憧 憬 の 轍
2022年2月13日 知恵を巡らせ頭を使え
11日(金)が建国記念の日で祝日だったので一般的には3連休。
今朝も新聞は冬季オリンピック関連のニュースと相変わらずCOVID-19の事やウクライナ情勢が主だった。
オリンピックに関しては記録よりも不明瞭な判定や結果の方が話題になっている。
疑えば切りの無い事だが意図的な何かが隠れているのかもしれない。
これまでにもエンジンの部品だけでなく様々な部品をサンドブラストしたが、間違いなくこれほど手間のかかるシリンダーは無かった。
重いだけでなく錆よりも頑固な塗料が手に負えない。
♯50のアルミナではなくガーネットサンドあたりでやればいいのかもしれないが、耐熱塗料できれいに仕上げたい。
地道な作業に時間を費やすしかない。
この週末に予定した作業はサンドブラストだけではない。
作業場に「ストーブウイルス」が蔓延していた頃に半強制的に入手(?)させられた石油ストーブ、1912年製のBARLER IDEAL HEATER 3の胴筒の錆に出た錆を落とし、新たに塗装する事だった。
おそらく前の持ち主は丁寧にレストアしてくれたのだろうが、胴筒部に塗られた塗料に耐熱被膜が形成されていなかったようだ。
塗料の下に広がった錆をワイヤーブラシで落として再塗装。
耐熱被膜の形成には塗料にもよるが100℃以上で1~2時間ほど熱しなければならない。
移転先の作業場では薪ストーブ(廃材ストーブ)が使えないので旧作業場のストーブが使える内に・・・、やっちまえ!
ハァ~、ヤッテマレ、ヤッテマレ・・・。(あ~、今年は立佞武多が観たい!)
佳境を迎えている『オモラシ君2号』ことHONDA CS90の修理に、この週末も『編集長』は忙しい。
仮組みしてあったシリンダーヘッドを外しバルブやロッカーアーム、さらにはシリンダーに載せてカムシャフトの組み込みだ。
バルブスプリンクを縮めてコッターを入れる作業は少々慣れが必要な作業だが、2本目が終わる頃には手慣れた感じになった。しかし、残念ながらこのエンジンに3本目は無い。
ポイントやガバナーの組付け、バルブクリアランスの調整、緊張の面持ちで作業を続ける傍らで『特攻隊長』や『スポカブ・ブラザース(弟)』が見ている。
横型エンジンの排気側のバルブクリアランス調整はエンジンを降ろさない限り、ほぼ寝転んだ状態になってしまう。
さもなければ腰に負担のかかる体制になるので、おろそかになりがちな作業だ。
もちろんポイントギャップの調整も忘れてはいない。
そしてエンジンを再始動!
『オモラシ君』が治ったかどうかは早ければ明日にも分かるが、とりあえず予定した作業を終えた。
除雪が行き届いている幹線道路は乾いている所も多いが、さすがに走ってみようとは思えない。
「オモラシ君1号」ことKAWASAKI W1のシリンダーに塗った塗料が乾くのを待って、シリンダーヘッドなどに試してみる重曹でのブラストの準備。
水を併用してのウェットブラストが望ましいが、そんな設備をしている余裕はない。
重曹によってブラスターの中がホワイトアウト状態になるだろうと予想していたが思ったほどではなかった。
ただ、結果はまったく期待外れだった。
アルミナでブラストした上でグラスビーズでも使ってみるか・・・。
追記 802ページ目のひとり言
気が付けばブログのタイトルを「憧憬の轍」としてから記事は800ページを越えていた。
WEB上ではページ数が表示されないので、これはあくまでゴーストライターとしての個人的な話だ。
だからどうしたと言う事ではないが週末の夜、撮った写真を見ながらキーボードを叩く事が習慣化している。
1000ページを越えたら極めて個人的な祝賀会でもやろうかな。