憧 憬 の 轍
2015年4月26日 ジャミフレンズの呪?
好天が続いている。先週のツーリングの余韻が冷めぬまま1週間が過ぎた。
来週はゴールデンウイークかと思うと
当ても無く地図を眺めている時間が増えそうだ。
レーサーに改造する案まで飛び出していたものの、
ほぼオリジナルに近い状態にレストアする事になった。
マフラーやエキパイ、ヒートガードなど、
探さなければならない部品も幾つかある。
赤色に塗装されているフレームは黒色に、
またタンクも白色を赤色に塗り直すので、
とりあえずエンジンを下ろすことにした。
クラッチが異常に重いことも気がかりなので、
一度解体して見なければならない。
こんな感じに仕上げたい さぁ、ここから・・・
KEN&タカによる「ジャミフレンズ」のジムニー以来、
ブログも作業場もあらぬ方向に向いていたが、
このXL125で本来の姿に戻る、
そう思った矢先にまたしても珍客登場!
スクーターベースのトライクは
二輪免許が無くても運転できることから最近増えているらしいが、
二輪免許持たずにこんなモン乗っていいのか?
持ち込まれた車両は中国製。
これまでも中国製のエンジンを載せたものは何度か見てきたが、
これはすべて中国製らしく、いわゆる「フル中華」。
細かい漢字がズラリと並んだフュエルホースは
既にプラスティックどころか金属並みに硬化し、
キャブレターに繋がる負圧用のホースもボロボロ。
こんなバイクが持ち込まれるなんて、
これはきっと「ジャミフレンズ」の呪いに違いない!
はたして何と言う車種だろう ? タイヤの扁平率は30% サンマル!
シート下のメンテナンスホールから手を突っ込んでホース類を交換し、
なんとかエンジンは始動したが、
3年前に譲り受けてから今日まで
「オイルなんて見たこともねぇ」って事なので
最低限度のメンテナンスをするためにもカウルを外してみる。
最低限度のメンテナンス、とは言っても
このトライクに関する資料は何も無いので
可動部分のグリスアップやオイル交換くらいしか出来る事は無い。
カウルが付いた状態では見つからなかったオイルフィラーは
エキパイの裏側にあり、
カウルを付けたままではポンプでオイルを注入するしかない。
さらにリアカウルはボルト4本で外れるように見えたが、
タイヤを外すかシート下の外装を外さなければリアカウルは外れない。
オイル交換の度にこの作業をするのかと思うと・・・脱力感。これもジャミフレンズの呪いか?
次のオイル交換時もこの状態で? オイルフィラーはこんな所に
遊びに来ていた仲間内で早速の試乗会。
皆トライクに乗るのは初めてとあって
まるで遊園地に連れて行った子供のような状態。
共通した感想は「曲がらねぇ~!」。
もっと排気量が大きければさらに面白そうだけれど、
二輪車の感覚では乗れないシロモノだ。
呪われた一日。
やはり最も呪われていたのはこの人、JAZZのタカ。
愛車・JAZZの潰れてしまった前輪のリム交換にチャレンジしたのだが
8時間を要しても作業は終わらず!
スポークの調整に手惑いアタマの中までジャミジャミしそう。
再びJAZZが走り出すのはいつの事やら・・・。
「曲らねぇ~」と言いながらも楽しそう 修行中。ただひたすら修行中。
次の週末はゴールデンウイーク。
出来る事ならまたキャンプしながらツーリングに出たい。
そのためにもこの呪われたヤツらを何とかしなければ!!!