憧 憬 の 轍
2017年12月10日 不完全燃焼
「カレンダーの日付は残り少ななりましたが、貴方に会う時間だけは残してあります」。
俳優の細川俊之(故人)がパーソナリティを務めたFMラジオの番組は
いつも気障な台詞で始まった。
声の持つ魅力、とでも言えばいいのだろうか、
そんな台詞が楽しみだった土曜日の午後、
職場の窓から見える雑踏には週末の装いが溢れていた。
泡が膨らみだした頃の記憶が懐かしさと共に蘇る。
(編集長のツーリング用車両)の隣で春を待ってもらう事にした。
少々広くなった作業場には間髪入れずに『林道1号』、
T氏のXLR250R‐BAJAのエンジンが!。
最近、他人のバイクのメンテナンスにやたらと興味津々な
『林道2号』の熱心な営業活動(?)の成せる業だ。
「どうせ春まで乗れねぇんだから・・・、ヘッドめくっちまえ!」。
と言う訳で速攻のエンジン腰上の解体決定!
外装はサンドブラストしてチタンカラーに再塗装だとか。
寒さをモノともせず試乗会じゃ~!
サクサクっと腰上分解完了
92ブラザース(弟)と『林道1号』ことT氏の連携サポートもあって
腰上分解は順調に終わったが、
この時点では誰もその後に訪れる“悪夢”に気付いていなかった。
下の写真はサイドカバーも外したクランクケース本体、ピストンが外れている。
このピストンを外す作業、というよりピストンピンを抜く作業、
そして抜き出したピストンピンの状態はまさしく悪夢だった。
サイドカバーも塗装する予定
ピストンは外れているが・・・
ピストンとピストンピンについては新品のピストンピンを
(場合によってはピストンも)用意しなければ状態を完全に把握できそうにない。
ピストンを外す前の状態はエンジンが回っていたのが不思議なくらいだった。
不本意ながら多くの?
を抱えたまま作業を終える日曜日の夕方は、明日の月曜日がいつもより憂鬱だ。
編集長のおまけ~
バーナーで炙っても
こんなことしてみても
作業場にあるものでいろんな工夫をした結果
抜けました!こんなになってるとは。。。
こんなとこに蛇口付けてどうすんの~ (笑
最後はみんなでクラッチ板組付けの講習会で本日の講義は終了!!
また来週!!