憧 憬 の 轍
2019年10月2日 水曜日だぜ?
まだまだ日中は暑いと言っても最高気温はせいぜい25℃、最低気温が12℃度前後と比較的に過ごしやすい季節になった。
遠くに見える山並みは青く、色づく気配はまだない。
Yahoo! Blogが12月にサービスを終了するためHatena Blogに移行し、メインタイトルも「りゅうのバイクなかま」から「まことのばいくなかま」に。
まだ移行したばかりで編集長は使い勝手に苦労しているようだが、すぐに慣れてくれると思っている。
いつもなら、週末ごとに繰り返されるバイク馬鹿オヤジ達の事を綴るのは日曜日の深夜だが、今日はまだ水曜日だ。
実はこれには理由があって、9月26日から30日まで編集長共々、北緯26度 東経127度の街へ行って来た。
「遊びに行ったのではない」と言っても説得力がないのは、ほとんどが遊びだったので当然だ。
しかし某団体の『創立50周年式典』に参列する事が主な目的だった事だけは明記しておこうと思う。
いわゆる「悪い病気」に感染して久しい我々だが、南国の海の青さは「悪い病気」さえ忘れそうになる程の中毒性を秘めている。
太陽と雲が海の色彩も色相をも変える様は、まるで保護色で擬態する生き物のようでもある。
バイクと言う名の「悪い病気」でさらに「海の色中毒」なんて、このままだと社会復帰はほとんど望めないか?
そんなお祭り騒ぎの中、名護市辺野古を訪れる機会があった。
フェンスに結ばれたリボンはすべて撤去され、真新しい消波ブロックが整然と並べられているのが見えた。
反対派のテント村も看板だけになっていたのは台風のせいだったのか。
風の音と寄せ返す波の音だけが静かに響き、テレビのニュースで観た喧騒はどこにも無い。
この静けさこそがこの島の原風景なのだろうと言う思いと、ここで暮らしてきた人達の営みが交錯する。
それは正解を導き出すことが誰にもできない問いのようだった。
乗り換えを含めて空路で約5時間。
帰ってきた街は日の出も日の入りもおよそ1時間早い。
数日ぶりに『樵の巨匠』のガレージを覗いてみると、やっぱり・・・。
予想通り彼は再生中のTLR200にさらに手を加え、登録前にもかかわらず夜な夜な勝手な試運転をしていたらしい。
TLR200は車両の乾燥重量が100㎏にも満たないトライアル車だ。
そのため各部の造りが華奢に出来ている。
それは単に華奢なのではなく、軽量化に特化した結果だと思う。
例えばサイドスタンドは一般的なオフロード車に比べてかなり細い部材で作られているし、競技中は外す事を前提に設計されている。
今さらトライアル競技をする訳でもないので少々の補強を加えたり、マフラーのクランプを自作したり、チェーンテンショナーのクッションも自作するなど、『樵の巨匠』は早くこのTLR200で秋のキノコ採りに出かけたいらしい。
『樵の巨匠』がこのTLR200で秋の味覚を集めてくれる保証は無いが、登録祝いの「魂入れ」を早急に企画しなければならない。
閑話休題 御礼深謝
長らく世話になりっぱなしのH氏ご夫妻はじめ沖縄の友人達に、この場を借りて改めて御礼を申し上げます。
時間が許すなら、紅葉の時期に遊びに来て下さい。
※ 編集長からも心よりお礼申し上げます、また合う日を本当に楽しみにしております。
久しぶりの編集長のおまけ!