憧 憬 の 轍
2022年2月23日 行く先には
先週末から北日本を覆っている低気圧の影響で寒い日が続いた。
乾いた雪は軽いが強い風に飛ばされる。
やはり北国の冬は簡単に終わってくれない。
それでも明日からは気温が上がりそうで少しだけ気持ちも上向く。
曜日とか祝祭日とかに無関係な生活をしているが、特別に急ぐ用事も無いので人並みに休む事にした。
とは言え日本のカレンダーとは無関係な仕事もしているので開店休業状態。
それはそれでコロナ渦に相応しいのかも知れない。
先週末、塗装まで済ませたシリンダーはストーブに載せて耐熱被膜を形成する。
シリンダーはエンジン動けばその熱で自然と被膜が形成されるが、被膜が形成される前の耐熱塗料は案外脆い。
シリンダーを組込むためにクランクケースにスタッドボルトを入れたりピストンを組んだり、シリンダーを取り付ける前にやる事も多い。
動きは悪くないと思っていたプッシュロッドのタペットだが外してみるとオイルの焼き付きが見られた。
これもきれいに落としてから組まなければ片手落ちだ。
OHVエンジンにとってこのタペットの動きの鈍さはロッカーアームやバルブの動作の悪さを生む事になる。
左右のピストンに堆積していたカーボンの差をキャブレターに原因があったとだばかり考えていたが、これも原因のひとつだったのかもしれない。
このエンジンを維持するためにはオイルの管理に神経質なほど気を遣わなければならないと思った。
シリンダーの重さもピストンリングの硬さも、何もかもが「漢・カワサキ」、今日も指が攣りそうだった。
せめてクランク角が360度でなければもう少しやり易いのに・・・。
さらに決して大きくはない自作のサンドブラスターの中で、シリンダーヘッドやヘッドカバーのブラスト作業に手首は腱鞘炎になりそうだ。
2月も残すところ僅かとなった。
3月を目前にしてこれまでにも増して今後の計画性が問われるのは、各々の愛車の車検が7月に切れるからだ。
『編集長』のZephyrχも『樵の巨匠』のBMWR1100Rも‘75 CB400Fourも。
さらに日常の足として使っている4輪車も7月に車検が切れるものが多い。
そしてこの『オモラシ君1号』ことKAWASAKI W1も一緒に車検を受けようと考えているのだから。
そんな事を考えているにも拘らず2014年にレストアしたHONDA C92 のタンクが帰って来た。
燃料が漏れて塗装を侵していた。
まったく期待外れだった重曹を使ったブラストに代えて、#50アルミナでブラストした上でグラスビーズを使ってみる事にした。
グラスビーズも歯科技工用の#50、結果はやってみなければ分からない。
ウェットブラストについて調べてみると消火器などのボンベを利用して重曹をメディアに使う自作の装置が紹介されていた。
それはそれで作ってみたい気もするが・・・。
C92のタンクはKAWASAKI W1のエンジンが一段落してからにするつもりだ。
タンク内部に錆やクラックがあるとすればW1のタンクと共に錆を除去し、場合によっては補修やコーティングが必要になる。
どれもこれも湿り雪が雨に変わる頃まで済ませたい。
この週末が終わればまた1枚カレンダーを捲る事になる。
3月か・・・。
ところで19日(土曜日)の「緊急定例会」の事は「編集長のオマケ」に一任しようと思う。ヨロシク!
追記 またしてもひとり言
作業場の移転作業が終わった。
新しい作業場は運び込んだ物で溢れかえっている。
ひと通り片付くまで、そして何がどこにあるのかを把握するにはまだまだ時間がかかりそうだ。
手伝ってくれた仲間たちに改めて御礼を言わなければならない。
「本当にありがとうございました」。
この場を借りて、ひたすら「感謝、感謝、感謝」。情けなくもそれ以外に言葉が見つからない。
編集長のおまけ!
新しい作業場がある この辺は昔から銀座商店街と呼ばれているらしい
なので個人的には『 銀座BASE 』って愛称はどうかなと思っている
三沢市には米軍基地『 MISAWA AIR BASE 』があるのでごちゃごちゃになっちゃうかな
では2022年2月の月例会です!
今回の肴はタンシチューとラフテーだよ~
まづはお肉の下ごしらえ!
私もお手伝い、何をしているのかよくわかりませんが言われたことをがんばります(笑
本格的です
うまそーなタンシチューとラフテーの出来上がり~
今宵も宴は深夜までくりひろげられましたとさ、3月の月例会も楽しみですね~