= Days of CB400FOUR =
(絶版車の再生日記、あるいは貧乏人の旧車再生記録)
№47


2013年3月24日
AFTER DAYS OF CB400FOUR
調整しきれていなかったキャブレターは
結局再度分解し組みなおした。
昨年9月にキャブレターを取り付けた際に
エアチャンバーのインシュレーターが硬化していたため
取り付けに苦労したので、
今回はパワーフィルターをつけてみる事にした。
ハンドルやバックミラーと同様に
1970年代のスタイルを意識したのも確かだが
こうなるとバックステップや集合管まで付けてみたくなる。
吸気系を変えたためキャブレターの調整
同調を取り直し試乗!
と思ったが
フュエルコックが怪しい!
これまでもガソリンが滲むことがあったが
今回は完全に漏れている。
コックのケースはリベット留のため
簡単に解体するわけにも行かない。
仮に解体したところで中のパッキンが硬化して
使い物にならなくなっていることも容易に想像か付く。
こればかりは新品を買うしかない。
新品を買うしかない状態にあるのはフュエルコックだけではない。
キャブレターのジェットニードルも新しいものが必要だ。
これまで壊れていない限り古い部品を磨き直して使ってきた。
自分の技量不足や知識不足を棚に上げているように思えて
すぐに新しい部品を買おうとはしなかった。
ジェットニードルも消耗品だとか磨り減ると言われても
今ひとつ理解できていなかったようだ。
真鍮がやわらかい金属だと言うことは分かっていたものの
これだけ磨り減るものだとは。
それにしてもこの僅かな寸法差で
エンジンの調子が変わってしまうと考えると
キャブレターがいかに敏感な機械かと言う事を学んだような気がする。

左:古いニードルと新品のホルダー、
中:新品のニードルと古いホルダー、
右:新品の組合わせ

キャブレター4気筒分の部品一覧 頻繁にバラしたい部分ではない・・・。
4月某日。
春とはいえバイクに乗るにはまだ寒い。
再塗装を終えたタンクを載せてGSへ。
ガソリンを飛び散らせないように
細心の注意を払いながら
タンクの注入口を見つめている私に
彼はバイクを見せて欲しいと言った。
私:「どうぞ、こんなものでよければ。(うるせぇ、今忙しいってのに!)」
彼:「何年型ですか? 408ccですよね? きれいですね~、新車から乗ってたんですか?」
私:「75年型です。3年かけてリストアしたんですよ。(うぉ~、ガソリンこぼれそう!)」
彼:「そうですか、結構新しいパーツ使ってるみたいですね。」
私:「リプレイスパーツが結構出てますから。(余計なお世話だ、文鎮まで使ってるわい!)」
彼:「フロントフェンダーの、これ、メーターケーブルの、これってオリジナルは白なんですよね?」
私:「そうらしいね。古くて汚かったから新しいのに替えたんだけど。(黒いほうがカッコいいべ!)」
彼:「えええぇぇぇ~!!! もったいない! マニア垂涎の白ですよ! 絶対白に戻すべきです!!!」
私:「そうですか・・・。(お前は何者だ? あっちへ行け!)」
このようなやり取りが約20分続き、あまりにも詳しいのでHONDAのマワシモノかと思ったが、ただのマニア、俗に言うところのオタク。別れ際に聞いたところバイクの免許は持っていないとのことだった。
300kmをノンストップで走ったくらい疲れた会話だった。