憧 憬 の 轍

 
憧 憬 の 轍
 
 

201643日 さぁ、春だぜぇ! Daysof CB400Four 再び

 
 
天気が良い日には遠くに見える八甲田の山並みがくっきりと白く見える。
 
この冬は降雪量が少なかったので
 
名物の雪の壁も例年より1mほど低いらしい。
 
青空と白い稜線のコントラストが綺麗だ。
 
もうすぐ桜が咲くと思っていたら沖縄からは海開きの便り。
 
南方の青と白は海と砂浜の色。
 
 
先週、作業場にCB400Fourを入れてから
 
遊びに来る仲間と昔話に花が咲いている。
 
1975年、昭和51年。それぞれに思い出す“あの頃“に話は尽きない。
 
でも思い出に浸っている場合ではない。車検の準備だ。
 
車検とは関係なく毎年、
 
春一番にはエレメントも含めてエンジンオイルを全量交換して来た。
 
オイル量は3.8ℓと四輪車並みだし
 
エレメント周辺やオイルパスからも抜くとけっこう時間がかかる。
 

イメージ 1  イメージ 2

春の恒例行事                            オイルパスからもけっこう出る

 

イメージ 3  イメージ 4

オイルエレメントケース部分                      きれいに洗わなければ・・・

 

エンジンオイルが抜け切るのを待ちながらフロントブレーキの点検。

 

イメージ 5  イメージ 6

パッドの残量は問題ナシ                         古いグリスは拭き取る

ブレーキパッドの残量は十分だしパッド裏のグリスも残っている。
 
ピストンに錆が見当たらない事を確認して組み直す。
 
もちろん古いグリスは拭き取って塗り直す。
 
ブレーキフルードは劣化が否めないので交換。

 
 

イメージ 7  イメージ 8

この色の違い!                       キッタネェ~、と言うか新品のきれいなこと!

 

前輪を外したのだからステムも確認。
 
車輪を外した方が分かりやすい。
 
ベアリングレースにはそれなりの跡が見られるが
 
ガタつきも違和感もないのでグリスを塗り直して組み直す。

 

エンジンオイルが抜け切ったようなので新しいオイルを入れる準備。
 
エレメントはストックしてあった最後のひとつだ。
 
社外品ながらケースのOリングやセンターボルトのOリングも
 
付属しているので別途買う必要がない。
 
エレメントを押さえるスプリングや
 
スプリングシートの誤組が多い
 
という話を専門店のHPなどでよく見かけるので、
 
分かっているつもりでもパーツリストで確認。

 

イメージ 9  イメージ 10

勘違いしそうな順番                             要するにこういう事

 

分かっていながらついやってしまうのが
 
Oリングやシーリングワッシャーの再利用。
 
ワッシャーをオイルストーンで研ぎ直して使った事もあるが問題はOリング。
 
断面が変形しているものはさすがに使えない。

 

イメージ 11  イメージ 12

平らに変形したOリング                     新品(右)と周囲に段が付いたワッシャー