顛末の行方は

憧 憬 の 轍

 

20201213 顛末の行方は

 

今年も残すところ3週間足らずとなった。

 

相変わらずCOVID-19に振り回されている。

 

北海道の旭川市で発生した大型クラスターを受けて自衛隊の看護官が派遣された事をニュースが報じていたが、

こんな状態がいつまで続くのだろう。

 

幸いにも仲間たちは皆元気だ。

 

 

 

 

CB93エンジンに付いてきたセルモ―ターは錆と腐食が激しく、

とても再生できそうな状態ではない。

 

キックスターターだけで充分だと考えてきたが、

後日使えるものが見つかるかもしれない。

 

部品取りのC92もあるし。

 

そうなると気になるのはスターティングクラッチだ。

 

まったく動く気配のないスターティングクラッチを解体し、

古い油脂と錆を落とすと予想通りの状態だった。

 

 

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錆を落とすと…すでにローラーじゃない


      

 

 

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クラッチには新品のローラーを



 

 

回転式のオイルフィルターを押さえる特殊なナットも手荒い作業がされた跡があった。

 

専用工具が必要な部分だがドライバーでも当てて叩いたようだ。

 

また、クラッチアジャスターのオイルシール交換やグリスアップをしようとしたがスレッドが外れない。

 

内部で何かが噛み込んでいるような止まり方をする。

 

パーツリストの図を穴のあくほど見ても単純にねじ込まれているだけとしか思えない。

 

スレッドが外れないのでオイルシールも外せない。

 

古いオイルシールは内側がボロボロなので切断して外した。

 

 

 

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傷だらけのワッシャー(左側)



 

 

 

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オイルシールを切断してみた



 

 

たまたま遊びに来ていた『樵の巨匠』も不思議そうにスレッドを回していたが、

何かの拍子に簡単に外れた。

 

途中で一度落したのが良かったのかもしれない。

 

特に何かが噛み込んでいた様子もなく、

単に古いグリスが固まって動きが悪かっただけらしい。

 

 

 

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パーツリストの図


                

 

 

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ハイ、外れました…



 

 

ジェネレーターを組み付け、

左右のクランクケースカバーを取り付ければひと通りの作業は終わる。

 

クランクケースカバーは磨いて仕上げたいが腐食跡が激しく、

磨く前にひと手間もふた手間もかかりそうだ。

 

どんな方法が良いのかはゆっくり考える事にした

 

 

 

先週末、エンジンをフレームに載せる準備をした『樵の巨匠』のTLR200にはいつの間にかエンジンが載っていた。

 

ほとんどの部品が2台分あるので状態の良い方を選んで組んだ「いいとこどり1号機」だとか。

 

 

 

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「いいとこどり1号機」搭載完了


         

 

 

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来週あたりに再始動?



 

 

夕刻、『樵の巨匠』はTLR200を仕事場に入れストーブの前に陣取っていた。

 

今頃は麦系飲料を片手に悦に入っているに違いない。

 

 

 

 

閑話休題 おねがい

 

先日、『特攻隊長』に初孫が生まれ、めでたくジジィになった。

 

大魔神・O氏』には11月に何と5人目の孫が生まれていたし、

『樵の巨匠』も来春にはジジィの仲間入りの予定。

 

数年後、この孫たちの入学式や卒業式にジジィたちがおとなしくしているはずがない。

 

「おらぁ、バイクで行く」なんて言いかねない! 

 

「おじいさん、止めなさい」って妻や嫁に叱られそうだが、

彼らにはそんな元気なジジィでいて欲しい。