霜降も近い

 

 憧 憬 の 轍

 
 

 20181021 霜降も近い



 10月も末が近づき日増しに日が短くなっている。

そればかりか朝夕の低い気温と日中の小春日和が、

秋も終わりに近いことを知らせている。
 

 
10月に入って以来、思い出したように気になりだした蔦沼の紅葉。

3年ぶりに朝焼けに燃える紅葉の蔦沼を見たくて、

写真に収めたくてこの週末は午前2時に起きて蔦沼へ向かった。

日の出は555分頃なので

4時過ぎに現地に着けば何とかなるだろうと思って20日(土曜日)、

3時頃に家を出たが、結果は・・・甘かった。
 
蔦沼には沼縁の湿地にウッドデッキが設置されている。

そこが午前4時の時点で足の踏み場もないくらいの人、人、人。

写真愛好家の多くはウッドデッキの最前列で三脚を立て、

その後ろにはスマートフォンや小型カメラを手にした人達。

どうやら最近、テレビで朝焼けに染まる蔦沼が紹介されたらしい。

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日の出直前の蔦沼                        

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日の出直後の蔦沼
 
 
 
そして21日(日曜日)。

曜日から考えて昨日以上に混むことを予想し、

現地には午前3時に到着したがさらに甘かった。

ウッドデッキばかりか遊歩道や沼縁までを埋め尽くす人の数が尋常ではない。

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デッキに群がる人々(午前6時頃)             


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あぶれた人達は沼縁にも
 
 
日の出前に蔦沼に行くためには蔦温泉の駐車場か

周辺の路上に車を停めて真っ暗な遊歩道を懐中電灯の明かりを頼りに

15分程度歩かなければならない。

写真愛好者たちの多くは使っている機材だけでなく、

服装も観光客のそれとは違い、

本格的なトレッキングシューズや長靴、

防水仕様のパーカーやポンチョを着たりして気温4℃前後の中で長時間、

日の出を待つ準備にぬかりはない。

そして各々が見つけたポイントでじっと待っている。
 
21日(日曜日)にウッドデッキの最前列に三脚を構えた人は前夜10時頃に来たと言う。
 
 
 
腕時計と背後(東側)の空を交互に見ながら待ちに待った朝日がさす頃、

願っていたのはより赤みの強い朝日がさす事だけだった。
 
 
遠くに見える山にさし始めた朝日が沼の対岸を照らすまで数分。

残念ながら赤みが薄い。

もっともっと赤く染まる蔦沼に期待していたが今年はもうチャンスが無い。

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午前610分頃 もっと赤く染まって欲しかった
 
 
 
朝焼けや夕焼けが赤く見えるメカニズムは大気中の水分、

要するに湿度が深く関係している。

来年は単なる天気予報だけでなく湿度や風向きなどについても考えて行動しようと思った。

そして今年は雪景色の蔦沼も訪れてみたいと思った。

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バイクで走りたいなぁ                       

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もうすぐ秋も終わる
 
 
 
蔦沼や紅葉の話題は午前8時まで。

9時以降はいつものバイク馬鹿に戻っている。

実は数日前から十和田の「博物館の館長」

または「ジャンクヤードのオヤジ」ことM氏の元から

2台のバイクを譲り受けに行く予定が入っている。

譲り受けるのは「SMオヤブン」ことM氏。バイクから離れて久しいが、

『林道2号』の特攻隊長と仕事上の付き合いをしているうちに

病気が再発してしまったようだ。



譲り受けたのは78年型のHONDA Z50 モンキーと1980年頃のゴリラ改。

モンキーは完全にオリジナルの状態で走行距離も約1,000㎞程度。

ゴリラはキャブレターもマフラーも社外品で排気量も変わっているらしく、

詳細は不明だ。
 
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「猿2匹」を搬送中                        

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モンキーは観賞用? 
 
 
 
ゴリラは「博物館の館長」が昨年乗り回していたのを見ているので

マフラーがウルサイこと以外、

あまり心配はしていない。

問題はモンキーの方だ。

少なくても10年はエンジンをかけていない。

いきなりキックすると取り返しのつかない事になりかねない。

タペット調整用のカバーを開けてみると

上側のロッカーアームは完全にオイルが落ちて乾いていた。

 
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ひと回りしてねぇよな・・・?                   

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乾いてスカスカのロッカーアーム
 
 

潤滑材やオイルで強制的にシリンダー内部やカム周りを潤滑し

エンジンの始動を試みたが、プラグに火が飛ばない! 

硬くなりかけたプラグコードやコイルまで疑ったものの、

原因はポイントの調整にあった。

ローターの中にあるポイントの調整に手間取りながらも

モンキーのエンジンは始動した。

来週末は微調整と試運転の予定だ。


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さぁ、エンジンかかるかな?                   

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始動成功! それにしても排気音が静かだ