After days of CB400Four
☆月光仮面になりたくて☆
其の弐十弐
2014年3月23日
ハブに入るオイルシールは前後輪共に入手が絶望的らしい。
知る人ぞ知る大阪の有名なリストア専門店からの連絡によると
傷や欠損がない限り既存のものを再利用するしかないとのこと。
これをそのまま使えるのか加工が必要なのか
挑んでみるしかないべ!
結果はオイルシールが届いてから。
ハーネスはケーブルの導通を確認した上で
ギボシのカバーを取り替る。
“旧ホンダギボシ”に今のカバーは似合わないような気もするが
ここは機能優先。
ハーネスは言わばバイクの大動脈みたいなモノだから。
保護チューブの隙間から進入した
泥や埃もきれいに落としてからテープを巻き直す。
旧式のメス側のギボシにはハンダが入れられていて
当時の作業の丁寧さが伺える。
導通を確認してテープを巻き直し ギボシのカバーは新しいものに
このバイクは以前に何度か大掛かりに修理されたか
リストアされた事をハーネスに手を付けて確信した。
エンジンの製造番号とフレームナンバーの
数字的なひらきの大きさは当初から気になっていた。
クランクケースをバラした時に見つけた
昭和38年8月のスタンプからCⅢ92と判断していたが
ライトカウルにはCⅢ92にだけ着くはずの
エンブレムも取り付け穴も無かった。
さらにタンクのエンブレムは左右いずれも
C92のものではなかった。
今回ワケのわからない配線の加工と思っていたのも
本来2極型のウインカーリレー配線に
3極型リレーを割り込ませるためのものだった。
しかも数箇所の切断したケーブルの
結束部分に施されたハンダやケーブルの選択から
丁寧に作業されて来たのだと思った。
3極型のリレー 取り付け位置も配線図と違う 作業台から眺めるC92