憧 憬 の 轍
2020年7月5日 半夏雨
東京ばかりでなく隣接する地域でもCOVID-19の感染者が急増している。
さらにしばらく感染者が出ていなかった地方からも。
再び緊急事態が宣言される日は近いかもしれない。
そんな中、九州では球磨川のほぼ全域が氾濫した。
昨年の今頃も九州には大雨が降って大きな被害が出たと記憶している。
災害による衛生環境の低下がCOVID-19の感染者急増に関連しない事を願うしかない。
BAJAモドキのXLR250Rのテールランプ/ブレーキランプは配線に問題があった。
社外品のテールランプなので純正の配線と同じ色の線が使われていないのは仕方ないとしても、
ランプ本体までの配線が継ぎ足しだらけでギボシにカバーも無かった。
当然の事ながら結線部分にハンダも無くテープが巻かれているだけ。
テスターで導通を1本ずつ確認しながら繋ぎ直すしかない。
こんな工程は写真も撮りたくない。
予定からはかなり遅れてしまったがCB400Fourの車検整備にかかった。
昨年は梅雨時期が例年と違っていたため走行距離は伸びていない。
それでも古いグリスを入れ替えたりブレーキフルードを交換したり、
ひと通りの事は済ませて車検を受けたい。
昨日から作業場ではCB400Fourの整備が進む一方、
『樵の巨匠』のガレージではTLR200の整備が始まった。
農機具のメンテナンスに忙しかった『樵の巨匠』もやっと重い腰を上げた訳だが、
久々のバイクの整備とあって半端な作業は誰もが許さない。
エンジンは全バラの上で組み直し、
もちろんオイルシールやOリングなどの消耗部品はすべて交換だ。
フレームから下したエンジンは早速シリンダーヘッドを外しバルブやピストン上部の状態を見た。
パーツリストから拾い出した要交換部品は36種類。
4種類の純正部品が欠品だったが社外品でカバーできる。
ひと昔前ならクランクケースのガスケットなどはシー材から自分で切り出し、
わざわざ買うなんて事はしなかった『樵の巨匠』だが「めんどくせぇ~」と言って買い物リストに加えている。
車検整備や再生作業に忙しい者もいれば曇り空を見上げて眉根を寄せる者もいる。
先週末に二輪免許を取ったばかりの『若葉マークのS』は走りたくてたまらない。
それを知った『わらしべのKEN』は、
いつ雨が降り出しても不思議ではない中を『特攻隊長』や『スポカブ・ブラザース(弟)』も呼び出しての「特訓走行会」へ。
そして1時間もしないうちに濡れて帰って来た。
夜半、空を見ると満月だった。
今夜の満月は半影月蝕と呼ばれる月蝕を伴うため月の輪郭が薄暗く見える。
この1ヶ月の間に月蝕と日蝕が続いた。
西洋占星術ではこんな時期に「運命が切り替わる」と言うらしい。