憧 憬 の 轍
2018年2月18日 雪の朝に
昨日、暴風雪警報も出ていただけに少々まとまった量の雪が降った。
予報では真冬日と言う事だったが
日中の晴れていた時間は道路の雪も溶けて流れ出すほど暖かかった。
今期、燃料不足の作業場はなかなか暖かくならない。
某ホームセンターで買ったナラの薪は乾燥が悪いようで燃えにくい。
十分な燃料(廃材)を確保しておかなかったことを今になって後悔している。
まさにアリとキリギリスだ。
1月初旬に作業場の「手術室」に入れたTL125 BIALSとJC58。
春までにはまだ時間がある・・・、
なんてもっともらしい言い訳も今月いっぱいが限度だ。
2月はあと10日で終わる。
まずはヘルメットの磨き傷の修正。
クリアを吹きたい気もするが、これはこれでいいのかもしれない。
T氏が持ってきたSIMPSONではなく“すんぷそん”と並べてみた。
T氏は近々にこれを再塗装するつもりだ。
復刻版(左)はスモールシェルのためひと周り小さい
“すんぷそん”はオリジナルのラージシェルと同じ
40年近く前の話だがO氏は一生懸命貯金してそのヘルメットを買った。
同じ頃にT氏はコピー品を3分の1程度の値段で買った。
本物だからどうの、偽物だからどうしたと言う話ではない。
二人はそれを今でも持っている。
内装のスポンジは加水分解し、
ヘルメットとしては使い物にならない状態でも大切にしている。
「あこがれ」だったんだから・・・。
自分はと言えば貯金も出来ず、
かと言ってコピー品を探そうともせずに諦めていた。
ヘルメットのクリア塗装の事は後でもう一度考える事にして、
ゴム板から製作したJC58のシートダンパーはあまりにも硬かった。
そこでオリジナルを参考に切り込みを入れてみた。
オリジナルに比べてかなりゴツイ仕上がり
高さは“シートが水平になる”寸法で
走ってみない事には何も言えないが少々クッション性が付いたようなので、
とりあえずこの状態で試乗し、
O氏には自分の尻の肉と相談してもらう事にする。
タンク上面のラインとシートの先端部分の高さを合わせるために
いくつかの小細工をした。
自分としてはこんな部分に拘りたい。
ダンパーとシートを接合
タンクとシートのライン
JC58にしてもTL125 BIALSにしても
タンクの内部のコーティングが終わらない事には
「手術室」から出す訳にはいかない。
外の天気を伺いながらJC58のストップスイッチに手をつける。
このバイクが作られたころの保安基準ではストップランプは義務でなかったらしい。
前オーナーが車両と共に送ってくれた部品の中には
リアブレーキ用のストップランプスイッチがあった。
スイングアームのピボット部分に入れて納める形状は
1960年頃のYAMAHAにも見られる。
僅かに寸法が合わないのでピボット部分の内部を錆と共に削る事にした。
こんな具合で納めたい もしかしてYAMAHA?
内側を削る
比較的のんびりとした1日になるかと思っていたが、
昼過ぎてからやって来たのは2st将軍。
くわえタバコで手慣れた作業(午後5時頃)
外したクラッチ一式 原因はカバーと付帯部品
次の週末は2月最後の週末になる。
TLやJCだけでなくCB93のエンジンの事も考えなければならないし、
自分の‘75CB400Fourの車検の準備も4月中に済ませたい。
やっぱり来週は湯治に行こうかな・・・?