まだ蝉が鳴いている



憧 憬 の 轍




2018916日 まだ蝉が鳴いている



 昼間の日差しにはまだ夏の名残が残っていても感じる風は秋そのもの。

もしかしたらバイク乗りはいち早く季節を感じ取るのかもしれない。

そして秋は四季の中で最も色彩豊かな美しい季節だ。

そんな季節を駆け抜けた向こうには何もかもを白一色に染めてしまう冬が待っている。

 今年は季節の移り変わりが早いと感じているのは自分だけではないと思う。



 
 
予定では今日、日本海に面した港町・鯵ヶ沢町へ「ヒラメ漬け丼」を食べに行って、

帰って来てから「カンパーイ」のはずだった。

「カッパ着て走るべぇ」と言っているのは『林道2号』こと特攻隊長だけで、

わざわざ雨の中を走りたくはない。

そこで、とりあえず「安全祈願大祭」だけでもやっちまえ、

と実に作業場のメンバーらしい決断だった。
 
当地・三沢市では事あるごとにバーベキュー、

やれ炭熾せ、

肉を焼け・・・で、

少々食傷気味のメンバーとしては、

旬の秋刀魚や季節柄、

貝柱が大きなホタテやサザエなんかで一杯やりたい!

一夜干しのイカなんかもいいねぇ。


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まずは秋刀魚でしょ                       

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そしてサザエも

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上手に引っ張り出さないと・・・                 

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やっぱり日本酒!
 
 
秋刀魚は豊漁と言われる割にまだ高いのは、

北海道で起こった地震の影響らしいが他の魚も安くはない。

食欲の秋とは良くぞ言ったものだと思う。

山からも海からも美味しいものが採れる秋、収穫の季節だ。
 

魚や貝類を焼いているグリルの側では

使い古した薪ストーブにダッジオーブンを載せてローストチキン。

急ごしらえだったので味の方はイマイチ・・・。

そして酒が進むにつれて話題はやはり明日に予定していたツーリングの事になる。

やっぱり走りたいんだよなぁ・・・。

昨日よりも幾分下がった降水確率を信じて明朝は7時集合!

行先は八甲田山方面以外を『林道2号』こと特攻隊長が許すはずもなかった。
 
 
 
 
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ローストチキン解体開始!                   


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いわゆる「全バラ」
 
 
 
 
そして夜は明けて16日(日曜日)。

昨夜の酔いに任せた打ち合わせ通りに7時に集合、

その後出発。

降水確率はさらに下がったようだが、

遠くから眺める八甲田の山並みには雲がかかっていた。

気温が上がるにつれて稜線はくっきりと見えるようになり

田代平を過ぎた頃には心地好い秋晴れが待っていた。



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ここで写真を撮りたい、と言ったのは特攻隊長だった   


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今回参加の最小排気量車
 
 


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やはりダケカンバには青空が似合う             


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帰り道の寄った常夜灯公園の北前船
 
 
 
山を下り青森の街が近づくに連れて風が暖かくなった。

心配していた雨もしばらくは降りそうにない。

帰り道に寄った野辺地町の常夜灯公園で、

町に寄贈された北前船を見て改めて船大工の技に感心していると雨の情報が届いた。

“気絶するほど忙しい”はずの『林道1号』のT氏からだった。

仕事しながらも気にしていてくれた心遣いに感謝、感謝! 

雨にはあたったが軽くシールドを濡らす程度で結構満足なツーリングだった。

鯵ヶ沢の「ヒラメ漬け丼」は心残りだけど・・・。

楽しみをまたひとつ残した週末、もうすぐ山は色着く。

















編集長のおまけ!
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