遅れて来た夏

 

憧 憬 の 轍

 

 

2017827日 遅れて来た夏

 

 

 天には龍がいるのだと言う。その姿をはっきりと見た者はいない。

 

それでも間違いなく天には龍がいて稲妻を放ち、

 

雨を降らせ、風を吹かせるのだと言う。

 

その龍を味方に付けるか敵に回すか。

 

敵に回したところで所詮、勝てる相手ではない。

 

 8月最後の週末。

 

数日前からの陽気は諦めていた夏を感じさせるが、

 

やはり秋の残暑に近い。

 

夜中に開け放った窓に響く虫の声も真夏のものとは違う。

 

理由もなく蛍が見たいと思った。
 

 

 

 

 天気さえよければ早朝からどこかへ走りたい気分だった。

 

目的地も決めずに「とりあえず北へ、とか西へ」みたいな感じで。

 

それでもプロジェクトC92-Rに使う塗料用の剥離剤が

 

朝イチで届くことになっていたので宅配業者を待っていると、

 

『林道2号』から電話が。

 

とにかく走りたくてたまらないのが声のトーンに表れていた。

 

 作業場に出勤すると『林道2号』に誘われた編集長も現れ、

 

急遽、ショートツーリング決定。

 

行先は八戸市の南郷区、旧増田小学校。

 

いわゆる「山の楽校」。

 

朝刊で見たひまわり畑へ。

 

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遠くに白く見えているのは蕎麦の花               
 
 
 
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古い学校とひまわりはよく似合う

 

 

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新蕎麦が待ち遠しい                    
 
 
 
 
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これだけのひまわり、種の使い道は?
 
 
今年は長雨による日照不足と低温の影響で開花が遅れていたらしい。

 

「夏りん蔵」と言う品種のひまわりは花も背丈も小ぶりだが、

 

今年はさらに小さかった。

 

それでも好天と報道の影響か、周辺の道路は渋滞するほどだった。

 

ひまわりを植え始めたのは2007年からとのことだが、

 

年々本数が増えて今年は約200万本。
 
ひまわりの中の小道を歩きながら

 

宮城県大崎市の三本木地区の「ひまわりの丘」のことを思い出していた。

 

本数は南郷よりも少ないが作付面積は3倍近い。

 

大柄な花をつける品種に加えて地形が一役買っている景観は

 

南郷とはまた違った見ごたえがある。

 

最後に見たのは13年くらい前だったと思う。 

 

誰と一緒だったんだっけ? 

 

少しだけ甘酸っぱい記憶をたどりながら啜る蕎麦のツユは甘口だった。

 

ところで『林道1号』のヒロさんことH氏も会場の“どこか”にいたようだが会えなかった。
 
 
作業場に戻って今朝届いたばかりの剥離剤を使ってみる。

 

「カリーナ、カローラクラスなら7~8㎏程度でOK

 

と言うだけあって強力かつ迅速なキキメ! 

 

とりあえず2㎏缶を購入したが十分に足りると思う。

 

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塗布後、約2分でこの状態                
 
 
 
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これならすぐにバイク1台丸裸にできそう
 
 実は昨日(826日)、音もなく作業場に現れたC92ブラザーズ(弟)。

 

作業場近くの家電量販店あたりからコレクションの一台、

 

HONDA C100-Super Cubを押して来たとのこと。

 

「突然エンジンが止まってかからない!」。

 

その原因はどうやらポイントのようだ。
 
 
 1959年頃の車体を当時の雰囲気のままに・・・はわかるけど、

 

消耗備品まで当時のままでは機械は動いてくれない。

 

接点部分がなくなってしまったポイントではプラグはスパークしないよね。

 

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ここまで使えば部品も成仏したと言えるか?          
 
 
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三菱製を見るのは初めて

 

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この「ヤレ具合」がいいんだな・・・                 
 
 
まさしく“昭和”
 
 
 遅れてきた夏がしばらく続くことを願って8月最後の週末も終わった。

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
編集長のおまけ(^^)
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