Days of CB400FOUR №19

Days  of  CB400FOUR
(絶版車の再生日記、あるいは貧乏人の旧車再生記録) 
№19
 
 
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20111030
 
シリンダーブロックの清掃
 
ブラスト作業を早々におえてクランクケースの解体に取り掛かる。
 
当初から「エンジンは腰上だけでいい」とか
 
「バラさずにブラストだけして再塗装」などと言ってきたが
 
ここまで来るとそんな訳にもいかない。
 
思い起こせばこのバイクを貰い受けた昨年の春
 
エンジンの右側に残っていた著しいオイル漏れの跡は
 
クランクケースのボルト穴からだったし
 
一番忘れてはならないところを見逃してしまいそうな気がした。
 
素人としては最終的に「詰めが甘かった」と言えばそれまでかもしれないが
 
エンジンを載せてからではもう遅い。
 
オイルに混じって固着した泥をガソリンで洗い流すと
 
剥離した塗料までも簡単に落ちてしまった。
 
固着したオイルや泥よりも簡単に落ちた。
 
そして何よりもクランクケースの「中身」が気がかりで
 
ボルトを緩めたが、下側のボルトが固い。
 
結局最後の1本を破断してしまった。
 
全てのボルトを抜いたものの上側のケースが外れない。
 
マニュアルにはエンジン本体を逆さにして
 
「下側のクランクケースを外す」とある。
 
シリンダーのスタッドボルトが抜けなかったので
 
上側から解体したかったのだが
 
U字形のカムチェーンテンショナーアームが
 
クランクシャフトを迂回した形で上側のクランクケースに
 
ボルト止めされているために下側から解体しなければならない。
 
パーツリストの図を何度も見たつもりだったが
 
チェーンテンショナーのプッシュロッドにばかり気を取られて
 
図を読みきれていなかった。
 
やはり「詰めが甘い」のは良くない・・・・・反省。
 
 
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   ブラスト作業を終えた上側クランクケース           シリンダーのスタッドボルトは結局抜けなかった