目覚めの季節

憧 憬 の 轍

 

2024421日 目覚めの季節

 

弘前公園ばかりでなく県内の桜の名所はいずれも満開、多くの花見客で賑わっている。

自宅近くの公園でも花の咲いた梢が風に揺れていた。

毎年この季節に思う事だが、散った花びらはどこへ行くのだろう。

陽だまりのベンチに腰掛けて見上げた花が散る日は近い。

それを知っているからこそずっと眺めていたい光景だ。

そして今年も春が来たのだと思った。

 

 

 

前夜の“定例会”の酔いを引きずったまま、今日も「OHMACHI BASE」では作業が続いている。

予定通りならば昨年末までにメンテナンスを終えるはずだった『若葉マークのS🔰』のSUZUKI BANDIT250がついに帰宅する事になった。

思えば長い半年だったが、来月初めに予定している「春一番ツーリング」までに再確認しておかなければならない事は少なくない。

先週末にアニキ分の『スポカブ・ブラザース(弟)』が試乗した際に、フロントフォークのオイルシールからフォークオイルが漏れていた。

最悪の場合、ブレーキに影響が出るので何をおいても急がなければならない課題だった。

 

今日はオイルシールの交換から


                

 

SUZUKIの純正部品も高くなった



 

風は冷たいが気温は低くない。

走らせてみるには丁度いい天気だった。

隣家の庭では先週末に咲き始めたネコヤナギがほぼ8分咲き、牡丹や椿も咲いているが『若葉マークのS🔰』には花を愛でている余裕などない。

 

喜ぶのはまだ早いんじゃないか?


              

 

傍らで満開寸前のネコヤナギ



 

VMX12はエンジン外装のお色直しのために外してあったシリンダーヘッドカバーのサンドブラストと塗装。

さらにシリンダーヘッドの塗装だ。

邪魔なので外したスパークプラグは昨年11月、貰い受けてすぐにエンジンを始動させた時に入れた替えた新品のプラグだが見事に真っ黒。

やはり燃調の悪い状態だったことが窺える。

次の週末から始まる5月連休のうちに、キャブレターやV-Boostユニットも組み直して再びエンジンを始動させる事を考えている。

そのためにも必要な部品を早めに手配しておかなければならない。

 

これじゃダメでしょ


                        

 

ガスケットを用意しなければ・・・



 

まずはマスキングから


                      

 

塗装作業中



 

今はまだ間近に迫った5月連休や満開の桜を話題にしているが、その後は今年の梅雨が気になりだす。

つい先日までは暖冬で雪が少なかったこの冬が過ごしやすい冬だった事を思い出していたが、駆け足で北上する桜前線がそれを忘れさせた。

今年も昨年のように、梅雨時期らしい長雨に悩まされる事もないままに夏が来るのだろうか。