2017年2月18日 気まぐれ、日帰り湯治
休日ごとにバイクをいじくる日々を何年も続けてきた。
もちろんバイクと全く関係ない事をして過ごした休日も少なからずあったけれど。
時々バイクから離れてみたくなる。趣味はバイクだけではない。
そう思いながらも温泉巡りや木造校舎探しやキャンプ、いわゆるD級グルメ、写真など、
趣味と言えるものは自分の中ではどこかでバイクと関連している。
最近はキャンプにも車中泊にも出かけていないし、過日のインフルエンザ以来、背中のコリが抜けない。
肩甲骨のあたりだ。
薬には極力頼りたくないので日帰り湯治。
湯の力と言う意味では県境にある日景温泉や湯ノ沢温泉がお気に入りだったが、
湯ノ沢の温泉は全て廃業、日景は再開準備中だ。
この写真を見てピンときた人もいると思うが、温泉マニア垂涎の湯治場だ。
溢れた湯は外に流れ、今の季節はこんな状態 さぁ、どこだか分ったかな?
ここの湯は熱く、“トド寝”と言われる入浴方法がある。
かけ流しの湯船の側に寝て湯船から溢れる湯を楽しむ。
湯船の側に寝る入浴方法としては「日本三大胃腸の湯」に数えられる蔵王の秘湯・峩々温泉に、
湯船の側に寝て湯を腹(胃袋のあたり)に100回かけると言う独特な入浴方法がある。
実際は100回もかけられないくらい湯は熱いけれど。
同じくトド寝も時間に余裕がなければ出来ない入浴方法だ。
目を閉じてじわじわと体が温まるのを待つ。
流れる湯の音が次第に大きく聴こえてくる。
思い出したのは名湯と名高い玉川温泉の浸頭湯。
温めの湯に寝そべって頭部を浸す。
ストレス解消や脳の活性化を促すらしい。
強酸性の湯(PH1.05 日本一の強酸性温泉)とラジウム(玉川北投石からの放射線)の影響で、
“ハゲが治る”どころか加速するという話もある!。
玉川温泉で癌が治ると言われるのもこのラジウムによる“天然の放射線治療”の効果らしい。
青森県は本州最北端の地ながら日本有数の温泉の宝庫でもある。
関東以南の温泉マニアが一度は行ってみたいと思っている温泉が幾つもある。
ちょっとだけ早起きすればそんな温泉に日帰りで行けることを
感謝しなければならないのかもしれない。
これもひとつの田舎の特権だと思って。
一時期2st将軍がハマっていた八九郎の温泉。
奥八九郎温泉はいつの間にか入湯できない状態になってしまい、
奥々八九郎温泉が奥八九郎温泉と言われるようになった。
秋田県と青森県の県境付近にある秘湯(野湯だけど)でさえ日帰りが楽勝なのだから
この自然の恵みに感謝して今年は秘湯と言われる温泉に出かけたいと思っている。
明日は来週の「タンク塗装祭」の準備をしなければ!
と思いながらも夕方に入っている仕事上の用事を考えると憂鬱でならない。
あ~っ、いい土曜日だった。