憧 憬 の 轍
2021年11月15日 一雨一度
北東北の紅葉は見頃の季節を既に終え、
遠くに見える山は白い部分が日を追うごとに増えている。
昨日は日常の足として使うクルマのタイヤ交換や庭先の落ち葉を集めるには最適な週末だった。
日が傾いた頃に降った雨が上がり、空には鮮やかな虹が。
急いでクルマからカメラを取り出そうとしていると白鳥の群れがV字を描いて飛んで行った。
陽を受けて白鳥は輝いて見えた。
新しい作業場の整理とこれまでの作業場の片付けで埃まみれ。
新しい作業場に運び込んだ「オモラシ1号」ことKAWASAKI W1は相変わらず移動する度に少しずつオイルを漏らしている。
そんな所に「オモラシ2号」とも言うべき1台が・・・。
編集長のHONDA CS90だ。
「オモラシ君」は1号も2号も原因と対処法をあらかた想像できるが来春までに対応出来ればいい事だ。
ただこの2台よりも問題なのは日頃、
仕事関係で世話になっているI氏の除雪機だ。
この除雪機が初めて作業場に持ち込まれてから約2年、
この冬もバリバリと活躍してもらわなくてはならいないはずがエンジン始動後に大量の煙を吹いて不動状態になったと言う。
大量の煙を吹き、その後エンジンがかからない事についてはI氏が規定量の2倍を超えるエンジンオイルを「これでもか!」と言わんばかりにブチ込んだため、
シリンダーの中までジャブジャブ状態だった事による。
もちろんプラグの接点には大きなハナクソがこびり付いていた。
ここまでは持ち込まれる前日に電話で聴いた話から想像していた。しかし・・・。
持ち込まれた除雪機は多分クランクケースの中でエライ事が起きている。
プルスターターやカバー類を外してクランクシャフトを回してみると耳障りな異音がするばかりでなく、
ギヤに何かが噛み込んでいるような感触がある。
4ストロークの1行程を回すことが出来ない。
「エンジン全バラ決定」だ。
考えられることとしてはセルモーターに付いているスターターギヤかクランクケース内の一部が欠けてギヤに噛み込んでいるかだが、
バラしてみなければ何も分からない。
ひとつのエンジンで走行もオーガーの駆動も行い前進6速、
後進2速なのでギヤ類も少なくない。
作業場の引っ越し作業はやっと先が見えてきたが「オモラシ君」を2台抱えて作業の優先順位を考えている。
11月15日、新しい跨線橋が開通した。
旧道との合流部分ではまだ工事が続いているため部分的に交互片側通行だ。
狭くカーブがきつかった旧跨線橋では大型車がすれ違えない事もあったし、
勾配が急で特に冬場は走りにくかった。
高台から見下ろすとその規模の違いがよく分かる。
新聞によれば旧跨線橋は新しい跨線橋の工事が完全に終了した後に解体されると言う。
子供の頃から見慣れた風景がまたひとつ変わってしまう。