After days of CB400Four ☆月光仮面になりたくて☆ 其の拾五

After days of CB400Four
 
月光仮面になりたくて☆
 
 
其の拾五
 
2014223
 
 
オーナーのO氏の “いわゆる悪い病気”
 
の症状についてはたびたび話題にさせていただいているが
 
プレスハンドルを入手してからと言うものついに末期的と言わねばならない。
 
 
「フロントフォークからライトカウルを経てグリップに至る絶妙な連続したプレスライン」
 
「三次曲面で構成され見事に反り上がったハンドルと水平を保つウインカーとの角度の対比」
 
「ハンドル前面のエグレた曲面部分とメーターの位置関係」
 
まるで三流雑誌でも読んでいるかのような時に意味不明な賛辞の数々。
 
こんな話が始まると1時間くらいはあっという間に過ぎてしまう。
 
シラフでこの状態だから酒でも入った夜には朝まで続くこと間違いなし! 
 
それにしてもハンドルひとつでこれだけ盛り上がるって・・・
 
何度も言うがやっぱり“悪い病気”以外の何者でもない!
 
O氏も私も感じている事は一緒だ。
 
こんなにも煮詰められたデザインなのにパイプハンドルに変更し
 
中途半端な外観の変更をしたのはなぜかと言うこと。
 
当時HONDAはこのC92アメリカに向けて輸出している。
 
アメリカ人の体格にプレスハンドルは合わないと判断したのだろうか?
 
それならば輸出用は別としても国内向けにプレスハンドルを残しても良かったのではないか?
 
量産に伴うコスト面での問題?
 
いずれにしてもパイプハンドルを採用するに当たり
 
オリジナルのデザインは損なわれた訳で
 
デザイナーの心中は穏やかではなかっただろう。
 
「神社仏閣」シリーズは本田宗一郎が自らデザインした・・・とも言われているが
 
幾度と無く繰り返されたであろう試行錯誤と
 
難題に答えた職人達のプライドにただ頭が下がる想いだ。
 
完成されたデザインはある意味で乱す事の赦されないひとつの秩序だ。
 
O氏からこのC92を預かって以来
 
話題はHONDAの「仏閣」に尽きるのだが
 
私もO氏も元はと言えばKAWASAKI党。
 
いやいや未だに「男・KAWASAKI」党。
 
昔のZMACHの話になるとそれこそニトロ+ターボ状態に陥る。
 
C92のリストアを始めてからずっと気になっていたが
 
KAWASAKI Z1000Mk.Ⅱっていわゆる「神社仏閣」系のデザインのように思えて仕方ない。
 
タンクの形状は言うまでも無く、テールカウルは思いっきり四角いし
 
サイドカバーはスカッと三角形。
 
この“思い切りの良さ”こそKAWASAKIだと感じているのは私だけ?
 
曲線的なZ-1と直線的なMk.Ⅱ。どこかに落ちてねぇべか・・・?
 
 
イメージ 1   イメージ 2
KAWASAKI Z1000Mk.Ⅱ                                          Z-1も好きだけど「角Z」もいいネ
 
 
私たちの勝手な推測や想いは週末の酒の肴にでもするとして
 
リストア作業は着実に進んでいる。
 
やってる本人が言うんだから間違いない!
 
とは言え2月も既に下旬、3月はそれこそニトロ+ターボかな?