寒さに慣れていないわけではないが、やはり気が重くなる予報だ。
週末ごとに朝からバイクばかりイジってないで、
たまには温泉にでも出かけてみようか、日帰り湯治、または車中泊で温泉三昧。
そんなことを考えながら地図を開いて思い出したことがあった。
さらには台風や川の増水で閉鎖された施設がその後どうなっているかと言う事。
忘れていたとは言わないが最近は情報収取を怠っていたのも事実だ。
ツーリング用の地図に旺文社のツーリングマップルを利用しているライダーは少なくないと思う。
最近はスマートフォンでの地図検索や、ナビゲーション機能を利用して地図を持たないライダーも多い。
さらに車載(4輪用)だけでなくバイク用のナビゲーションシステムも充実しているので、
冊子としての地図の需要は減る一方らしい。
それでも年式の古い人間としてはどうしても紙で出来た地図帳が欲しい訳で、
実は2014年版も持っているのだが、この年から耐水紙仕様が無くなってしまった。
2013年版(最後の耐水紙仕様)を探しているが、古本とは思えない値段で売られている。
サイズも中途半端だし耐水紙以外に利点はないと言ってもいい。
耐水紙版の再販を出版元に問い合わせたが、
返って来た答えは今後を期待できそうなものではなかった。
「復旧」「再開」を書くと行ってみたくなる 天候急変時や体調不良時のための安宿情報
耐水紙が使われていなかった表紙はすでにボロボロなので取り去った。
事務用のスライドリングと自作のビニル製のカバーを付けている。
おススメとして記載されている食事処も宿も温泉も最初から信用していないので、
独自に集めた情報を書き込んだり付箋を貼ったりで“デジタル派”に見せたら笑われそうな地図だ。
後悔や怒りにも似た複雑な気分で閉鎖された施設に✖印を付けて来た。
自然災害によるものだけでなく後継者不在とか経済的な問題で閉鎖された施設も少なくない。
特に古くからある温泉施設を維持するための費用や労力には驚くばかりだ。
閉鎖の情報はありがたくないが、
「復活」とか「再開」の情報はそれを聞いただけで気持ちが明るくなる。
一度は✖印をつけた施設名に「復旧完了」とか「再開」とかを書き込みながら暖かくなるのを待つのも、
ツーリングライダーの冬の過ごし方のひとつだと思っている。
書き込むのはキャンプ場の情報だけではない。
安宿(湯治場)や食堂、共同浴場などは直接油性ペンで書き込んだり付箋を貼ったり。
冬場の車中泊のために道の駅などの情報も集めなくておかなくてはならない。