Days of CB400FOUR №37

Days  of  CB400FOUR
(絶版車の再生日記、あるいは貧乏人の旧車再生記録) 
№37
 
 
 
 
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2012728
 
エンジン始動。
 
点火系を再確認したところ1番、4番のイグニッションコイル
 
不安は残るものの一応スパークは確認できるので
 
今回はこのまま使うことにする。
 
ポイントは規定値どおり0.3mmに調整。
 
エンジンを組み立てる過程で調整済みだったタペットの間隙も再調整し、
 
エンジン始動!
 
と思いきや、セルモーターの調子が悪い。
 
導通を確認した際に作動も確認済みだったはずだが、
 
回りきれていない。
 
バッテリーが弱っているような症状だったが
 
セルモーターかスタータースイッチに問題があるようだ。
 
そこで2年半ぶりのエンジン始動はキックスターターで。
 
右側のステップを跳ね上げてから一気にスターターを踏み降ろすと
 
簡単にエンジンはかかってしまった。
 
当然といえば当然のことだが、
 
何かあっけない・・・。
 
セルモーター関係は宿題と言うことにして、
 
キャブレターを同調させる。
 
マニュアルに記載されている数値1624cmhgを、
 
20cmhgを基準に±4cmhgと考え20cmhgに調整したかったが、
 
18cmhg程度が安定しているようだ。
 
 
 
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ポイントギャップは0.3㎜      タペット間隙はINEX共に0.05mm
 
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キャブレターの同調         バキュームは18cmhgに調整
 
 
キャブレターを一応同調させた後にコイルを良く見ると、
 
4番のケーブルの付け根部分に溶けたゴムのようなものが付着している。
 
見方によってはコイル本体の内部から滲み出しているようにも見える。
 
ケーブルがかなり硬くなっていることも気になっていたので、
 
すべてのケーブルを切断し、
 
新しいケーブルをジョイントした。
 
切断面を見ると4番のケーブルの内部はコイルに近い部分が溶けかけているような状態。
 
湿式のコイルではないし、
 
内部でコイルを固定・絶縁にエポキシなどの樹脂やコンパウンドが用いられているらしいので、
 
経年劣化と共にコイルの熱によって樹脂類が溶解し、
 
ケーブルの被服材を溶かしているのかもしれない。
 
本来このコイルはケーブルのみを交換できるタイプではないので、
 
コイルの交換を考え、
 
もう一度エンジンの始動とキャブレターの同調を試みることにする。