憧 憬 の 轍
2019年12月30日 為せば成る
当たらなくていい天気予報ほどよく当たる。
気温が低い割には湿った重い雪が降ったせいで朝方の道路は凍っていた。
交差点付近が渋滞しているのは右折車両の関係ばかりでなく、
接触事故が原因である事も多いのがこの季節。
そんな道路事情にもすぐに慣れ、
どこのメーカーのスタッドレスタイヤが良く効くとか効かないとか、
そんな話が出るのもこの季節だ。
新しい商品ほど良く効くのだが、やはり国産がイチバンでしょう。
振り返れば確かにいろんな事があった1年だった。
元号も5月に平成から令和に代わった。
即位した天皇陛下は生年月日から同級生に当たる。
こんなにも自分の年齢を意識して年を越すには初めてかも知れない。
おそらく誰もが様々な想いと共に新年を迎えるのだと思うが、
新年の御挨拶の前に、
この1年に受けた御厚意と、
駄文にお付き合い下さった皆様に感謝しなければならない。
謙虚な気持ちで年末年始を過ごすつもりだが、
目の前にはXL125K2のスペアエンジンと言うか、
普段使い用のXL125s再生のために手配した部品がある。
オーナーの『大魔神・O氏』が『樵の巨匠』と共にストーブの話で炎上しているうちにある程度は組み上げてしまうつもりだ。
腰下が組み終われば当然ながら腰上に手を付ける事になる。
シリンダーやシリンダーヘッドはサンドブラスト後に黒色の耐熱塗料で塗装する予定だ。
クランクケースのサイドカバーはまだ考えていない。
塗装の方が作業としては楽だが・・・。
26日に県南の町にあるリサイクルショップを訪ねて、
その帰路で結成された「PERFECTION研究会」の火の勢いは衰える事を知らず燃え盛ったまま年を越しそうだ。
27日の夜の事だが『樵の巨匠』はジャンク扱いの「芯が上下しない」状態のPERFECTION 730を落札した。
落札額をここに書く事は出来ないが、
埼玉からの送料を含めても「1諭吉」でオツリが来る程度だったので満足している。
興味のない人からすれば「またガラクタ仕入れて・・・」と言われそうな所業だが、
近々に芯を交換する予定の古いAladdin(これも石油ストーブ)と並べて慎ましい新年会を計画している。
「芯が上下しない」原因も単に古い芯が固着していただけだった。
『巨匠』はこの錆だらけの胴をステンレスで作り直し、
三角形のトレードマークまで複製しようか・・・、
なんて考えているらしい。
さらにモデル525にあるような小窓を付けようか、
などと言っている。
こんな話に『大魔神・O氏』が加わればおそらく周辺の雪も溶けそうだ。
この際、二人には燃え尽きていただこうかと思っている。
それにしても不思議なのはAladdinでは火が青く燃えるがPERFECTIONでは赤く燃える。
同じ燃料でストーブ自体の構造も大して変わらないように思えるのだが・・・。
そんな事を考えながら今夜もレギュラーを片手に思い出した事がある。
急いでオークションのサイトを開くと予想通り、
『大魔神・O氏』がPERFECTION 750DXを競り落としていた。
天気予報によれば明日の午後から元日にかけて、
前線を伴った低気圧の影響で荒れるらしい。
日本海側を中心に暴風雪になる恐れがあるとか。
太平洋側だからと安心してもいられないのだろうが、
やはり年末年始はのんびりと過ごしたい。