憧 憬 の 轍
2023年1月14日 用意周到
1月もすでに半ばだが雪が少ない。
昨冬のような記録的寒波が続くことも無く、今のところ過ごしやすい冬と言えるだろ
う。
例年であればその頃から2月にかけて最も冷え込み、降雪量も増える時期だ。
そして春を目前にしてドカ雪が降る。
正月早々に大地震に見舞われた北陸地方も東北地方と同じく雪の多い地域と聞いている。
普段ならいつもの事と言える量の雪も被災地にとっては人命に係わる事になる。
これまでも大きな災害が起きる度に自衛隊は活躍して来た。
しかし自衛隊は本来、災害時に出動するための組織ではない。
アメリカのFEMA(アメリカ合衆国緊急事態管理庁)のような組織の必要性が何度も声高に語られながらも実質的な動きはない。
この週末の目的はVMX12の作業を一段落させてKSR-Ⅱの再生作業の準備に取り掛かる事だ。
一度組み直した足回りの締め付けトルクやブレーキの作動状況なども再確認。
さらに「転ばぬ先の杖」にはならないとは思いながらもエンジンガードを取り付ける事にした。
走っていてブッ転んだ時には何の役にも立たなさそうだが、いわゆる「立ゴケ」した時には少しだけ役に立ちそうだ。
ところがエンジンハガーのプレートは社外品で、取り付けられているブレースと共にフレームの剛性向上を目的としたもののようだ。
センタースタンドを跳ね上げる度にエギゾーストパイプにぶつかる。
純正マフラーならチャンバー部分に受けがあるのだが社外品には付いていない。
汎用のアングルを使って受けを作ってみたが少々強度不足のようだ。
後日補強するか作り直すか・・・。
それにしてもセンタースタンドがうまく立てられない。
確かに車重の問題もあるがコツが掴めない。
出かけ先でセンタースタンドを使う事はまずないだろがメンテナンス時は無くてはならない。
クルマ用のスタック時に使うヘルパー使ってみたりしているが今ひとつうまく行かない。
いつの間にかVMX12に完全にハマってしまった。
当面の目的は7月を目途にした車検取得だが、乗る以上はやっておきたい事がある。
キャブレターのオーバーホールやエンジン外装の補修、再塗装はもちろんだが、ダミータンク上のインジケーターにあるタコメーターをスピードメーターの横に移設する事、さらにインジケーターのタコメーターは燃料計に換装する事だ。
燃料タンクに穴を開けてセンダーユニットを取り付ける事やタンデムシートを燃料の補助タンクに作り変えるとか・・・。
そんな事を考えながら新しいシート地のたたみ皺を伸ばすために仮留めした。
不思議なくらいに作業はほぼ予定通りに進んでいる。
次の週末からVMX12を一段落しKSR-Ⅱの作業も始めるつもりなので、まずはアタマを切り替える事から始めなければならない。
明日からの真冬日の予報も気にかかるところだが昨冬のように長く続くものでは無いらしい。
1月も後半、ついに2月に向けて冬本番かと身構えていると、沖縄からは桜の便りが届いた。
閑話休題 課題
冒頭、日本にもアメリカのFEMAのような組織が必要ではないかと書いた。
仮に設立したとして、まず問題になるのはその運営財源だろう。
さらに仮にだが、国会議員のセンセイ方が毎月貰っている「調査研究広報滞在費」を充てればとりあえず十分ではないかと考えるのは私だけだろうか?
「調査研究広報滞在費」は1993年までは「文書通信交通滞在費」の名目で月額100万円、名称を改めてからも支給額は変わっていない。
単純計算で月額100万円なら年額1,200万円だ。
歳費と合算して振り込まれ、公開や報告の義務はない。
使途を明らかにせずに1,200万円使うことが出来る、と言えば少々乱暴な言い方になるかもしれないが、おおよそ一般的な庶民の感覚からかけ離れている。
公職選挙法により衆議院は465人、参議院は248人が定数と定められている。
両院合わせて713人×1,200万円=・・・,・・・万円?
災害大国日本とは言え毎日災害が起きている訳ではないのだから、これを財源にすれば日本版FEMAの運営は十分に可能なはずだ。