憧 憬 の 轍
2020年1月1日 元旦の過ごし方
明けましておめでとうございます。
旧年中の御厚誼に深謝し、
慎みながら新年の御挨拶を申し上げます。
いつもなら元日以外は休みであって休みでないような年末年始だが、
今年は5日まで少しゆっくり出来そうだ。
日帰り湯治に行こうかとか、
冬景色の写真を撮りに行こうかとか、
久しぶりにスキーに行ってみようかとか、
考えてはいたものの結局何処へ出かけるでもなく、
何の準備もしないまま元日を迎えた。
テレビをつけてみても、
普段いわゆるバラエティー番組をほとんど観ないので内容についていけない。
結局は作業場でエンジンの再生作業をしている。
これじゃ、いつもの週末と変わらねぇってか?
まぁ、これも性格なのかもしれない。
「面倒くせぇな・・・」と思いながらも手を付けてしまうと、
ある程度区切りが付くまで気になって仕方ないのだから。
トランスミッションの動きが今ひとつ悪く、
オイルを入れていないからだと決めつけていたがやはり納得がいかない。
縦割りのクランクケースは合わせたもののまだ本締めしていないので、
再び開けてシフトスピンドルやフォークにグリスを塗りまくった。
バラしたついでにギヤの順番も再確認。
グリスまみれのトランスミッションが1速から5速まで無理なく変速出来る事を確認して一安心だが、
それにしても元日からやる事じゃねぇべ?
このエンジンの腰下だけでもこの休み中に終わらせたい。
そのためにはクランクケースに関係する部品をある程度仕上げてしまわなければならない。
耳障りなコンプレッサーの音の中、
左右のカバーなどをサンドブラストして気が付けば外は薄暗い。
でもまだシリンダーやヘッドが残っている。
シリンダーヘッドやシリンダーのブラスト作業が一度で終わる事はまずない。
油洗で落としきれなかったオイルと砂が混じった物や見落としてしまった腐食部分などが少なくないからだ。
いつもの事ながら作業は2回目、3回目と続く。
空冷エンジンだから当然だが冷却用のフィンが深い。
奥の奥にまでメディアを吹き付ける作業は時間がかかる。
同じ姿勢は肩こりのもとだし、
体中が静電気を帯びて髪の毛は埃だらけ。
やっとシリンダーとシリンダーのブラストを終えた頃、
『大魔神・O氏』は昨年末に落札したPERFECTION 750DXが届き、
早速の試運転をしていた。
メールに添付されていた写真が👇これだ。
暖を採るだけでなく周囲が薄明るくなるようなストーブが欲しかったO氏とって、
このPERFECTION 750DXはまさに“ド真ん中のストライク!”らしい。
確かにストーブでありながらランプのようでもる。
作業場に集まるメンバーの新年会は3日夕方から『樵の巨匠』のガレージで、
巨匠自作の薪ストーブとAladdinの灯油ストーブ2台、
さらに昨年末に落札し届いたPERFECTION 730を囲んでの“ストーブ祭り”の予定。
いつもなら超低額の会費で飲み食いしているが、
今回は“酒と肴は各自持ち寄り”ルールで。
相変わらずバイクの話で盛り上がるか、
ストーブの話で燃え上がるか、
おそらく4日の朝はおぼつかない記憶を辿る事になるだろう。
夜9時からはお気に入りのドラマの“元日スペシャル”が放映される。
御歳暮に貰ったハイオクとツマミを傍らに。
何の予定もない正月休み、今夜は思いっきり夜更かししてみようかな・・・。
あらためまして あけましておめでとうございます
編集長のまことでございます
本年もあいかわらずのお付き合いのほど
よろしくお願いいたします。
編集長のおまけ~