憧 憬 の 轍
2024年7月14日 梅雨と遠雷
三連休の中日、九州方面では線状降水帯が発生し避難指示が出された自治体もあった。
梅雨の予感はあっても晴れた空を見ている限り実感がわかない。
大統領選挙を間近に控えたアメリカで候補者が銃撃される事件が起きた。
犯人は銃殺されたと報じられているので、動機などは既に闇の中だ。
我が国でも元首相が街頭演説の最中に銃撃され死亡してから2年、犯行の背景はそれぞれだが民主主義の基本でもある選挙が考えられない妨害を受けている。
それは先週の東京都知事選挙にも言える。
7月11日、『樵の巨匠』のBMW R1100RSと共にVMX12も車検を受けた。
R1100RSはヘッドライトの光軸、VMX12は光量不足で一発合格とはならなかった。
光軸は調整すれば済む話だが光量不足は車検場でどうにか出来る事ではない。
予備に持って行った新品のバルブに替えても合格ラインの15,000cdに及ばず、結果として「宿題」を貰って帰って来た。
宿題の提出期限は2週間だ。
かつて‘75 CB400Fourも最初の車検で✖を喰らったのはヘッドライトの光軸と光量だった。
そもそもタングステン球で15,000cd以上の光量なんて出せるはずがない。
力技でハロゲンのH4を入れても足りなかった。
根本的な問題でジェネレーターの発電量が経年劣化で低下していたのだった。
「ヘッドライトブースター」と言う商品があった。
明日にでも買おうと思っていると簡単に作れると教えてくれたのは『スパーキー・シゲアキ』だった。そして1/8程度の出費で作ることが出来た。


理屈としてはヘッドライト点灯時に本来の配線からだけでなく、バッテリーから直接引いた電源をバルブに供給する装置だ。
初歩的な電気の知識があれば誰にでも簡単に作ることが出来る。
言い方を変えれば高い買い物をしなくて済む。
‘75 CB400Fourの時は無我夢中だったが、今回は少しだけ気持ちに余裕があるのは2回目だからだろうか。
用意したリレーは工具箱の中にあったので買って来たのはヒューズホルダーだけ。
ミニヒューズ用のホルダーの方が蓋も付いていていいと思ったが、VMX12に使われているヒューズは一般的な平型ヒューズだ。
この装置のためだけにミニヒューズをスペア部品に加えるのも無駄な気がした。
リレーには赤、青、黄、黒の4本の配線が付いている。
VMX12に使われている配線の色はヘッドライトに電源を供給するラインが黄で、Hi/Lo切り替えが青だ。
そのためこのまま使えば黄を青に、青を黄に接続する事になる。
リレーのカプラーからこの2本を抜き出し、入れ替えれば同じ色で配線する事が出来る。
この辺りまでアタマがまわるのが2回目の余裕だ。
配線の接続は確実にハンダ付けし、出来るだけギボシなどを使わない方が電気的なロスを軽減できる。
さらに接続部分は確実に絶縁する。
これも『スパーキー・シゲアキ』から習った事だった。
常時点灯のヘッドライトの配線はHi側、Lo側、アースの3本だけ。
この装置をHi側にだけ使うのだからリレーのコイルの電源もHi側の黄色から引けばいいはずだ。
リレーから伸ばした線を割り込ませてみると点灯するがHi/Loの切り替えが出来ないばかりかイグニッションをOFFにしてもヘッドライトが消えない。
急遽『ギタリストT氏』を呼び出し助言をもらった。
原因は自分の知識不足と勘違いだった。
リレーのコイルの電源をHi側の黄色に割り込ませるのではなく、既存の回路を切り離しHi/Loのスイッチをリレーにつながなければならなかった。


車検で光軸や光量を測定されるのはヘッドライトの上向きだけだが、‘75 CB400FourはHi/Loの両方にこの装置を付けている。
これが無ければ夜間走行が無理なくらいライトが暗いからだ。
バッテリーに極力負担を掛けないようにするため、停車時はライトを消している。
VMX12は‘98年型のアメリカ仕様、ヘッドライトが常時点灯のためON/OFFのスイッチは無い。
キックスターターは付いていないので、’75 CB400FOUR以上にバッテリーの負担を考えなければならない。
VMX12のヘッドライトは車体の大きさから考えればかなり小さい。
ヘッドライトの径と光量の関係はよく分からないが、ヘッドライトの検査時に鬼の形相でレッドゾーンまでエンジンをブン回せば何とかなっていたかもしれない。
しかしそれでは根本的な問題が解決しないので5,000rpm程度までしか回さなかった。
それよりも気になっていたのはマフラーの音量、始動時の爆音から99db以下で納まると思っていなかった。
ところがアイドリング時の音量は86db程度で4,000rpmでも97db。
さすがに5,000rpmを超えると110db程度になる。
ガス検がなかったのは検査官が忘れたのか…?


明日は「海の日」、四方を海に囲まれた我が国が海から受けている恩恵は計り知れない。
海の恩恵に感謝する日として制定された祝日だが海に囲まれているが故の災害も多い。
出来る事なら穏やかな海を眺めていたい。