憧 憬 の 轍


憧 憬 の 轍


2017212日 Butthis was not all =でもそれだけじゃなかった



 昨日は国記念日で世間一般的には休日。加えて土曜日。


どちらも自分にはあまり関係のない事だが、先週の“間抜けな日曜日”


の反省から速攻で手配済みのC92-Rの後輪用スポーク(C100用)が届いた。


今日は朝からそのスポークを18インチのリムに仮組してみようと早朝出勤。


仮組とは言え剥がれた塗装や腐食やこびり付いた泥くらいは落としてからにしたい。


最終的にはバフ磨きまで考えている。
 
早速サンドブラスターに入れて作業を開始。


ところがブラスターの調子がおかしい。


削れていないわけではないがメディの出が悪い。


ノズルが詰まっているのだと思い取り出してみると・・・!!!
 
今さらこんなことを言うのもおかしいがサンドブラスターはブラスター自体も削っていた。


正直なところ、こんな話で記事を書きたくないのだが、


トロールと言うか定期査察に来ていた編集長に見つかってしまった。


順調にレストアや修理が進んでいる話より、


何かが壊れたとか誰かのバイクがイカレたとかの方がネタとしてはオモシロい。


よって今回の記事は編集長命令によるものです。


イメージ 1  イメージ 2
削れてしまったノズル部分                  拡大すると削れ具合がよくわかる
 
 
このサンドブラスターは既製品ではない。


避難梯子用のスチール製のケースにありあわせの部品を組み合わせて作ったものだ。


よって代替えの部品が簡単に見つかる保証はない。


溶接で肉盛りして穴を塞いで・・・。


考えられるのはそんな補修方法ばかり。


作ってからおよそ10年、よく頑張ってくれたとつくづく思う。


このサンドブラスターは制作にあたり「樵の巨匠」の全面協力によるものだったので、


明日にでも彼と相談して早めに修理しなければ作業が進まない。
 
 


昨日届いたのはスポークだけではなかった。

C92ブラザース(弟)のCB50改のタンク用に手配した塗料も届いた。

C92-RのドクロタンクとCB50改のタンクの塗装を比べてみると、

CB50改に使われているシルバー(NH-132M)の方が少しだけラメがきつい。


光モノが好きなグランパ・O氏に色見本を見せたところ


OK! 問題なし!」との事だったので


ドクロタンクも同じ色で塗装する事になった。



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ドクロタンクも塗装の準備                  新品のスポーク、今日は出る幕ナシ
 
 
フレームを赤色で塗装するために、


まずはフレームの改造と錆の処理が優先順位だったはずがタンクの塗装が先になる。


こんな予定の変更も作業場では日常茶飯事、いつもの事だ。


「もう少し暖かくなってから・・・」と思っていたが


本格的に“タンクの塗装祭り”を計画しなければならない。

XL250R MD03)のパリダカタンク用の塗料も準備したし。

昨秋、エンジンが焼き付いたと思っていた

ダディKの愛車DT200は思いのほか軽症で、

バラしたついでにフレームを黒色で塗装するらしい。

“黒色で塗装”と聞いて冷静でいられないのは『林道2号』だが、

実はそれどころではない。

自家用車のタンクに穴が開いてガソリンが漏れてる!? 

昨秋の「KSR圧縮ゼロ事件」以来災難続きだ。お祓いが必要かもしれない。
 
 
 




 昨年10月に小樽の「海猫屋」が閉店する話を書いた時に、

「さかい屋」も月内に閉店するらしい事も書いた。

さかい屋は「くぼ屋」と名を変えて再開するとのこと。

さかい屋時代の内装や備品類をそのまま使うらしい。

そんな情報と共に、またひとつの老舗が閉店する情報も届いた。
 
「石川屋」。「藪半」と並んで小樽では老舗だった蕎麦屋だ。

小樽だけでなく全国的に老舗の蕎麦屋の閉店情報は少なくない。

パスタなんか喰ってる場合じゃねぇぞ! 


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さかい屋開店当時、入り口で客を迎えていたのはこの壺に活けた花と秤だった。
初めて「オオカミの桃」を飲んだのもさかい屋だったなぁ。(1983年頃撮影)