憧 憬 の 轍
2022年6月4日 憂慮
西の彼方で続いている戦争は悪化の一途を辿り、先が見通せない。
そもそも戦争と言う状況を招く背景にはそれぞれの国の大義がある。
小さな国が大きな国に立ち向かう時、直接的に無関係な国が後押しをする。
これまでも多くの小さな国が大国の代理戦争をして来た。
手に余るほどの情報が飛び交う中で事実を知る事が難しい時代だと思う。
意図的に作られた情報ほど広がりやすいし、真贋が判断出来ないような映像も簡単に作り出せる。
たったひとつの事実が幾つもの真実を生み出してしまう。
『樵の巨匠』が企画した林道ツーリングを明日に控え、慌ただしい1週間だった。
「オモラシ君4号」となってしまったIhatovo TL125は再び『樵の巨匠』のガレージで整備と再始動を繰り返した。
手配したキャブレターのオーバーホールキットが届いて、早速ジェット類やニードル、スクリューも新品に替えた。
腰上だけでも解体してバルブやポートの状態も確認したいが時間が無い。
すると「EX側のバルブクリアランスが無かった」と『樵の巨匠』からメールが届いた。
大急ぎでクリアランスを調整し試運転した結果、ひと通りの問題は解決した。
一方、『林道1号』ことT氏もメンテナンスに忙しい。
『樵の巨匠』と同じTLR200だ。「チェーンテンショナーの具合がおかしい」と言うので、これも速攻で修理決定!
『樵の巨匠』は今回のツーリングに特段の思い入れがあるらしく、今日はいつもに増して良く動く。さらに明日の昼食の準備までしていた。
明日のメンバーはこれまでに何度も一緒に走っているメンバーだが、未舗装路を走るツーリングは初めてだ。
路面の状態と速度に注意すれば大きな問題は無いと思っても、メンバーがメンバーだけに何かが起こりそうな予感が・・・。
もう誰もが明日の事しか考えていない中で『樵の巨匠』の作業はまだ続いていた。
『某設計屋サン』ことK氏が体調不良のため不要になったHONDA Tactを副業に使う事にした『🔰若葉マークのS』はこのスクーター用に汎用のサイドスタンドを購入した。
インターネットを介してすぐに注文してしまうあたりはイマドキの若者なのだが、やはり修行が足りない。
何とかして取り付けたいのは分かるが、ボルトオンと言う訳にはいかず適当な所でプレートを切断しフレームに溶接する事にした。
慌ただしい作業が終わる頃、『樵の巨匠』のガレージには雲の合間から日が差していたが気温は高くない。
明日の予報は曇り。
自分は所用のために参加できないので、「笑える土産話」を期待しながらXL250Rのメンテナンスを終わらせたいと思っている。