不撓不屈

2019年8月29日

 

九州北部は大雨のためトンデモナイ事になっている。


2016年の熊本地震以来、九州地方を襲う天災の多さに驚きを隠せない。


でも「負けるな九州、がんばれ九州」。

 

 




手配済みのバッテリーレスキットも社外品ながら新品のリアサスペンションも届いた。


『樵の巨匠』のガレージでは仕事の合間の「ちょっと休憩、息抜き」の時間が日増しに長くなっているらしい。

 


ゴーストだろうがファントムだろうが、      ライターとしてはそんな情報を得て取材をしない訳にはいかない。


チコちゃんどころか編集長に叱られる。




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バッテリーボックスは不要            



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スイッチを固定するステーを作成

 

 

 

バッテリーレス仕様で再生しようと考えたのは『林道1号』ことT氏のTLR200に搭載されているバッテリーレスキット(コンデンサー)の蓄える電力が予想外だったからだ。


47,000μFがちょっとしたバッテリー並みだとは知らなかった。


エンジンを停止後およそ1週間経ってもニュートラルランプは煌々として、さらにフラッシャーも3回ほど点滅した。


早速探してみるとPanasonic製のコンデンサーを使用したキットが見つかり速攻で購入!




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コンデンサーはカウルの中に          



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ホーンを外さなくても収まった

 

 

 

今回のバッテリーレスキット購入過程で残念な事になってしまったのは『林道2号』の特攻隊長。


同じコンデンサーで「地上最強のXLR250RMD22」を目論んだが彼の愛車にバッテリーレスキットは使えない。


「パワーサプライ」と言う名の部品が微量の電力を蓄えるのではないかと思うが、完全に交流仕様のためコンデンサーを追加する事が出来なかった。


バッテリーもコンデンサーも直流でなければ充電できない。


『樵の巨匠』のTLR200同様に小型のライトカウルの中に組み込もうとした計画は残念ながら頓挫してしまったが、そんな事にめげる特攻隊長ではない。


こんな事でめげるくらいなら特攻隊長の名が泣く! 


暇さえあれば作業場で愛車の始動性を確かめ、「キックの鬼」して君臨してこその特攻隊長たべ? 


悲報(?)がもたらされた特攻隊長を余所に『樵の巨匠』のガレージではTLR200の再生作業が進んでいる。




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完成が近い?                 



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リアサスペンションも新品に

 

 



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この配線を何とかすれば・・・         



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で、これは何をしようとしているのか?

                 

 


7月中旬、『樵の巨匠』がこのTLR200に興味を示してから1ヶ月半が過ぎた。


その間に入手した部品は年式の違う物やまったく別な車種のものだった。


特に電装系は“お勉強”の連続。今回も「電気パッパラパー」が露呈した訳だが、その陰で得た知識もあった。


EDLCElectric Double-LayerCapacitor=電気二重層コンデンサー)。

 

Wikipediaによれば、電気二重層という物理現象を利用する事で蓄電量が著しく高められたコンデンサーらしい。

20世紀末から開発が始まり今後さらに向上すれば一部のバッテリーを代替する可能性もあるとか。

実際にこの方式を採用したバッテリーレスキットが安価で発売されている。

驚くのはその容量が375,000μFを越えている事だった。

近い将来、バイクもクルマもこのEDLCが当たり前になるのかもしれない。

 

残るはサイドカバーと半分無くなっているフロントフェンダーか? 


代用品を探して今夜も更けていく。


窓を開けると雨は上がっていて微かだが虫の声が聞こえる。秋が近い。