旧車イベントに参加するために
を本気で仕上げなければならなくなってしまった・・・
時間がない・・・
無いのは時間だけではない
パーツリストもマニュアルも無い
ハーネスにかなり手がつけられているので
配線関係がさっぱりわからない
オマケにオイルポンプからにじみ滲み出るようにオイルが漏れる
さらに後輪のハブに欠損部分があり
スポークが1本遊んだままだ
メイトの後輪をハブごともらってあるので
流用するつもりだがブレーキパネルの形状が違いすぎて
これも一考が必要だ
2013年6月28日
旧車イベントへの参加を完全にあきらめながらも
前向きに修理しているふりをしていたのだが
とんでもないモノを預かることになってしまった
HONDA C-92
昔懐かしい月光仮面のバイクかと思いきや
月光仮面が乗っていたのは C-70
と言う別な250ccのモデルとの事
「神社仏閣」などと言われているらしく
かつて本田宗一郎が外国車のデザインを
模倣するのではなく日本建築的様式美を持つ
バイクを造ろうとデザインされたらしい
1950年代にそんなことを考えていたとはただ敬服するばかりだ
谷崎潤一郎も随筆「陰影礼賛」の中で
「私は建築のことについてはまったくの門外漢であるが・・・」
と前置きしながらも日本建築の美について深い造詣を見せている
伝統的な様式美は建築に限ったことではないが、やっぱり日本なのだ!
なぜかタンクだけ青と黄色に塗られている
俗に言うモナカマフラーは角型
何とも言えない重量感が漂う車体