憧 憬 の 轍
2017年4月16日 春雷ならばまだしも、遠雷
「遠雷」は夏の季語。
まだ雪の残る北国にはおおよそ似つかわしくない二文字。
それでも遠くで雷鳴が聞こえたような気がして掻き立てられる不安と、
そこから逃れようとして創り出す根拠のない期待。
この複雑な想いや胸騒ぎや忘れたはずの感情、もしかして・・・?
そして臆病な自分がいる。
宅配便業界の労働条件が社会問題になっているこの頃だが、
その一端を担っていると言っても過言ではないア〇ゾンが大好きなR氏は
“新品のHusqvarna製チェーンソー“が届いたらしく樵街道一直線。
また関東方面から帰ってきたサンちゃんことS氏のKSRⅡも今日は納車の予定だ。
5月初旬に予定している春一番ツーリングに参加してもらうためにも、
かつてメグロに乗っていたS氏は自分のブランクを考えて
四肢のプロテクターを用意しようとしている。
いわゆるリターン・ライダーにとってこれは必要なことだと思う。
あいにくの強風ながら今にも走り出しそうな作業場のメンバーたちは
自分のバイクのメンテナンスに忙しい。
おかげで昨日まで整然としていた作業場はバイク屋のバックヤード状態だ。
昨日まできれいに並べていた15台も・・・ あっちこっちで「火入れ式」
足の踏み場もなくなって・・・ 「待合室」に残された3台
そんなメンバーの中でも最もイケイケ状態なのが『林道2号』と編集長だ。
まずはエンジンかけて、乗ってみて、気分だけは既にいつでも出発OK状態。
そんな二人とは裏腹に5月初旬に予定された春一番ツーリングに向けて
『林道1号』はフロントフォークのオーバーホールに余念がない。
その上でサンドブラストしてバフ研磨して、
ピッカピカのボトムケースをXLR250R-BAJAに取り付けるための作業に忙しい。
日増しに上昇する気温は“バイクの虫”たちを完全に起こしてしまったような週末だ。
『林道2号』にはまだナンバープレートが無い 「このヘルメット、見てくれ~」
『林道1号』はブラスト&研磨に夢中 庭先の桜もほころび始めた
編集長は早速の試乗会 その頃、一人で花見を始めていた「樵の巨匠」
春一番ツーリング&春の味覚てんぷら祭りは5月3日(水)を予定している。
それまでの2週間余りの間に予期せぬアクシデントが起こらないことを願って、
「全車一斉火入れ式」を終えた作業場を今日は早めに施錠した。
追記:「八戸で一番おいしいカツ丼」、個人的には好きな味でした。
編集長のおまけ!!