憧 憬 の 轍
2020年4月8日 スーパームーンの憂鬱
緊急事態が宣言されたのは7日の夜、
そして今夜は今年最大のスーパームーン。
主に首都圏が対象だが地方から上京している学生の約9割が帰省中との報道もある。
いわゆる“コロナ疎開”がさらなる拡散を招くのではないかと危惧する声もある。
こんな時だからこそ家族が一緒にいたいと思う気持ちに水は差せないが・・・。
週末が待てないのは“悪い病気”の重篤患者だからだ。
この週末に『編集長』のZEPHYRχを試運転するために、
タンクの錆取とコーティングの準備を平日にも関わらず空いた時間で進めて来た。
タンクを満たしていたタンククリーナー「花咲かG」を抜き、
原液でリンスしたのは6日(月曜日)、
さらに7日からはタンク内部を乾燥させるために夜も読みかけの本を片手に作業場の薪ストーブ(廃材ストーブ)を焚いた。
「花咲かG」は見事に錆を落とすだけでなく、
防錆皮膜も作るが恒久的なものではない。
そこでコーティング剤の登場となる訳だが、
POR15のタンクライナーの説明文には完全硬化に気温20℃、
湿度50%で96時間を要すると書かれている。
96時間、すなわち4日間。
これまでの経験では48時間程度で硬化したが、
96時間を逆算すれば8日(水曜日)までにコーティング剤を入れる事が出来れば12日(日曜日)に間に合う。
幸か不幸かCOVID-19のせいで仕事はヒマだ。
夕食後、読みかけの本を片手にストーブに薪をくべながら過ごす夜も悪くない。
タンク内部に使うコーティング剤は『林道1号』ことT氏が執念で手に入れたストーブ、
「日本船燈・フリージア」のためだったがZEPHYRχのタンクにも使わせてもらう。
ワリカンらしいが使う量からすれば2/3は『編集長』かな?
ふたつのタンクをコーティングして小型のタンク1本分くらいには使えそうな量が残った。
POR15の製品は空気に触れると硬化が激しいため保管が難しい。
作業場に持ち込んだのは少し前に勢いで買ってしまった6冊の小説だがその中に同じ本があった。
せめて裏表紙のあらすじだけでも確かめてから買わなければならない。
とは言えこんな事がこれまでも何度かあったな・・・。