2016年6月5日 憂鬱な季節を予感して、加速度
梅雨の時期、日本列島や朝鮮半島、中国大陸の一部、
いわゆる東アジアでせめぎあう4つの気団。
揚子江気団、熱帯モンスーン気団、小笠原気団、オホーツク気団。
これらの位置や勢力が梅雨前線の北上に
大きく影響する事は広く知られている。
北海道と小笠原諸島には梅雨が無い事も。
梅雨の気配を感じる頃、かつて暮らした北海道が懐かしくなる。
「4つの気団」が「4つの気筒」なら大歓迎なのだが・・・。
先週、バッテリーのクラックが大惨事を招きかねない状態だった
初期型XL125。
手配していた新しいバッテリーも
グラファイト製のマフラーパッキンも届き仕上げにかかる。
さらに欠品と思っていたマフラーバンドまで見つかり気分も加速的だ。
メーカー在庫残り5個 やっぱり純正品は収まりがいい
レギュレーターレクチファイヤの件は電気についてまだ勉強不足なので、
近々にスパーキー・シゲアキに相談するつもりだ。
とりあえずオリジナルの状態(レギュレーターレクチファイヤの無い状態)
でエンジンを調整したいと思っている。
そのために不可欠なのは開放型のバッテリーと新しいガソリン。
クラッチはストック部品の中から探し出した
少々長めのワイヤーを加工してなんとかなりそうだが、
純正品が欠品なので最終的には作る事になると思っている。
エンジン調整の肝はキャブレター。
今回もKEIHIN。PC、PD、PE、 PW・・・。
Pの意味がピストンバルブ式と言う事以外は
PDには加速ポンプが付いているモデルもあるとか、
PWがピストンバルブ式のダブルフロートと言う事くらいしか知らない。
今回の初期型XL125K2に使われているのは
PW24だがPD24をSL230のインシュレーターと
組み合わせて取り付けると調子が良いとか?・・・。
初期型XL125K2のインシュレーターには当時の最新技術、
“アトマイザープレート”が内蔵されている。
それによりXL125K0/K1よりも1馬力出力を上げたとされているが、
後続モデルのXL125Sではアトマイザープレートは採用されていない。
思い出すのは3年前、
月光仮面になりたかったCⅡ92をレストアしていた頃の事。
付いていたキャブレターはKEIHIN PW18/PJ。
PJシステムと言う、
はっきり言ってかなり実験的なシステムを採用したキャブレターだった。
PJはパワージェットを意味している。
結局はすぐにマイナーチェンジされ、
お蔵入りした機構だったわけで、
このシステムを作動しないようにしてからCⅡ92は調子が良くなった。
アトマイザープレートも実験的な機構なら
早めにPD24+SL230用インシュレーターに替えた方がいいかもしれない。
グランパ・O氏はすでにその気になっているばかりか
PD24をCⅡ92に合わせることも考えている。
「悪い病気」は不治であるばかりでなく、いつも加速度的な病だ。