憧 憬 の 轍


憧 憬 の 轍



201742日 本気で真面目に遊んでるって事サ~


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前回に続いていきなりこんな写真を載せて

「脱輪も甚だしい」と言われそうだが、

実は野暮用で先週は沖縄にいました。

決して遊びに行ったのではありません、

と言っても信じては貰えないことも承知しておりますが・・・。

ちなみに前回のハマヒルガオの写真は慶良間の座間味島で撮ったものです。
 



何やら懺悔のような書き出しで、書いている本人も面食らっている。


しかし、ひとつだけ「褒めてもらえる」収穫があった。


326日の記事に書いたSuzuki LOVE Three


怪しいイグニッションコイルと同型のコイルを沖縄で入手してしまった。

野暮用とは言えこの北国から南の果てまで出かけて

見つけてしまうのだから、

自分も他人の“悪い病気”を笑っていられない。

 入手の経緯は話せば長くなるが、

通りすがりのジャンクヤードで偶然見つけた。

ウチナーグチ(沖縄方言)で言われたのではっきりわからないが、

「勝手に持って行っていいよ」みたいな事だった。



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これを土産と言わずに何と言う                      2stオイルのポンプも詰まっていた

 

 硬くなっているプラグコードを新品に代えてプラグの発火テスト。


バチバチ飛んでるサ~」。


ついでにオイルポンプも詰まってるサ~。

と言う訳で分解掃除後、お待ちかねの“火入れ式”。

セルでもキックでもエンジンかかるサ~! 

傍らでは92ブラザース()が愛車のブレーキのメンテナンス最終段階。
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LOVE Threeに関してはキャブレターの調整やら


燃料ホースにフィルターを付ける事など、


もう少し手がかかるが始動したエンジンに一安心だ。




 CB50改はキャリパーだけでなくマスターシリンダーもフルオーバーホール。


オイルシールやダストシール、ピストンもダストブーツもすべて新品に交換。


オーバーホールを終えたブレーキを車体に組み込み


最も重要な作業のひとつ、エアー抜き。


後輪に手が着くころにはパトロールに来た編集長まで作業に加わって

楽しくも賑やかな、いつもと変わらない日曜の午後だ。



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マスターシリンダー組み立て中                          組み立て終えたFブレーキ

 

 もちろん『林道2号』も黙っていない。


今日は“家庭の事情”で忙しい筈が


XLR250RMD22)にキャリアを付けるためにだけにやって来た。


来週末は二人とも走ってみるらしい。


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この二人、実はいいコンビかも?                         今日も元気な『林道2号』

 
 
 
 

閑話休題


 今回の沖縄、


何よりの土産話はLOVE Threeイグニッションコイル入手どころではない話です。


 330日の夜、日付が変わる頃。


沖縄市の某スナックで気勢を上げていると


偶然にも歌舞伎役者の市川春猿さんが来店し、


訊ねてみると「今回は完全なプライベートで」との事でした。


プライベートにもかかわらず、


多くの客に囲まれ写真撮影にも気さくに応じてくれました。

 

カラオケで歌っていただいた「頃は元禄十五年~」のくだりで有名な


赤穂浪士の歌に店内は大盛り上がりのカチャーシー状態。


マイクを使っているとは言え、そのよく通る声と声量に一瞬、


そこに歌舞伎の舞台が見えたような一夜でした。



昼間は野暮用、


夜は泡盛漬け、


オマケに暖かいし、


海はきれいだし、


帰りたくなかったなぁ・・・。