冬を忘れて

憧 憬 の 轍

 

 

2020年1月24日 冬を忘れて

 

 

この週末にかけて気温は徐々に下がったが来週はまた少しずつ暖かくなるらしい。

 

そうは言っても飛躍的に暖かくなるわけではない。

 

最高気温がせいぜい5~6℃になるだけだ。

 

暖冬、少雪なんて思っていると手に負えないようなドカ雪が降ったりするのはいつも2月の事だ。

 

春を迎えるための試練のように雪は降る。

 

 

 

 

大魔神・O氏』には「CS92はエンジン全バラ、

クランクケースは即パッカーンですよ」とは言ってあったが、

いきなり解体する訳ではない。

 

エンジン内部に関しては興味津々だがメインシャフトのオイルシールが抜け出る原因さえ分かれば無理にバラす必要はない。

 

彼は間髪入れずにエンジンをバラすと思ったらしく、

ついでにクラッチの状態も確認してほしいとのメールが届いた。

 

そのメールに添付されていた画像は実家で見つけて再生したオイルランプだった。

 

今年の新年会は『樵の巨匠』のガレージで開催した「ストーブ祭り」だった。

 

一部で小さく燃えていた火はあの夜を境に爆発的な勢いで燃えだしたと言っても過言ではない。

 

『樵の巨匠』と『大魔神・O氏』と3人で県境の町までPERFECTIONを見に行ったのは昨年末の事だった。

 

このわずか2ケ月足らずの間に『大魔神・O氏』は2台のPERFECTIONを手に入れ、

『樵の巨匠』は今夜(24日)、

ボロボロのAladdinを某オークションで落札した。

 

『樵の巨匠』専属のオークション担当者にはただのガラクタにしか見えないが何かがあるらしい。

 

 

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ランプの向こうのシートを剥いで欲しい



 

 

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大魔神・O氏』の2台目PERFECTION



 

先週手に入れたAladdinの部品(上半分)が思っていたより程度が良かったので、

それを生かすために程度の良い下半分を探していたとか・・・。

 

これによって彼はAladdinを3台、

PERFECTIONを1台所有する事になる。

 

一方『大魔神・O氏』も3台目のPERFECTIONを狙ってオークションサイトからめがはなせないでいるらしい。

 

この週末、『大魔神・O氏』には2台目のPERFECTIONをが、

『編集長』には5台のAladdin(フィギア)が届く。

 

『林道1号』ことT氏も日本船燈がいい・・・などと言っている。

 

今年の新年会に始まった“延焼”は既にオーストラリアの森林火災並みに鎮火の兆しが見えない。

 

日付が変わる頃、『大魔神・O氏』からメールが届いた。

 

『樵の巨匠』のAladdinの事が気になるらしい。

 

この週末に「PERFECTION研究会」の臨時役員会が開かれるようなので、

詳細は次回に。

 

 

 

 

 

閑話休題 ブスとラリー

 

「ブス」とだけ書けば勘違いされ、

「セクハラだ」とか言われそうだ。

 

ここでいう「ブス」は登山用のストーブ、

いわゆるコンロの事だ。

 

正式な名称は『PHOEBUS No.625』、

オーストリア軍の軍用品だった。

 

ちなみにひと回り小型の『No.725』は「小ブス」と呼ばれる。

 

某オークションで未使用品が開始価格3万数千円で幾つか出品されている。

 

そうかと思えば少々使用感のある物が1万円以下で出品されている。

 

夜な夜なオークションサイトを眺めてはため息をついているのは、

仮にこのストーブを手に入れても使う事はまずないと思うからだ。

 

普段愛用しているColeman 550Bの方がはるかに使いやすいのは間違いない。

 

それでも「大ブス」が欲しいのは懐かしさだけでなくColemanにはない堅牢さを感じているからだ。

 

実際、蹴っ飛ばそうがブッ転ばそうが壊れそうにない。

 

それゆえにオリジナルの未使用品に目が奪われてしまう。

 

未使用品とは言っても注意しなければならないのは、

「大ブス」には日本製の復刻版があると言う事だ。

 

栄製機と言う会社が作ったらしい。

 

タンクはステンレス製になり、

ポンプもロッドが黒く表面処理されたりして、

オーストリア製のオリジナルの欠点を見事に補っている。

 

さすがMADE IN JAPAN!

 

収納用の缶も一見してソックリだが色味が違う。

 

さらに「ORIGINAL PHOEBUS No.625」と書かれた上にMADE IN JAPAN、

そして栄製機の社名は見当たらないが「JFIELD」と記されている。

 

昔、山で使った記憶にあるのは間違いなくオーストリア製の「大ブス」だった。

 

しかし日本製の復刻版の方が錆の心配が無いとなればマウスを持つ手にも指先にも迷いが生じ、

結局は想いあぐねいている。

 

 

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復刻版の“大ブス” 



 

 

そして話題はダカールラリー2020。

二輪部門はMonster Energy HONDAが総合優勝を決めた。

 

2001年以来連覇を重ねて来たKTMの19連覇を見事に阻んだ。

 

HONDAの総合優勝は1986年から1989年までの4連覇以来、

実に31年ぶりの事だ。(1990年から2012年までは不参加)

 

HONDAとKTMの首位争いを予想していたが総合2位に輝いたのはHusqvana。

 

失礼な話だが日本ではチェーンソーや草刈り機に使われている2ストロークエンジンのイメージが強すぎる。

 

実際Husqvana Motorcyclesはこれまでに多くのオフロードバイクを製造し、

モトクロスやエンデューロの世界選手権、

さらにはバハ1000で何度も優勝している。

 

今回、YAMAHAの成績が芳しくなかったことは残念だが、

来年のラリーで是非HONDAと首位争いをしてほしいものだ。

 

もちろんKTMもHusqvanaもおとなしくしているとは思えない。

 

とりあえずはHONDAの総合優勝に乾杯!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

編集長のおまけ~

 

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本物買えないんでこいつをゲット! 青いランプが点灯するんです!



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KENちゃん家のじいちゃんはこんなの持ってたんだって




 

 

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サッビサッビの鉄瓶をもらったので リフォームちう



 

 

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アメリカ軍と密接している三沢市ではじいちゃんの押入を漁るとこんなんもでてくる