After days of CB400Four
☆月光仮面になりたくて☆
其の拾八
2014年3月9日
フロント廻りを組み終えたC92を眺めながら
バイクのデザインについて考える。
バイクは自動車と違ってそれぞれの部位の
機能や仕組みがデザインに直接影響する。
欧米のバイクを模倣していた時代に
この「神社仏閣」は確かに斬新でひとつの
方向性を示すだけの完成されたデザインだった。
1960年代後半からはどのメーカーからも
「神社仏閣」ほど強い個性を持ったデザインは少なくなり
時代はデザインよりも性能を求めた。
そんな時代が続く中
1980年9月にショーモデルとして発表され
“ケルンの衝撃”とまで言われた
SUZUKIの刀(GSX1100S KATANA)
は世界的に注目された。
BMWのデザイナーだったハンス・ムートは
このデザインによってその名を知られる事になる。
日本刀がモチーフらしいが
日本車としては「神社仏閣」以来の革新的なデザインだったと思う。
バイクのデザインに関して数年前から考えている事がある。
大友克洋のアキラ、すなわち“金田のバイク”だ。
最近ではかなり原画に忠実な実走可能なモノも作られている。
原作では原子力エンジンらしいがそんな物騒なモノは作れるはずも無く
ガソリンで走っている。
今後、この種のデザインが流行りそうな気がする。
HONDAのDN-01とか
SUZUKIのジェンマとかは既に同系統のデザインかもしれない。
乗ってみたい、作ってみたい、年齢考えろってか?!