憧 憬 の 轍
2020年2月11日 予想と予測と予感と
普段よく見る天気予報によれば明日以降は最高気温が10℃近くになる日もあるようだ。
暖かくなるのはありがたいが中途半端に除雪した庭先や駐車場に悪い方向で影響しそうなのが心配だ。
今日は建国記念日。
祝祭日とほぼ無関係な生活をしているので、
ただの火曜日でしかないが忙しくはない。
『大魔神・O氏』のPERFECTION「大魔神4号」がPennsylvaniaから“雪の降るCalifornia”に届いた。
それを受け取りすぐにO氏宅へ・・・は持って行く訳には行かないので、
『樵の巨匠』の仕事場へ。
『編集長』も呼んで緊急のPERFECTION研究会が開催された。
誇りまみれで届くあたりが実にアメリカのオークションらしい。
それにしても『編集長』がオマケで載せてしまった同型のストーブの画像があまりに美し過ぎる。
燃え盛る炎にさらなる油を注ぐ事になりそうで怖い。
しばらくは内部の清掃や真鍮製のタンク磨きに専念してもらおう。
Dreams Come Trueの「決戦は金曜日」と言う歌がある。
白髪アタマのジジィでもドリカムくらいは知っている。
実は昨日10日はO氏と自分にとって、
まさに「決戦は月曜日」だった。
早朝5時24分、
いつもならまだ寝ている時間だが、
とあるオークションが終了した。
Vintage Perfection Model 1527
Smokeless Oil Heater -
Pyrex Ribbed Glass Bellyって何?
厳命を受けた時に思い出したのは2014年2月16日、
午前4時14分。
前夜から大雪をものともせず知人宅で飲み会を開き、
その勢いで『樵の巨匠』と街へ繰り出した。
ところが帰る頃にはタクシーさえまともに走っていなかった。
午前3時までに帰宅予定だったが、
帰り付いたのはほぼ午前4時。
幹線道路だけが除雪されていて、
自宅までの約300mはほぼ雪中行軍状態。
その頃、C92用のプレスハンドルや取り付けに必要なブラケットが某オークションに出品されていた。
『大魔神・O氏』からは
「命に代えても我が物とするのぢゃ!」
と厳命されていたため、
体の雪も払わぬまま、
凍えた手で落札したのだった。
今回もオークション終了時刻は早朝。
まぁ、外国のオークションに参加しているのだから時差を考えれば当然の事なのだが・・・。
下っ端の使いっ走り会員、
いわゆる“足軽”としては厳命に答えるため、
眠っているヒマなど無い。
かくして『大魔神・O氏』の5台目のPERFECTION、
「大魔神5号」は次の週末当たりに届く事になった。
今回はIowa USAから。
厳命はいつもごとく「命に代えてもて手に入れるのぢゃ」だった。
『大魔神・O氏』と同様に自らがスーパースプレッダーだと自覚していない『樵の巨匠』のAladdinは再塗装を終えてきれいに組み上がった。
同型のストーブのレストア前とレストア後を用意していた。
薪ストーブが煌々と燃える『樵の巨匠』の仕事場での懇談を終え、
外で出ると陽の色が赤味を帯びていた。
しかし、話はこれで終わりではないのぢゃ!
「大魔人5号」を落札するための作戦を練っていた7日(金)、
O氏から届いたメールに添付されていた画像には煤けた真鍮製のタンクが映っていた。
Vintage Perfection Kerosene Heater Fuel Tank and Burner No 500。
またしても“何じゃコリャ?” だった。
ストーブ本体は無く、
タンクと錆びたバーナーだけが出品されている。
次はMichigan USAからの「Operation-California in snow 3」の準備をしろってか?
ブッ壊れた火炎放射器どころではない大魔神の炎はいつまで燃え続けるのだろう。
延焼を喰らった『編集長』は6日の夜の決戦に敗れながらもAladdin♯15への拘りを捨てきれず、
ついに9日の夜に某オークションで「おめでとうございます」!
『林道1号』ことT氏も複数のオークションに手を出しているらしい。
作業場に蔓延する「ストーブ病」は既に新型コロナウイルスに負けないくらいのパンデミックだ。
この炎がウイルスさえも焼き尽くしてくれることを祈るしかない。
「大魔神5号」や『編集長』のAladdin♯15が揃うのを待って
「第2回ストーブ祭り」の開催が決まった午後だった。