憧 憬 の 轍
2020年7月12日 やるしかねぇべ!
停滞する梅雨前線と線状降水帯が西日本や九州に甚大な被害をもたらしている。
2年前の西日本豪雨も3年前の九州北部豪雨も同じ時期の事だった。
僅か10分ほどの間に水が建物の二階にまで達する状況はかつて東日本大震災の時に見た津波に似ている。
水害は本当に短時間に景色を変えてしまう。
さらにCOVID-19のためにボランティア活動もままならない中で広がる絶望感。
だけど諦めてはいけない。
2012年9月11日、
足掛け3年がかりだったCB400Fourの車検を新規で受けてから3回目の車検。
6月中に『編集長』のZEPHYRχと共に車検を受ける予定だったが様々なトラブルもあって10日(金曜日)になってしまった。
車両の整備は当然ながら書類も用意しなければならない。
『編集長』のZEPHYRχは11日まで有効期間があるがCB400Fourは5月24日で車検切れだったので仮ナンバーも申請しなければならなかった。
ひと昔前なら仮ナンバーなんて市役所で申請すればほぼ無条件で貸してくれたが、
今は車検証や有効な自賠責保険の証書などを提示しなければならない。
さらに「使用する前日に申請してください」だと・・・。
車検自体はひと昔前に比べればかなり融通が利くようになった。
さらに陸運事務所の職員の対応もユーザー車検の申請者=素人に対しては驚くほどに丁寧だ。
だからと言っていい加減な態度で臨むのは大間違い!
CB400FourもZEPHYRχも一発で合格!
のはずだったがCB400Fourはヘッドライトの光軸が✖のため2回目で合格、
ZEPHYRχはマフラーの音量が✖で宿題付きの合格。
宿題の提出期限は2週間。
運悪く今年に限って23日から26日まで連休だ。
案外時間がない。
さらに気になっていた走行中の異音は後輪のハブベアリングやチェーンが怪しい事が分かった。
速攻で後輪を解体しチェーンも外して洗浄と注油。
後輪のハブに使うベアリングは幸いにも近郊の部品屋で簡単に見つかったので早速の打ち換え作業開始!
傍らで作業を見ていた『特攻隊長』も触発されて愛車XLR250Rからチェーンを外して清掃と注油、
そこにやって来た『スポカブブラザース(弟)』もC72のチェーンを調整し直したりと、
今日は皆チェーンばかりいじくっている。
『樵の巨匠』のガレージで再生が始まったTLR200は全バラ街道をまっしぐら!
クランクケースをパッカーンとやってさっさと内部を確認・・・
のはずだったが、ケースからポロリと出て来たのは金属片。
クランクケースの一部だ。
幸いにもギヤ類や駆動系には影響がなかったようで一安心だが、
エンジンの内部では何が起こっているのか分からない。
重い腰を上げた価値があったと言うべきだろう。
クランクケースから金属片が出て来たくらいでヘコたれる『樵の巨匠』ではない。
金属片の事など忘れたように新しいフレームに前輪周りを組付けている。
それもそのはず、
傍らには手配済みの純正部品が山積になっていた。
バイクのレストアなんて手慣れたもんだ・・・
と言わんばかりに余裕を見せている『樵の巨匠』だが、
再生作業はここからが本番。実際に面白くなるのもここからだ。
この梅雨が明けたら・・・、
何も心配せずに少し遠くまで走ってみたい。
そんな気持ちと裏腹に雨は九州や東海地方だけでなく北東北にも被害が出そうな情報が続いている。
ところで・・・、
使用済みの仮ナンバーを市役所に返還した時の事。
係の女性職員が「ナンバーの返却ですね」と言ったので、
「いい番号ですね、4989=四苦八苦なんて、ね」
と言ったら目を丸くしていた。
「今、初めて気が付きました」って何年この仕事してんだよ!
編集長のおまけ
初めてのユーザー車検!緊張しました
そして、排気音量に引っかかるという痛恨のミス
まえのオーナーにバッフルさワダワンツカ巻いていけば
普通に通るから!って聞いてたから安心してたけど
顔見知りのバイク屋さんが言うには105dbは絶望的な音量ですね
って一蹴されました。。。
帰って純正マフラーさがそー