憧 憬 の 轍
2015年5月24日 夏の幻影
梅雨前のこの時期は好天が続く。
北国に暮らす者にとって、
やっと半袖のシャツが着られるこの季節は夏の予感に溢れている。
エンジンもチョーク無しで始動するし、
それだけでも気持ちが浮つく。
4月に八郎潟まで花見ツーリングに同行した
ヒロさんことT氏のTLR200のキャリア、
いわゆる「過積軍団3号車」
のサイドバッグ用のサポート部分に不具合が出ている。
左側に振り出されているマフラーをバッグがかわし切れていない。
そのためサイドバッグがサイレンサーと干渉しているようだ。
言い訳をするつもりは無いがスリムな車体を意識して
サポート部分を極力サイレンサーに寄せて作った事が間違いだったようだ。
T氏は花見ツーリングの後、
覚醒したかのようにキャンプ道具を物色し続けている。
マット、テント、ストーブとロクでもないアドバイスを真剣に聞いて、
明日にでも長い旅に出かけそうな勢いだ。
そんな彼のために製作担当者として完璧とは言えないまでも、
少しでも満足な物にしなければならない。
TLRのキャリアを早々に片付けてXL125のエンジンの解体作業。
梅雨時期に入り次第エンジンの塗装や
バフ掛けが出来るように解体した部品を分けている。
エンジン本体を黒色で塗装し
カバー類を鏡面に近い状態まで磨く・・・
とは言ったもののイメージ通りになるのだろうか?
黒色と銀色のコントラストが見たくて一部を試験的に塗装してみた。
色の具合は悪くない まだまだ磨きが足りない
次はヘッドとシリンダー バラした部品は部位ごとに袋詰め
夏のような日差しに誘われるままに無責任なツーリング計画が語られる中で、
「もう一度ウニ!」と言う声が高まっている。
前回の参加者ならずとも答えはもちろんYES!!!!! だが、
計画担当者が前回土壇場でキャンセルしたタワケ者なため
「ホントに実現するの?」って話もチラホラ。
来週末の下北地方の天気と漁師のガンバリ次第だが、期待するしかない。