憧 憬 の 轍

 
憧 憬 の 轍
 
 
 
2015年 春
 
 
Days of CB400Four」に始まり
 
月光仮面になりたくて」
 
JAZZ狂想曲」
 
「越冬日記」
 
と続けてきたが
 
正直なところ
 
こんなに続くとは思っていなかった。
 
 
足掛け3年がかりでリストアしたCB400Fourも今年の秋に車検が切れる。
 
輸入車扱いで新規3年の車検だったので、
 
手をつけてから6年が経つ事になる。
 
いつまでもCB400Fourを引きずるようなタイトルも
 
そろそろ終わりにしなければならない。
 
そこで今回からは  『憧憬の轍』
 
子供の頃、単なる憧れでしかなかったバイクはその後、
 
自らが運転するものとなった。
 
そして憧れはバイクに乗って方々へ出かけたい思いに変わり、
 
何度も失敗を繰り返しながら今日に至っている。
 
1台のバイクが傍にあるだけで、
 
いつでもどこへでも出かけられるような気持ちで過ごして来た。
 
思い起こせばバイクに対する思いは、
 
曲がりくねって続く一本の轍のように繋がっている。
 
リストアや修理の話題にとどまらず、
 
バイクを通じて集う仲間たちとの日常も書かせていただこうと思う。
 
 
 
 
 
 
 
2015322日 仲間たち
 
 
今週の初めに入手したHONDA XL125 のパーツリストを眺めているうちに
 
また楽しい週末。
 
新オーナーの大魔神O氏と
 
ヒマを見つけてはどんな風に仕上げるかを相談してきた。
 
もちろん旧オーナーである樵こと巨匠の意見も聞きながら。
 
昨夜の「春の安全祈願大祭(いわゆる飲み会)」のあと片付けをしていると、
 
C92ブラザーズがやってきた。
 
昨年、(弟)のC92のオイルフィルターローターを掃除したところ
 
調子がいいようなので(兄)のローターもやってみようと言う話。
 

C92のエンジンはローターのカバーを外せば

 
簡単にローター自体を取り出すことが出来る。
 
取扱説明書には時々ガソリンで洗うようにと書かれている部品だが、
 
一般的なユーザーがやる事とは思えない。
 
ローター自体は簡単に取り外せるのだが、
 
フィルターローター本体のフタが開かない。
 
4本のネジは必ずと言っていいほど固着している。
 
常に回転している事が関係しているのかもしれない
 

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カバーを外すとローターは簡単に外せる                 固着したネジはエキストラクターで

遠心分離作用でオイルに混じった異物をローター内部に堆積させる仕組みで、
 
このローターのすぐ側にオイルポンプが付いている。
 
以前、長距離を走っている途中で焼き付き気味の症状が出たらしい。
 
それは昨年、(弟)のC92でも見られた症状と似ているようだ。
 

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フタを開けてみると・・・                          ハイ、キレイになりました

フィルターローター内の堆積物は既に固化しかけていて粘り気はない。
 
掻き落としてから洗油で洗浄。

C92ブラザース(弟)はこの一連の作業を一度経験しているので
 
手際よく短時間で終了した。

近いうちに大魔神O氏のC923台そろえて走らせてみたい。

それにしてもこの兄弟、来るたびに目を楽しませてくれる。
 
今日も(弟)はいつものC92ながら(兄)はラビットで。

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彼らのコレクションを全部並べたら
 
チョットした旧車ミーティングが開けるんじゃないかと思いたくなる。