憧 憬 の 轍
2017年4月16日 穀雨の後に
桜は蕾がほころび始めたかと思うと一気に咲いて、
あっという間に満開になる。まるで感情を抑えきれなくなったように。
そして咲いた花は散る。
咲いた桜も美しいがはらはらと舞い散る花びらもまた美しい。
花弁を離れてから地に落ちるまでのわずかな時間が一番美しい。
今年の開花は平年より7日ほど早いらしい
「越冬組」や「手術待ち」で足の踏み場もない状態の「待合室」から
今年も1台、また1台と持ち主の元へ走り去る時期だ。
この冬は越冬組が10台も居たために総勢15台での越冬だった。
その中の1台、『林道2号』のXLR250R(MD22)は20日にめでたくナンバーを取得した。
4桁の数字に異常なほどに拘っていたが型式のMD22をMDZZと
勘違いされるアクシデントに見舞われ、
望んでいたナンバーとはかけ離れてしまったようだが。
S氏の“リハビリ”のためのショートツーリング。
朝方にパラついた小雨も10時過ぎには止んだ。
道路が乾くのを待っての出発となったため少々忙しい行程だったが、
足慣らしとしてはちょうどいい距離だった。
湖畔の桜は咲き始め 風はまだ冷たい
作業場では『林道1号』がXLR250R-BAJAのFフォークのオーバーホールと組み立て。
作業のペースは決して早くないが
パーツリストを確認しながらひとつひとつを確実に組み立てている。
各部品の働きや構造を理解しながら、頷きながら。
パーツリストの確認 大事ですね なるほど、なるほど・・・
次の週末は大型連休の始まりでもあるので、
天気が大崩れしない限り間違いなく試運転となりそうだ。
『林道1号、2号』だけでなく
タンクの“お色直し”を終えた92ブラザース(弟)のCB50改も
前後のブレーキをオーバーホールして以来、まだ走っていない。
ショートツーリングで冷えた体を温めながらストーブの側で楽しい話に花が咲いていた。
Fフォークの組み付け メーターやライトユニットも取り付け
‘75初期型XL125のエアクリーナーに少々手を加える。
結果としてKEIHIN PE28を使うことにしたので、
エアフィルターを既存のエアクリーナーボックスに手を加えて納める事になった。
ちょっと邪魔だったエアクリーナー ボックスとキャブレターの位置関係
ボックスの一部を切除して こんな具合に納める
この加工によってPE28専用のサイドカバーが必要になる訳だが、
TLR200のナンバー取得を諦めた訳ではないが、
公道を走れる状態にするには必要な部品が多い。
そこでとりあえずトライアル競技の練習用車両として整備することにした。
『林道1号』のヒロさんことT氏を中心に整備を進めるつもりだが、
その事を伝えるためにも近々に苫屋へ行かなくてはならない。
編集長の お ま け
ジャミフレンズの悪友KENも、この陽気につられてSRのナンバー取得と車検を覚悟したらしい!
仮ナンバー、シクハックWW 一発で取得できなかったときは笑ってくれと言ってました。。
流石、一発OKだったそうです! 5月3日のツーリングに間に合いましたな!!